ルーリン彗星の地球最接近日は過ぎましたが、観望好期はまだ続きます。
今晩20時における位置の目安はこちら↓(下は部分拡大図)
(Astroarts ステラナビゲータによる ※円は8×30双眼鏡の視野)
今晩はしし座の1等星レグルスと土星の中間点からややレグルス方向にいます。
彗星のすぐ隣に3.8等の星があって、それが見つかればしめたものです。
ただ、肉眼ではその3.8等星と区別がつかないかもしれません。
やはり双眼鏡は用意したいところですネ。
さて、日本では天気の悪い所が多くて、観測報告が集まってないようですが、
観測は世界中で行われていて、主にアマチュア観測者たちが情報交換する
インターナショナルな某メーリングリストには各国からの観測データが
続々と上がってきてます。
それによれば、25日にはまだ約5等の明るさを保っている模様で、
中には7×50の双眼鏡で長さ約2度の尾を見たという観測報告もありました。
満月の見かけの直径が約0.5度ですので、2度というと満月4個分に
相当する長さになりますね。結構立派な尾です。
まあ、かなり暗い空の下でないとそこまでは見えないと思いますが、
今後は彗星を斜め横から眺めることになるので、見かけ上は尾が長く
なっていく傾向にあります。ただし、淡くなるかもしれません。
それと、ダストテイルとイオンテイルがコマの東側(左側)に重なって
見えるようになるため、「串だんご」状態ではなくなりそうです。
それにしても、何とかならないもんですかねぇ、この天気。
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