仮称"SWAN25F"の新彗星は4/8に正式公表され、"C/2025 F2 (SWAN)"の認識符号
と名称が付きました。先日の近場での撮影で得られたイメージがあまりにもショボ
かったので、4/9に空の暗い所で撮り直してきました。その画像がこちら。
【スワン彗星(C/2025 F2) 2025/04/09】
ZWO ASI585MC+タカハシε-180EDC,STARRY NIGHTフィルター使用,1.6倍クロップ,
総露出時間12.5分(30秒×25フレーム σクリップ加算平均メトカーフコンポジット),
タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,
若干トリミングあり,静岡県東伊豆町にて
頭部のコマ部分が彗星特有の青緑色を呈しているのがはっきり分かるイメージで、
淡いながらイオンテイル主体と思われる直線状の尾も写ってくれました。ちなみに
画像上で確認できる尾の長さは1度ちょっと(満月の視直径の2倍超)ある感じです。
今のところ順調に明るくなっているらしく、光度は予想より高めの8等台に達して
いるとの報告も出てきてます。このペースだと来週後半に6等台に突入する可能性
もありますが、太陽との離角が小さくなって観測条件は厳しくなると思われます。
月明かりの影響も避けられなくなってくるので、肉眼ではもちろん小型双眼鏡での
眼視観望はちょっと難しいかなぁーって気がします。
機会があればまた狙ってみたいところですが、このところの不安定な天気が続くと
もう2度と撮れずにお別れとなるかもしれません。
時々、貴殿のブログを拝見しています。
私のブログ「新星空の友」をチェックして頂きまして、ありがとうございます。
暗い山へ遠征してのスワン彗星撮影、写りにくいイオンの尾がハッキリ写っていまね。
私は光害の空でどこまで写るか確認することも兼ねて、光害の自宅付近で撮影しています。
何とかかすかな尾が写りました。
今度は4/末~5/初の夕方低空のスワン彗星を撮影しようと思っています。
今年1月の24G3アトラス彗星の小型版の感じがします。
あまり期待しないで待つことにします。
今後もどうぞよろしくお願いします。
当ブログに時々ご訪問くださっているとのことで恐縮です。
個人的に被写体としての天体で大好物なのは他ならぬ彗星なので、
明るいものが現れるとスクランブル体制になります(^^;)
今回のスワン彗星はダストが多くないタイプのようなので、
24G3アトラス彗星より観望/撮影が難しいかもしれません。
近日点距離は昨年の紫金山・アトラス彗星よりも若干小さいので、
期待はしているんですけど、どうなりますでしょうかね・・・
近日点通過後は急速に南天へ移動していく見込みなので、
大化けするなら今月中であって欲しいです。