Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
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 7/16未明~明け方 天王星と火星が大接近

大遠征ミッション5・前編(2020/03/23)

2020-04-02 00:48:07 | さいとしーいんぐ

23日に日付が変わった時間帯に三脚とコンデジを抱えて部屋を出て、徒歩で少し北に向かったところで
撮影機材をセットアップ。真夜中に何をするのかというと南天の星空撮影なのでしたぁ。
この旅の最大ミッションに設定していた南十字星を捉えるため、コンデジのスタートレイル機能を使って
タイムラプス風動画を撮り、その中の1ショットを切り出したのがコレです。

たった数秒の露光ですが、結構暗い星まで写ってます。右下のカブリはホテル近くの街灯によるもので、
ちょっと邪魔な感じでした。でも、西表島は星空保護区に指定されているだけあって、白色光ではなく
少しでも目に優しいオレンジ色の街灯になっている点に配慮を感じましたヨ。
で、肝心の南十字星が写っているかどうかなんですが、どうも低空は雲に覆われてはっきりしません。
ステラナビゲータでシミュレーションするとこんな感じなのでした。

右下の辺りに写ってるはずなんですけど、やはり雲に阻まれているようで、4つの星は確認できません。
深夜1時まで粘って撮影を続けたんですが、雲が増えていってしまい、敢え無く撃沈ということに。
一応まだ2夜ほどチャンスは残されてるものの、今夜はとりあえず部屋に戻ってふて寝するのでした。
そして朝7時半頃に起床。身だしなみを整えて、メイン棟2Fのオーシャンビューレストランにて朝食後、
急いでお出掛け準備をして、ホテルのワゴン車にて大原港まで送ってもらいました。
この日は、事前に申し込んでいたマングローブクルーズ・由布島&星砂の浜観光のオプショナルツアーに
参加することになっていて、石垣島から高速船で渡ってきて日帰りでツアー参加する方々と合流するため
大原港にある所定の集合場所にやってきたのでした。で、少し余裕があったので、こんな看板を撮影。

イリオモテヤマネコについての簡単な説明とクルマを運転する人への注意喚起が記されてました。
右下の目撃情報の部分をクローズアップすると・・・

クルマにひかれる個体が結構多いようです。ヤマネコという名称とは裏腹に平地をうろついてるらしく、
夜行性のため夕方から宵の時間帯に道路に飛び出してくるケースがあって、要注意なんだそうです。
そうこうしているうちに石垣島出発組が高速船で到着し、マングローブクルーズ用遊覧船への案内開始。
その流れに合流します。ちなみに、こんな船に乗ります。

船内は景色を眺められるように仕立てられていて、割とオープンな感じ。

9:30頃出発。海側から仲間川の河口へ向かいます。

大きな橋をくぐって間もなくすると、こんなジャングルっぽい景色が広がってきます。

干潮の時間帯に入りつつあるせいか、根っこがむき出しになった木が結構見られました。

川の上流へ向かう途中で見られた「サキシマスオウノキ」。これは中位の大きさだとか。

で、しばらくして船着場に到着し、一旦下船して木道を歩き、辿り着いた先にそびえ立っていたのがコレ。

サキシマスオウノキの親玉です。これがメインの見ものなのでした。
下部に見られる板状の構造物は根っこで、「板根」というらしい。そのまんまの呼称ですねぇ。
そこをクローズアップ。

近くにある説明看板によると、この巨木の樹齢は約400年だそうです。幹回りは360cm、樹高は20mとのこと。
これを見学した後、船に戻って帰港の途につきます。その途中でカヤックツアーの人々が見られました。

自力で漕いで川巡りというのも面白そうです。
で、クルーズ終盤で船の操縦者兼ガイドの方から参加者に順次手渡しで回されて来たのがコレです。

この川に棲息するヤエヤマヒルギシジミという貝です。ん?シジミ? ハマグリの大きさを超えてますが・・・
これでシジミ汁を作ったら、ラーメンどんぶりに1個だけって状況になりそうです。
ちなみにガイドさんの話によると、食べてもおいしくないんだそうですヨ。
そんな話題もありつつ、1時間ちょっとのマングローブクルーズが終了。
次の目的地に向かうため、こんなバスに乗り換えます。

船浦橋手前のスペースで一時休憩となりましたが、そこにはイリオモテヤマネコ像がありました。

また、「ピナイサーラの滝」という沖縄県内最大落差(55m)の滝が遠くに見えたので撮影。

この後、バスは西表島の北側の玄関口である上原港を通り過ぎ、10分ほど走ったところで御食事処に到着。

このツアーは昼食付きなのでした。

(後編につづく)



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