goo blog サービス終了のお知らせ 

Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ

Sh2-199

2025-03-16 00:06:21 | シャープレス天体アルバム

【Sh2-199】
 赤経:02h54m34s 赤緯:+60゚24' 34"
 星座:カシオペヤ座
 視直径:120'
 他カタログNo.:IC1848,LBN667
 ニックネーム:胎児星雲,ソウル星雲(Soul nebula)
 南中日時(@東京):9月15日03時,10月31日00時,12月15日21時 ※あくまで目安です。


 撮影日時:2019/10/26 22:08
 撮影地:静岡県東伊豆町 
 撮影機材:キヤノンEOS60Da+タカハシε-180EDC,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
               タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5L-Ⅱ+PHD Guidingにより恒星ガイド
 撮影条件:ISO800,露出8分×10コマ
 画像処理:Digital Photo Professionalにて現像,ステライメージ8,PhotoshopCS3にて処理
 メモ:カシオペヤ座の東部にある大型の散光星雲です。データ上の視直径は満月4個分に相当する
    差し渡しがあります。日本では「胎児星雲」と呼ばれており、上の画像のように、北を上に
    すると左に頭部、右に胴体のある仰向け状態の胎児の姿がイメージできます。海外では西隣
    にあるハート形の星雲IC1805と一括りにして"Heart and Soul nebula"(ハート&ソウル星雲)
    の呼称が一般的なようです。ヒトの眼では感じ難いHα光(波長656nm)で輝いているHⅡ領域
    なので、双眼鏡や小口径望遠鏡での眼視観望はまず無理ですが、口径30cm以上の大型望遠鏡
    に星雲観察用の高コントラストフィルターを付けて覗くと、微かに輪郭部分が見えるらしい
    です。写真写りは良好な方で、長波長域まで感度のあるカメラであれば広角レンズでも容易
    に存在の分かるイメージを取得することができますが、特徴的な形態をしっかり捉えるなら
    85mm以上の光学系を使って撮るのが望ましいです。

 星図:


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成



最新の画像もっと見る