Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 10月中旬 紫金山・アトラス彗星が観測好期

EOS Raで撮ったプレアデス星団

2020-01-07 21:03:16 | 撮影機材

昨年最後の☆撮り遠征で狙った有名な天体の中にはコレもありました。


【プレアデス星団 M45】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
 総露出時間24分(ISO12800露出30秒,15秒,ISO1600露出15秒の各8コマを加算コンポジット),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,
 トリミングあり、山梨県北杜市にて

日本では「すばる」の名称でよく知られている天体です。肉眼でも簡単に見つけられる明るい星団で、
普通の視力の人なら5~7個ほどの星を確認できます。欧米での呼び名「プレアデス」はギリシャ神話に
登場する7姉妹のことで、星団中の明るい星には姉妹とその両親の名前が付けられてます。

写真では星団に纏わりつくように反射星雲が広がってるのが捉えられ、☆撮り屋は星雲のなるべく淡い
ところまで描出できるように長時間露光や画像の強調処理を行ったりします。
ただ、星雲を明るく表現すると明るい星が飽和状態になってしまうので、先日記事にしたオリオン大星雲と
同じように段階露光によるHDR処理で階調を良くすることがあります。
で、これもカメラのHDR撮影機能を使って撮ってみたんですが、画像の中心部だけトリミングすると・・・

オリオン大星雲の場合と同様に星が滲んでしまい、見苦しい画像になってしまいました。
ちなみにHDR撮影では3段階の露光で撮った画像を全部残せることが分かったんで、
+3,0,-3段の露光量で得られた画像を「ステライメージ」でマニュアルHDR合成をしたら・・・

不自然な恒星像になったりしないことが判明。こっちを強調処理したのが、本記事最初の画像なのでした。
天体撮影ではカメラ内部でのHDR処理が頼りにならないってことになるんでしょうかねぇ。
あるいは露光条件を変えれば改善されるのか? やっぱり諸々試さないといけないようで。



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