Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 9/5夕 西の低空で月と金星が大接近

縫い針に例えられる銀河

2019-04-18 22:40:00 | 遠征日誌

先週の金曜日は2週連続の☆撮り遠征となりました。
上弦の月が夜半を過ぎないと沈まないため、前週よりは余裕を持って出掛けられました。
天気は北関東の方が晴れ易い予報だったので、以前から気になっていた群馬県南部某所に向かい、
ひたすら下道を走って目的地に辿り着いたのは23時半過ぎ。まだ月が西の空で粘ってました。
月が沈むまでまだ小一時間ほどあったんで、いつもよりゆっくりと機材を組上げられました。
初めて訪れた撮影地は思っていたより山深くて視界が狭く、撮影できる対象が限られており、
天頂から少しだけ西に傾いたところに位置していたこの銀河をまずは撮影↓
ngc4565_vc200l_19.jpg

【紡錘状銀河 NGC4565】
 キヤノンEOS60Da+口径20cm長焦点反射望遠鏡,F9,ISO1600,
 総露出時間84分(7分×12コマ),中型赤道儀使用,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,
 群馬県富岡市にて
 
かみのけ座にある渦巻銀河で、回転面をほぼ真横から眺めた恰好のいわゆるエッジオン銀河です。
英語圏では"Needle galaxy"と呼ばれており、まさに針のような細長い姿が印象的です。
当ブログでは過去にも紹介したことのある天体ですが、少し前から借りたままの長焦点望遠鏡にて
大写しができたため、中央を横切る暗黒帯の構造がかつてないほど細部まで描出できた感じで、
前週のM51銀河の撮影画像と同様に、この銀河についてもパーソナルベストの画像に仕上がりました。
やっぱり春の銀河は長焦点光学系で撮る方が見応えがありますね。借用期間を延長したいところです。



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