Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 7/16未明~明け方 天王星と火星が大接近

Sh2-106

2024-02-04 17:52:01 | シャープレス天体アルバム

【Sh2-106】
 赤経:20h27m27s  赤緯:+37゚23' 49"
 星座:はくちょう座
 視直径:3'
 他カタログNo.:-
 ニックネーム:スノーエンジェル星雲(The Celestial Snow Angel nebula)
 南中日時(@東京):6月9日03時,7月25日00時,9月8日21時 ※あくまで目安です。


 撮影日時:2023/09/12 22:27
 撮影地:静岡県東伊豆町
 撮影機材:キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,StarScapeフィルター使用,
             タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+StellaShot2により恒星ガイド
 撮影条件:ISO1600,露出5分×12コマ
 画像処理:Digital Photo Professional4にて現像,ステライメージVer.8,Photoshop2024にて処理
             トリミングあり
 メモ:はくちょう座を形作る大きな十字の星の並び(「北十字」とも呼ばれる)の真ん中の星に当たる
    「サドル」から南南東へ3度ほど離れたところにある非常に小さなHⅡ領域です。惑星状星雲に
    ありがちな双極構造を持っていて、中央にくびれのある形態をしていますが、実体は星形成の
    場であるとされています。「スノーエンジェル星雲」という愛称が付いており、ハッブル宇宙
    望遠鏡が撮影したクローズアップ画像を見ると、そのように名付けられた理由も頷けますが、
    上の写真のように拡大率不足のイメージでは「こけし」を連想させる形態にしか見えません。
    小さくて淡いため、大口径の望遠鏡を使っても眼視確認は困難とみられ、見えたとしても南側
    の明るい部分だけでしょう。撮影対象としても不人気な天体ですが、長焦点の光学系で狙うと
    面白いかもしれません。

 星図:


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成



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