Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
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Sh2-311

2024-03-05 11:35:20 | シャープレス天体アルバム

【Sh2-311】
 赤経:07h52m20s  赤緯:-26゚26' 28"
 星座:とも座
 視直径:45'
 他カタログNo.:NGC2467,LBN1065+1066+1067
 ニックネーム:マンドリル星雲(Mandrill nebula),ドクロマーク星雲(Skull and Crossbones nebula)
 南中日時(@東京):11月30日03時,1月15日00時,3月1日21時 ※あくまで目安です。


 撮影日時:2024/01/11 23:26
 撮影地:静岡県東伊豆町
 撮影機材:キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,StarScapeフィルター使用,1.6倍クロップ,
             タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+StellaShot2により恒星ガイド
 撮影条件:ISO1600,露出5分×18コマ
 画像処理:Digital Photo Professional4にて現像,ステライメージVer.8,Photoshop2024にて処理
             トリミングあり
 メモ:冬の夜空で南天低くに見える「とも座」の北部にある比較的大きな散光星雲です。別カタログ
    ではこの位置に登録されている天体としてNGC2467があり、それは星雲と重なっている散開星団
    込みで星団+星雲として認識されているようです(星団のみがNGC2467と扱われたりもします)。
    独特の形態から「マンドリル星雲」の愛称があり、その他にドクロ(マーク)星雲という名称で
    呼ばれることもあります。口径数cmクラスの望遠鏡を使って眼視で見ても星団しか確認できず、
    星雲をしっかり見るには口径20cm以上が必要でしょう。写真撮影では比較的明るく捉えること
    ができますが、南中高度があまり高くならないので光害の影響があると淡い部分まで描出する
    のが難しいです。なお、電離酸素が発する緑色のOⅢ輝線の強いエリアが北東部にあり、電離
    水素が発する赤色のHα光が強いメインエリアと一緒にコントラスト良く撮るには、両輝線を
    限定的に透過するデュアルバンドパスフィルターの使用が望ましいと思われます。

 星図:


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成



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