今年もソバの季節がスタートした。
が、のっけから大失態のスタートである。
今年播種用の昨年の種子が見つからない。いつも保存しておく冷蔵庫の奥にない。慌てて、いたるところを探すが見当たらない。66歳、もう脳がイカレてきたのか、情けない。目指す「在来種」の復権など唱える資格などないのではないかと頭を抱えてしまう。
落胆極まりない中で、やむを得ず保存してあった昨年の播種用の種子(一昨年の種子)を播種することにした。播種日は、8月23日。いつもより2日遅い。これは種子を探していたからではなく、目論んでのこと。何年も播種していた8月21日が若干早いと考えたからである。
毎年、ソバの草丈が大きすぎる。それには幾つかの要因があるが、播種日が早いのがその1つである。草丈は1m程に抑えたい。それゆえ、今年は、播種日を2日遅らせたのである。もちろん、これだけで目標が達成可能だとは考えていないが。
ところで、「2年物」の種子を使ったことで発芽がどのようになるかが問題であったが現在におけるその帰結はどうか。播種5日目で発芽数を数えてみた。その数2252。ところで、播種重量は100gであったのでおよその発芽割合は67%(1000粒を30gとして)。
発芽には問題なかったが、2年前の種子を使わざるを得なかったという根本的問題は、残念ながら、何も解決してはいない。
写真は、播種4日目の写真(昨日)