娘の心が癒えるまで☆

娘がプー子してから半年以上になります。
昨日は職場に行く前の憂鬱な時間の夢をみたと笑って言っていました。
うなされてたかもしれないとも言いました。
そんなにダメージを受けていたんだと悲しくなりました。
娘はぽつりぽつりと去年の事を話しはじめました。

あ～、私は本人の為に早く就職しなさいと言い続けてきたけれど
これでは、逆にやる気が失せていただろうなと思いました。

娘は本当に頑張っていたのです。

私は娘を追い詰めていたのだと思いました。

娘はひ弱なタイプではありません。まだ10代で困惑していたのもあると思います。
いろいろと事情があり他の人より苦労をしています。

娘は高校の新卒者です。
高校の進路担当の先生に小さな事務の職場だと人間関係が大変ですよと言われていました。
それよりも、働きながら資格をとってスキルアップできるような所がいいんじゃないかなと
言われていました。
先生に言われた通りだと思いました。

私は専門学校へ行ったので資格を持っていました。
できるだけ広い世界をみたい、大きな会社に勤めてみたいと思い日本全国に支社のある会社に就職して上京しました。
研修場所は東京ではなかったのですが研修が終わると念願の東京で働けました。
いつも新宿駅で乗り換えて山手線の代々木駅まで通っていました。
今、思うと資格をとらせてくれた両親に感謝しています。

私は娘が音楽の専門学校へ行きたいと言った時、
音楽で食べていけるのかと思ったことと、お金がかかるねとかかりつけの病院の先生にも言われ
それは無理だわと諦めさせていました。
娘はPCが得意で同級生に教えてあげたりしていたので、それを活かせたらいいのではないかと
思ったのです。が、娘は乗り気ではありませんでした。
娘は二つの会社の事務の仕事の面接をうけました。
最初に受けた所は大きな会社で採用された時は嬉しかったのですが通うのに遠くてどうかな～と思っていました。
二番目にうけた所は比較的、家から近い所にある会社でした。
近い所のほうが通いやすいだろうと、そんな理由で選んで働きだした会社でしたが
女性の上司に徹底的にいじめられたようで疲れるのか朝起こすのが大変でした。
よくある話だし、社会が厳しいものだとわかるだろうと少し軽く考えていました。
娘は明るくふるまっていましたが会社から帰ってくると疲れてすぐに寝てしまう状態でした。
娘が同級生達に会って高校時代のお話をしたと言って泣き出したのを見て
娘は娘なりに頑張って苦労しているんだと思いました。
学生時代が懐かしかったのでしょう。ふと大丈夫かな～と思いました。
音楽の専門学校へ通わせてあげられたらなと思いました。

いろんな事があって結局、その会社は辞めたのですが最近、やっと落ち着いてきた感じです。
愛犬（番犬）にも目がいくようになったようでお水を点検したりジャーキーをあげたり
動画を撮ったり可愛がっています。心に余裕が生まれてきたようです。
朝、起こすのが大変だったのが少しずつ早起きになってきました。

それでも就活のお話になるとこっそり泣いているのを見て、これは無理かな～と思います。
10代の娘にパワハラはきつかったのでしょう。
私もくどくど言わないようにしました。

うちの家系は真面目で男子のいとこはみんなちゃんと働いています。
東京大学の大学院をでて東京で働いている者もいます。大卒が多いです。
それぞれの分野で頑張っています。
女子はみんな結婚しました。
みんな頑張っているけれどうちは仕方ないな～などと苦笑いしながら暮らしています。
娘の心が癒えるのを待ちたいです。
メンタルの病気にでもなったら10年単位で治療しなきゃいけないですからね。
私が、そうですから…。

病気を治して頑張らなきゃと思っています。
今は娘が元気になってくれる事を一番に願っています。
音楽の専門学校さえ通わせてあげられなかったのがちょっと辛いです。
私が元気に働いていたのなら可能だったろうと…。
頑張って節約して通わせてあげたかった。
ダメな親だな～と思いながらも一日、一日を頑張って生きていきたいです。
娘の心が癒えるのをずっと願ってきました。
まだ若いんだから頑張れって言ってます。
尊敬する小池一夫先生の本を読みながら今日も頑張ります。