野の花 庭の花

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この時期に珍しい紫の花弁が目立つ「 ムラサキナツフジ」(夏の花 2022-63)

2022年08月05日 08時08分27秒 | 

この時期に珍しい紫の花弁が目立つ「 ムラサキナツフジ」。二度咲きの藤の季節が終わった後に花開く。フジ属ではなくカレルヤ属の花だ。夏にこの紫は珍しいので中国でも鸡血藤とか大血藤のように、血の色でイメージされているようだ。

(2022年夏 神代植物公園)

夏の花シリーズ(2022年夏)

「キンシバイ」(初夏の花 2022-01)
「どくだみ」(初夏の花 2022-02)
「アマリリス・アップルブロッサム」(初夏の花 2022-03)
「カラー・ピカソ」(初夏の花 2022-04)
「ペンステモン・ハスカーレッド」(初夏の花 2022-05)
「オルレア」(初夏の花 2022-06)
「 サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス」(初夏の花 2022-07)
「アスチルベ」(初夏の花 2022-08)
「ゴデチア」(初夏の花 2022-09)
「ルリマツリ」(初夏の花 2022-10)
「アネモネ・ヴィルジニア」(初夏の花 2022-11)
「ハタザオキキョウ」(初夏の花 2022-12)
「サフィニア」(初夏の花 2022-13)
「エケベリア "七福神"」(初夏の花 2022-14)
「ホタルブクロ」(初夏の花 2022-15)
「ハクチョウソウ」(初夏の花 2022-16)
「マルバシモツケ」(初夏の花 2022-17)
「ブルビネ・フルテスケンス」(初夏の花 2022-18)
「オオヒエンソウ」(初夏の花 2022-19)
「キリンソウ」(初夏の花 2022-20)
「西洋オダマキ”イエロークイーン"」(初夏の花 2022-21)
「シラン」(初夏の花 2022-22)
「ワスレナグサ」(初夏の花 2022-23)
「トキワツユクサ」(初夏の花 2022-24)
「コウホネ」(初夏の花 2022-25)
「トリアシショウマ」(初夏の花 2022-26)
「タチアオイ」(初夏の花 2022-27)
「アルストロメリア・プルケラ」(夏の花 2022-28)
「ストケシア」(夏の花 2022-29)
「オランダハッカ」(夏の花 2022-30)
「ペンタス」(夏の花 2022-31)
「ダイヤモンド・フロスト」(夏の花 2022-32)
「ヒルガオ」(夏の花 2022-33)
「トレニア」(夏の花 2022-34)
「アカリファ」(夏の花 2022-35)
「サニークラウン」(夏の花 2022-36)
「ヒメヒオウギスイセン」(夏の花 2022-37)
「サルビア・ガラニチカ」(夏の花 2022-38)
「カンパニュラ・メディウム」(夏の花 2022-39)
「ルドベキア・ヒルタ」(夏の花 2022-40)
「エキナセア」(夏の花 2022-41)
「アガパンサス」(夏の花 2022-42)
「アカンサス・モリス」(夏の花 2022-43)
「シロタエギク」(夏の花 2022-44)
「ザクロ」(夏の花 2022-45)
「ネジバナ」(夏の花 2022-46)
「ヒルザキツキミソウ」(夏の花 2022-47)
「ハンゲショウ」(夏の花 2022-48)
「メマツヨイグサ」(夏の花 2022-49)
「アベリア」(夏の花 2022-50)
「オニユリ」(夏の花 2022-51)
「コバノランタナ」(夏の花 2022-52)
「ミズキンバイ」(夏の花 2022-53)
「ユウゲショウ」(夏の花 2022-54)
「キキョウソウ」(夏の花 2022-55)
「コメツブツメクサ」(夏の花 2022-56)
「ハマナデシコ」(夏の花 2022-57)
「ハマボウホウ」(夏の花 2022-58)
「ミヤコグサ」(夏の花 2022-59)
「カワラサイコ」(夏の花 2022-60)
「温帯スイレン」(夏の花 2022-61)
「ビヨウヤナギ」(夏の花 2022-62)

「 ムラサキナツフジ」

ムラサキナツフジ 紫夏藤markFlora of Mikawa
マメ科 Fabaceae カレルヤ属

別 名 サクコウ(醋甲)、サッコウフジ(醋甲藤)
中国名 网络鸡血藤 wang luo ji xue teng
英 名 evergreen wisteria
学 名 Callerya reticulata (Bentham) Schot
Millettia reticulata Bentham
花 期 (4)7~8月
高 さ つる性
生活型 常緑蔓性木
生育場所 栽培種
分 布 外来種 中国、ベトナム原産
撮 影 浜松市  19.7.13
ムラサキナツフジはマメ科カレルヤ属の栽培種。
 蔓性木、茎は太く、多数、分枝し、細く、うねがあり、褐色の毛があり、無毛になる。葉は小葉が (5 )7又は9個、葉軸は葉柄を含めて長さ10~20㎝、葉柄は長さ2~5㎝。小葉は卵状楕円形、長円形、線形又は狭披針形、長さ(3~)5~6(~8)㎝×幅(0.5~)1.5~4㎝、紙質、両面とも無毛又はまれにまばらに微軟毛があり、基部は円形、幅が狭くなり又は楔形、先は鈍形、尖鋭形又は小凹形。円錐花序は頂生又は小枝の先付近に腋生、長さ10~20㎝、しばしば、垂れ下がり、褐色の毛があり、花のつく小枝には密につく。花柄は長さ3~5㎜。花は長さ1.3~1.7㎝。咢は長さ3~4㎜×幅約5㎜、無毛になる。咢歯は短く、黄色の縁毛がある。花冠は紫色(栽培種は白色、紅色、紫色)、旗弁は卵状長円形、無毛、基部にカルスは無く、短い爪部がある。子房は無毛、胚珠は多数。豆果は乾くと黒色になり、線形、長さ約15㎝×幅1~1.5㎝、扁平、薄い革質、縫合は厚くならない。種子は豆果に3~6個、黒色、長円形、約長さ11㎜×幅7㎜。花期は4~8月。果期は6~11月。
カレルヤ属
  family Fabaceae - genus Callerya

 蔓性木(lianas)、攀縁性の低木、まれに、高木。托葉は無毛、ほとんどが脱落性。葉は奇数羽状複葉、小托葉は狭三角形、宿存性又は脱落性。小葉は(類)対生。花は対にならず、束生もせず、腋生又は頂生の総状花序につき、ときに、腋生又は頂生の円錐花序を形成する。苞は対応する花より短く又は長く、普通、脱落性。小苞は咢の上又は、まれに花柄の上部につき、宿存性又は宿存性でない。咢は普通、切形で、歯が短い。花冠の旗弁は外側が無毛~密に絹毛があり、基部のカルスが有又は無、基部が反曲する。翼弁と竜骨弁はほぼ等長。翼弁はしばしば、部分的に竜骨弁につく。雄しべは2体雄しべ(diadelphous)。旗弁の花糸(vexillary filament)は多の9本から分離する。子房はときに柄がある。豆果は非裂開又はのろのろと裂開し、質は薄く~厚い木質、平ら又は平らでなく、縫合線に翼は無く、ときに、厚くなる。種子は豆果に1~9個、丸みがあり、幼根は折りたたまれる。
 世界に約30種あり、南アジア、東南アジア、オーストラリア、ニューギニアに分布する。



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