飛燕の花の形がきれいな「オオヒエンソウ」。花の形は野草のセリバヒエンソウに似ているが、こちらは花が群生するので、それほどはっきりとは見分けられない。
(2022年初夏 川崎市)
初夏の花シリーズ(2022年初夏)
「キンシバイ」(初夏の花 2022-01)
「どくだみ」(初夏の花 2022-02)
「アマリリス・アップルブロッサム」(初夏の花 2022-03)
「カラー・ピカソ」(初夏の花 2022-04)
「ペンステモン・ハスカーレッド」(初夏の花 2022-05)
「オルレア」(初夏の花 2022-06)
「 サルビア・ミクロフィラ・ホットリップス」(初夏の花 2022-07)
「アスチルベ」(初夏の花 2022-08)
「ゴデチア」(初夏の花 2022-09)
「ルリマツリ」(初夏の花 2022-10)
「アネモネ・ヴィルジニア」(初夏の花 2022-11)
「ハタザオキキョウ」(初夏の花 2022-12)
「サフィニア」(初夏の花 2022-13)
「エケベリア "七福神"」(初夏の花 2022-14)
「ホタルブクロ」(初夏の花 2022-15)
「ハクチョウソウ」(初夏の花 2022-16)
「マルバシモツケ」(初夏の花 2022-17)
「ブルビネ・フルテスケンス」(初夏の花 2022-18)
オオヒエンソウ Delphinium grandiflorum (キンポウゲ科 ヒエンソウ属)
オオヒエンソウ;大飛燕草はシベリア、チベット、モンゴル、、中国に分布する多年草。英語名はSiberian larkspur。ヒバリなどの小鳥を意味しており、中国名の燕とよく似た命名である。学名のDelphiniumは、ドルフィン;イルカを意味するそうで、ツボミを見れば納得である。花が美しいことから多くの品種が作出されており、栽培されている。
さて、この花に出会ったのはモンゴルの草原。美しいので栽培かと思ったが、点々と生育が見られ、野生と判断した。モンゴルの色は青であり、寺院などでは青い布がひるがえっている。この花のイメージと重なっている。ところで、この花には見覚えがあった。チベットの草原で群れ咲いていたのを思い出した。もちろん、有毒植物である。