100CS＋GP700サイドカー その３

消耗品パーツの他、タイミングチェーン、クランクベアリングも交換。
ヘッドも無鉛対策その他、すべてやり替える。↓





キャブのO/H とレストアも完了。↓

100CS＋GP700サイドカー その２

いつものように、車両を全バラにするところから取り掛かる。↓



分解後、まずはボルトやナット類、その他メッキをする物を
ブラストにて錆取りをして、メッキ出し。↓





エンジンその他、アルミパーツ、フレーム等も、
ブラスト後、ペイント。↓

100CS＋GP700サイドカー その１

100RSも終わり、一段落したところで、
次の車両は、以前ちらっと紹介した、100CS＋GP700サイドカーで、
いよいよ本格的に取り掛かる。

今回は、車両本体のみのレストアと整備の依頼をいただいた。
これまで前回のRSと並行して作業を進めていたので、
現在はすでに立ち上げまで来ているのだが、
少し時間を遡って、紹介させていただく。

バラバラのサイドカー その11 ＜完成＞

長い時間をかけてレストアしてきたこの車両も、
いよいよ最後の仕上げの段階にきた。
再度、分解・点検・調整を行い、
洗車後は、オーナーへ渡すのみ。









この仕事をやっていて一番嬉しいのは、
オーナーが喜び感動してくれる時である。
古いものに乗るというのは、時間もお金もかかり大変だと思うが、
その分、喜びも感動もそれに比例して大きいものだ。

レストアとは、車両が単にキレイになるだけでなく、
自身の気持ちも、車両のようによみがえることだ。

新車のようになった愛車に乗る自分は、
あの頃のように若くはないが、気持ちは若い頃にタイムスリップする。
経験を積み重ねた今の自分が、未熟だった若い頃の自分ともう一度出会う。
そこからまた、新しいバイクライフがスタートする。
そこにこそ、レストアをする意味があると思うのだ。

完成した翌日、オーナーが引き取りに来てくれた。
オーナーにも新しいバイクライフを、心の底から楽しんでほしい。

バラバラのサイドカー その10

テスト走行のため、近場を少し走り回り、
エンジンの調子と車体の具合をみる。

なかなかいい仕上がりになっている。
新車にでも乗っている感じの走りに、とても満足。

無事テスト走行も終わり、
この後はさらに高速走行もやる予定。



今回はタイミングよく、近場でミーティングが行われるので、
慣らしを兼ねて参加。
高速の走りも申し分なく、快調に走ってくれた。

この後、エンジンの増締、その他点検をするため、
またバラシて組み上げる。

バラバラのサイドカー その9

フレームの仮組みも済み、隣の工場へ移動。
本車側アンダーカウルへのカーのフレーム取り付け穴加工、
その他細かな箇所も済み、これで本車側作業はすべて終了！
あとはボートを乗せて完成へ。↓



乗せるだけとはいえ、一番緊張する瞬間。
なにぶん一人なもので、慎重にやらねばならない。↓



何とか無事にフレームに乗ってくれた。
緊張のあまり疲れたので一休み。↓



ついにすべての作業が終わり、組み立て終了！
長い間ご苦労さまと、自分に言う。



この後、走行テスト＆点検、エンジンのセッティングと、
まだまだやる事はたくさんある。↓

バラバラのサイドカー その８

さて車両本体は、ほぼ組み上がったので、
場所を移動して、カーのフレームを取り付ける。↓



取り付け準備が整ったところで、組み立てにかかる。↓



取り掛かってみると、けっこう手間がかかってしまった。
やはり自分でバラしていないこともあり、
パーツを一つ一つ探し、確認しながらの作業だからだ。
あともう一息。↓