FLAT-SK フラット商会

バイク屋おやじの日々
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テスト走行

2009-10-22 | 中古車製作(R80+GP)
最後の仕上げは、いつも通りテスト走行
何度か近場を走り、セッティングに増し締め作業を繰り返した後、
ツーリング兼ねた長距離の高速走行に出かけた。
メンバーは3名。(写真は途中のSAにて)





今回の走行距離は1000k程。
走りについては、一言で言うと、最高に気持ちよかったです!

1000になったという事もあり、以前にも増して、
パワー、走り共に余裕が生まれ、
したがって乗る側にも気持ちのゆとりがあるので、
体の疲れ方がまったく違うのには、驚くほどだった。
とにかく、とても楽しい快適な走りだった。

ただ一つ残念だったのは、秋になってしまったので、
今回のテーマだった、<夏バテしない走り>が証明できなかったこと。
しかし来年の夏は、きっとバテることなく、
元気に走り回っていることだろう。

こだわり編 カラーリングの変更

2009-10-20 | 中古車製作(R80+GP)
こだわるのは、何も走りばかりではない。
特にカラーリングは重要なポイントで、
その車両の良し悪しを決める一つだと考えている。

自分自身、BMWのカラーリングには、こだわりをもって吹いている。
この仕事をする上で、自分で色が吹けるというのは、とてもありがたい。

今回も100になって、900カラーでは自分としては気に入らない。
そこで100sのワインレッドカラーに、本体とカーも、
丸ごと吹き変えた。

仕上がりは、以前のカラーより良い出来だと自分でも満足。
周りの評価もなかなか良く、ほっとしている。









R80 夏バテ対策

2009-10-06 | 中古車製作(R80+GP)
仕事に追われ、また夏の間のショールーム作りと、
久しぶりの更新となってしまった。

さて、以前から考えていたR80の夏バテ対策だが、
こだわればキリがないので、次の3通りの方法で作業を進めた。

  1、オイル系
  2、吸気系
  3、エンジン

1、オイル系

まずはこのパーツ、皆さんよくご存知のオイルパンスペ-サー。
このパーツ、なかなかすぐれもので、オイルの増量(3Lへ)と、
オイルクーラー効果の一石二鳥を狙った。
かなり期待がもてそうだ!



2、吸気系

人によって好き嫌いはあるが、エンジンのためなら迷わず新型へ変更!

新型がなぜこのような形へ進化したのかが、今回のテーマでもあるし、
ポイントでもある。
(しかしこれについての説明を書くと長くなるので省略。)
この使用も、それなりに期待できそうだ。

<夏使用>の写真を見てください。
夏バテの工夫が、燃料ホースにまで施してあります。
それ以外にも手を加えてますが、アイディアは見えません。

<夏使用> ↓



<冬使用> ↓



<夏使用>、<冬使用>で使い分けても面白いですね。

3、エンジン系

考えられるのは、今ついている鋳鉄シリンダをアルミシリンダーへ変更すること。
しかし中古のアルミシリンダーは、なかなか見つからない。
1000ccのものなら容易に手に入るので、考えた末、
改造申請が必要になるので、ちょっと大変だが1000ccにする。
パワーアップと冷却が両立できるなら、やるしかない!



↑ 1000ccへ変身!
これは相当期待がもてる。

BMW R80+ワトソニアンGPスポーツ(フラット仕様)-3.エンジン他

2008-11-19 | 中古車製作(R80+GP)
エンジンやミッションなど、今回のR80では、100/7と同等の整備と
レストアで仕上げている。
エンジンでは、パワー不足を改善するため、ハイカムを組み込み、↓





ついでにタイミングチェーンも交換した。↓



これ以外にも、フライホイルの軽量化、↓





キャブの変更、↓



INバルブのBig 化、無鉛対策を施し、

さらに、ポート研磨などの改良を加えた。↓



ミッションのオーバーホールに加え、↓



デフ最終減速比の交換。↓






11月8、9日の二日間で、サイドカー・ミーティングへの参加を兼ね、
走行テストを実施。
往復600キロ、道中、峠越えが大小合せ数カ所、
高速も100キロ程走ったが、トラブルもなく順調に走ってくれた。

一般国道では、セッティング変更と強化により、
車体とカーが、一体化した走りとなり、
カーの重量をまったく感じさせない。

コーナリングでは、低重心強化サス、アールズフォークの効果により、
ハンドルの取り回しは軽く、腕が疲れない。

少々のコーナーでも、アクセルを開けるだけで回ってくれるのが、
何とも楽しい!

高速走行では、ストレスをまったく感じる事なく、グイグイ加速し、
一緒に走っていたR100、K100のカーにもひけを取ることなく、
快調に走ってくれた。

自分も長いこと100ばかりに乗ってきたので、その良さは理解していたが、
今回、改良整備したR80に乗ってみると、100のように力任せに走っていく走りではなく、
90Sに似た、スムーズでなめらかなエンジンの回転が、何とも言えない気持ちよさで、
乗り心地としては、格段にいい。
これだけ手を入れると、R80でも快適な走りになることが分かったことは、
自分としても収穫であり、大満足だ。

乗ってよし、眺めてよし、触ってよしの3拍子に加え、
利便性よし、メンテナス性よしで、
100/7同様に5拍子そろった、この車両は、
クラシックファンを必ず満足させる一台だと思う。


100CS改のオーナーであるYくんにも、この車両に乗ってもらったところ、
「別冊モーターサイクリスト9月号」掲載中山サーキット参加
「僕の車両の弟分ですね」とのコメントをくれた。

試乗も行ってますので、ぜひこの乗り心地を体感してください。

BMW R80+ワトソニアンGPスポーツ(フラット仕様)-2.本車車体

2008-11-17 | 中古車製作(R80+GP)
BMW R80の本車車体の内容としては、まず自社特製アールズフォークへの変更。
同時に、Fフェンダーは、アールズフォーク専用で、
これもまた自社製作のフェンダーを取り付けた。





ペイントは、自分の好みで、90S仕様に仕上げた。



次に、今回100/7同様、目玉パーツの一つが、Rフェンダーである。
写真で見てお分かりのように、ロングフェンダーで、泥よけがあり、
センターにはワンポイントで、BMWのマークを付け、
見た目のグレードアップもはかっている。





機能面では、タイヤ交換を容易にするため、泥よけ部分が取り外しできるよう、
着脱式になっていて、タイヤ交換が楽になった。






<Rフェンダーについては、クラシカルタイプと、スポーツタイプの二種類を
 近日中に発売予定です!>



また、カー側のフレームと本車のスイングアーム間に、
トルクロッドを取り付けた。
このトルクロッドは、スイングアームの左右のよれを取ると同時に、
フレームへの負担を軽減する効果がある。
それに加え、本車のパワーをカー側フレームへ伝える役目も果たす。


BMW R80+ワトソニアンGPスポーツ(フラット仕様)-1

2008-11-16 | 中古車製作(R80+GP)


今回先に完成した車両、BMW R80+ワトソニアンGPスポーツ(フラット仕様)は、
R80を90Sカラーに仕上げ、100/7にも負けない仕様と仕上がりで製作した。

まずカー側からのセッティングの取り付けは、
従来、抱き合せなので、すべてを直付けに変更し、フレームのよれをなくした。



ついでに、スイングアームとカー側フレームに、トルクロッドを取り付けた。



そして今回は、何と言ってもカーのボートに注目していただきたい。
『こんなの出来たらいいなぁ』とういうのを実現しました!
GPファンにとっては、朗報になると思います。
スクリーンの開閉トランクの開閉により、GPスポーツの利便性が向上し、
ツーリングに出かけるのが、さらに楽しくなるはずです。









スクリーンの開閉加工については、スクリーンを開けて見てもらえれば
すぐ分かると思うが、加工したとは気づかないほど、
自然に仕上がっていると思う。



雨の侵入を防ぐため、水切りもしっかり作ってある。↓



スクリーンのふた内側も、強度と見た目にこだわり、二重構造になっている。
ただ切り取り、開け閉め出来ればいいという加工ではないことが、
分かっていただけると思う。



トランクのふたの加工も、一見すると、型から抜いたように見える仕上げにした。



ヒンジの部分と水切には、特にこだわって作り、
さらに、すべてが自然に見えるように仕上げた。





(GPスポーツの加工の受付は、しばらくしたらお知らせさせていただきます。)