FLAT-SK フラット商会

バイク屋おやじの日々
ホームページ https://flat-sk.com

ハンドル振れ

2021-06-03 | 修理




 モノサスのハンドル振れは、結構ある様です。
 前回にも紹介しましたが、今回このモノサスRSも長年ハンドル振れに悩まされてきた様で本人なりに対策はしてきたのですが、それでも解決しきれないので、今回この振れを解消すべくハンドルダンパーを取り付けました。続く

*おまけ*







 ケンカをうってみたものの、勝ったためしがない。







R100RS+EMLサイドカー エンジン・ミッション修理 6

2012-05-25 | 修理
さっそく、ノーマルとは何が、そしてどこが違うのかを
比べてみることにする。

(以下の写真は、右がノーマル。)

ギヤーのパーツはすべてカイザー製で、ノーマルのものは一つもない。
カムはノーマルを加工してあるようだ。











さすがカイザーさん、すごいです!
今回も大変いいものを見せていただき、勉強になりました。


珍しい修理、5

2012-04-14 | 修理
いざ、走行テスト!

走行テストはいつも楽しいものなのだが、
今回ばかりはちょっと違う。
やはり緊張する。

少し回転を抑え気味にして、徐々にスピードを上げていく。
走り初めはエンジンの回りも固く、
ギクシャク感はあったが走りと共によくなり、
快適に走ってくれた。

100キロ程の走行だが、さすが4バルブ。
ノーマルとはまったく違い、力強いトルクに加え
ハイカムのようなスピードの伸びが伝わってくる。
4000回転までの走りではあったが、十分楽しめた。
さらに上の回転での走りはもっと楽しい事と思う。

走行テストも無事終了し、ホッとした。
今回このような形で貴重な体験が出来た事、
オーナー様には大変感謝する次第です。
ありがとうございました。
今後もますますバイクライフを楽しんでください!


珍しい修理、4 (エンジン始動)

2012-04-13 | 修理
プラグを取付け、セルボタンを押す。
元気よくセルが回る。
はて?ノーマルに比べ、かかりが悪い。

なぜかと考えてみると、このバルブのタペットクリアランスが、
0設定になっているという事だった。

しばらく繰り返すと、いきなりすごい振動とともにエンジンがかかった。
あわててエンジンを切る。
若かりし頃、まだ修理を覚えたての頃に、
こんなシーンがあったのを思い出す。

2回目以降はすんなりとかかる。
しかし左右のバラ付きがあり、調子は今一つ。
何度か調整を繰り返し、ようやくアイドリングが安定してきた。
しばらく温め、徐々に回転を上げる。
ノーマルとは違い、力強いトルクがアクセルを握る手に伝わってくる。
走行テストでは、どんな走りをしてくれるか楽しみだ。


珍しい修理、3

2012-03-28 | 修理
さて、クラウザーのその後だが、
基本的にノーマルと同様に組んでも問題はないと思うのだが、気になる。

今回のように初めて経験する修理は、けっこうある。
現物合わせの作業ではあるが、仮組を何度も繰返し、
最終的には自分が納得出来るかどうかで判断する。
理解を超えるものについては、
結果オーライでいくしかないと考えている。



何とか組み上がったところで、手回しでクランキングしてみる。
別に異常は感じられない。



次はセルでのクランキング。
一発目は、やはり緊張。
何回かに分けクランキングする。
問題のない事を確認。
オイルラインのエアー抜きを済ませた後、いよいよエンジン始動に入る。


その他の作業を

2012-03-01 | 修理
Rシリーズは、製造されてから、かなりの年数が経っている。
外観的にも色褪せ、くたびれているものが多い。
そういった中で、自分の気に入ったカラーリングに吹き替え、
楽しむオーナーが増えている。
ちょっとしたリフォーム感覚である。
出来上がって乗る時には、きっと楽しいことと思う。

この春には、乗ってきてくれると思うので、
その時はまた紹介することにしよう。

これ以外にも何台かレストアを含め、進行中の車両があるので紹介してみる。
楽しんでもらえたら幸いである。






珍しい修理、2

2012-02-03 | 修理
まず、ヘッドの漏れがないか点検から。
タペットの長さも、IN、EX で違っている。



今回の仕様変更で、ノーマルと違う点は、
ヘッド、ピストン以外に、プッシュロッド、スタッドボルトがある。
当初、意外と簡単に組めるかもと思ったが、
プッシュロッドにスタッドを測ってみると大変!
全部の寸法がバラバラである。
どう組み込んでよいやら、まったく分からない。
いい知恵が出るまで作業を中断することに。
やっぱり甘くなかった・・・。





珍しい修理、1

2012-01-17 | 修理
ちょっと珍しい修理の依頼があった。
モノサスのクラウザーに、4バルブヘッドを組付けるという作業である。
今ではめったにお目にかかることはない代物でもある。



まさか自分がやるとは思いもしなかったので、ビックリ!
出来るかどうか、まったく自信はない。
でもこんなチャンスはめったにない事なので、
勉強のつもりで受けることにしたが、失敗のリスクがデカイのがちょっと怖い。



今まで組んだものを見たことはあったが、
中の構造を見るのはこれが初めて。
へぇ~、こんな風になっていたんですね。





まずは組付ける前に、各パーツの洗浄とブラスト、
その後、徹底的に観察し、各パーツの測定から始めることに。
なにせマニュアルもデータもほとんどないので困ったものである。
時間をかけるしかない。