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日暮里発 吹かそう幸福実現の風

日暮里から幸福実現の風を送っています  

12月13日(金)のつぶやき

2013-12-14 | 日記

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2013-12-13 | 日記

 

アメリカの財政議論から日本が学ぶべき教訓

[HRPニュースファイル849]転載

◆ひとつ越えた、アメリカ積年の課題

12月10日、アメリカ財政問題を協議する超党派委員会において、今後2年間(2015年9月末まで)の予算編成の枠組みで合意に至りました。当面は、アメリカ政府機関が閉鎖(シャットダウン)することはなくなりそうです。

<合意案の主なポイント>
・裁量的経費の予算規模を約1兆ドル(103兆円)とすること。
・歳出の強制削減を2年で約600億ドル緩和
・年金の掛け金の引き上げ、連邦職員退職手上げの削減、空港利用料の増額
・社会保障制度や税制の抜本改革は見送り
(12/11朝日夕刊1面・12/12日経朝刊3面を参照)

ちなみに、裁量的経費というのは、教育、農林水産業、軍事など、毎年の予算審議を経て歳出予算法によって割り当てられる経費のことを意味します。裁量的経費と、義務的経費(年金や公的医療保険を含める)でアメリカ連邦予算は構成されています。

今回の合意案は、あくまで裁量的経費についての合意であり、今後膨れ上がる社会保障費を含めた義務的経費(連邦予算の約6割)については、議論されておりません。

したがって今年3月から始まった歳出の強制削減も緩和されるなど、アメリカが本来意図していた財政健全化はなし崩しとなっており、アメリカの財政緊縮路線そのものに疑問を感じざるを得ません。

◆アメリカ財政が抱えるもうひとつの課題:債務上限問題

今回の合意案で、アメリカの財政問題は一安心かといえば、残念ながらそうとは言い切れません。

懸念として残るのが、アメリカ連邦債務の上限問題です。アメリカ連邦政府はお金を借りる限度額として、16.7兆ドルと決められています。債務上限額以上に、国債を発行してお金を借りることができないのです。

既に上限額を超過しており、今は、暫定的に国債の発行が認められている状況ですが、その期限は来年2月7日です。この時までに債務上限幅を、共和党と民主党で合意する必要があります。

ここで合意しなければ、いわゆるテクニカル・デフォルトという、本来は支払う能力はあるにもかかわらず、自国の法律によって、国債を発行できず返済が滞るという状況に陥ってしまうのです。

◆今回の合意案の背景にある、2014年中間選挙

今まで、予算案の議論における、共和党と民主党の対立の溝は大きかったにもかかわらず、なぜ今回合意に至ったのでしょうか。そこには、来年2014年に控える中間選挙が背景に挙げられます。

中間選挙とは、大統領選挙の中間にあたる年に行われる、アメリカ連邦議会選挙のことで、上院議員の3分の1、下院議員の全員を改選されます。民主党と共和党とも、ここで議席を伸ばすことで、議会の主導権を握りたいという思惑があります。

今年10月1日から16日にかけて、政府機関の閉鎖(シャットダウン)と、債務上限の引き上げを決断しないことで、アメリカ国債のデフォルト懸念を金融マーケットに広げたことは、記憶に新しいことですが、これが大きな原因となって、共和党も民主党も支持率を下げました。

アメリカ国民の議会に対する不信の高まりが挙げられます。大手調査会社ギャロップ社によると、アメリカ連邦議会に対するアメリカ国民の支持率はわずか14%と1974年からの同社による調査開始以来、最低水準となっていることからも、議会に対する厳しい風当たりを伺い知ることができます(12/12朝日朝刊12面)。

◆日本が採るべき政策とは?

FRBの予想によると、2014年のアメリカの経済成長率は3%としており、確かに経済成長はしますが、あくまで想定の範囲内です。今後、中間選挙を気にしながら、共和党と民主党は妥協案にとどまり、財政緊縮路線の流れの中、大胆な財政政策を打ち出しにくいことからも、今後数年は大胆な成長戦略をアメリカが表明する可能性は低いと考えられます。

日本が置かれた環境は、2020年の東京オリンピックをひとつの節目とするなど、さらなる好景気を迎えられる環境にあることは間違いありません。しかし、残念ながら、日本はこの状況を活かしているとは言えません。

中小企業の景況感が未だ回復していないのです。中小企業は420万社あり、日本企業の99.7%を占め、従業者数の7割を雇用しています。円安で回復しつつある製造業の景況感を、中小企業と大企業で比較しても、20ポイント近く離れており、中小企業の景況感は回復傾向にありつつもまだマイナスの状況が続いています。

回復途上にもかかわらず、中小企業向けの融資100%保証の対象を2014年から縮小する方針も出されている状況で(2013/12/12 日経朝刊5面)、さらに来年4月1日には、消費税が8%ともなります。原発再稼動が遅れれば、エネルギーコストものしかかります。

さらに、軽減税率を消費税10%に導入することを出して、消費増税10%を既定路線化しようという動きも出てきています。まるで、リハビリ中のけが人に、重い荷物を持たせる政策がおこなわれているのです。

今回のアメリカの事例からも分かるように、緊縮財政路線では経済は持ちません。経済成長による財政健全化へと考え方を切り替える必要があります。今、日本がそれをできれば、他国の成長をも牽引できる可能性も十分にあるのです。

アメリカで起きている財政問題を教訓として、日本は増税ではなく、経済成長路線へ転換する絶好のタイミングを活かすべきです。

(HS政経塾部長 兼 政務本部部長 幸福実現党東京都第9選挙区支部長 吉井としみつ)
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マスコミは、国民の「知る権利」への奉仕を怠ってはいないか

2013-12-12 | 日記

 

マスコミは、国民の「知る権利」への奉仕を怠ってはいないか

[HRPニュースファイル848]転載

 

◆「強行採決」との見方は民主主義の否定ではないか。

日本では、「特定秘密保護法」の国会成立に関して、マスコミが国民世論を煽動して大きな運動となっています。

先週の参議院での採決にあたり、あたかも安倍政権が国民の意思を無視した判断をしているかのような報道が続いています。

現代は、憲法に基づき、国民により選出された国会議員の多数決によって法律の制定が決まります。

そうした意味では、マスコミにおいて「強行採決」という言葉が行き交っている現状をみる限りでは、本当に民主主義を認めているのか、疑問を抱かせるものがあります。

確かに国民が大規模なデモを行い、その反対の意思を表明しなければならない時もあるかもしれません。

しかし、今回の報道や国会周辺の「デモ」を見る限り、かつて1960年、自民党岸内閣の元での安保改定の時に、詳しい内容も分からず「安保反対」と叫んでいた人たちに状況が似ていないでしょうか。

民主党政権の時には、選挙の折に掲げていた政策が180度異なるという異常事態がありましたが、現在の安倍政権においては、元から国防強化の方向は明確に掲げていました。決して民意を裏切ったわけではありません。

繰り返しになりますが、今回の採決は、日本国憲法に基づいて国会議員の多数決によって決まったのです。

そして賛成をしたのは、これまでの国政選挙において国民から選出された議員であるのです。マスコミは民意を否定しているのでしょうか。

 ◆国民が知るべきことは多い

今回の法案成立に関して、マスコミの多くは「国民の知る権利」が損なわれる、との報道が続きました。なるほど、確かに現時点において、国民には多くの知るべきことがあります。

たとえば、中国がなぜ、尖閣諸島を含む空域を「防空識別圏」としているのか。また、なぜ中国は核ミサイルを造ってもよく、日本は原子力発電施設ゼロを目指さなければならないのか。

なぜ、中国は尖閣や沖縄を「核心的利益」と言い放っているのか。これらの事は、日本国民の生命・財産にかかわる大切なことです。しかし、この事について、マスコミは事実を広く伝え、警鐘を鳴らそうとしているでしょうか。

 ◆北朝鮮の実力者失脚の理由は何か

また、喫緊のテーマとして国民が知るべきなのは、北朝鮮の実力者といわれた張成沢氏の失脚であります。

張氏は、金正恩氏の叔父にあたり、現在、北朝鮮の実質的なナンバー2として知られていました。張氏が、去る12月8日の政治局拡大会議において、全役職から解任し、党から除名される事となりました。

大変珍しい事に、テレビでは、張氏が連行される様子を画像として放送しており、金正恩氏が今回の更迭劇に対していかに強い影響力をもっていたのかを伺うことができます。

公の発表では、「党の決定に従わなかった」「女性関係などの乱れ」をその理由とあげていますが、今回の事件はいうまでもなく、日本としても重要な事であります。

なぜなら、朝鮮半島情勢は、大きな緊張が続いており、軍事的な動乱が再び起こる可能性が排除できないからです。

この国は、共産主義社会で、その国民の言論の自由が妨げられている社会でありますが、金正恩体制となってから2年が経過しようとしている中、独裁体制が強化される流れがはっきりしてきました。

特に今年の4月には核保有国をほのめかし、国際社会でも大きな存在感を示すことになりましたが、今後、どのような国家戦略を持つのか、今回の張氏失脚について、日本のマスコミの方々に対し、国民の「知る権利」への奉仕を求めるものであります。

 ◆根拠のない風評に基づく「河野談話」白紙撤回への運動に協力を!

以上のように、私は日本のマスコミに対して、国民の知る権利への奉仕を強く求めるものでありますが、幸福実現党は、今「日本の誇りを取り戻す」運動として、「河野談話白紙撤回」を求める署名活動を進めています。

河野談話とは、いわゆる「従軍慰安婦」問題について、日本政府が公式に認めたかのような印象を与えるものでありますが、歴史的事実として根拠のない風評を公式見解としたものです。

先日、産経新聞がこのことを大きく取り上げましたが、他のマスコミは沈黙を守ったままで、国民の知る権利が大きく損なわれています。

詳細には、幸福実現党ウェブサイトにてご覧いただけます。
幸福実現党特設サイト http://info.hr-party.jp/2013/2524/

多くの日本国民の知る権利に奉仕するため、この事実を伝え、日本が決して悪い国ではなく、世界の繁栄を創造していく潜在力をもっている素晴らしい国家であることを、確認してまいりましょう。

どうか、皆さまのご協力をお願い致します。

(文責・政務調査会チーフ 小鮒将人)
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わが国の生き筋 ~TPP参加と減反廃止~

2013-12-11 | 日記

 

わが国の生き筋 ~TPP参加と減反廃止~

 [HRPニュースファイル847]

 ◆「減反廃止」という誤報?が紙面を飾る 

今秋、新聞主要紙が50年近く続けられてきた「減反廃止」、コメ政策の大転換と相次いで報道しました。生産調整(減反)は5年後の平成30年度(2018)をめどに廃止すると驚くべき内容でした。

しかし詳細に検証しますと「減反廃止」報道は間違いであり、「減反維持」が実情と思われます。

政府は11/26、農林水産業・地域の活力創造本部会合を開き、コメ政策見直しの全体像を決めました。

主なものとして、

(1)平成29年度までは、現行通り国が生産数量目標を配分する(生産調整=減反)。

平成30年度をめどに、行政による生産数量目標に頼らなくても、国の需給見通しなどを踏まえ、生産者や集荷業者・団体中心に需要に応じて生産する体制に移行する。

(2)現在10アールあたり1万5千円というコメ農家に対する戸別所得補償を5年後に廃止する。

(3)飼料用米への助成で補助金を導入拡充する。水田での主食用米以外の生産を誘導する。

これに対する補助金を、現行10アール一律8万円を収穫により変動させ最大10万5千円とする。

このように政府が生産目標数量の配分を行わないことと戸別所得補償を5年後に廃止することに目がいき、主要紙は減反廃止と報じたと思われます。

しかし、実際には減反面積への減反補助金は依然として交付され、これは維持であって減反廃止ではありません。

 当会合を受けて翌日(11/27)の産経新聞は「減反廃止を政府決定~コメ政策、大転換」と一面で「減反廃止」と報道していますが、日本農業新聞は「米政策見直し~主食用以外に誘導」と減反廃止という表現は見られません。

 ◆実態は、民主党の減反政策から自民党の減反政策への転換

実情は、民主党の減反政策を廃止し、自民党の減反政策を実行するということであります。

キャノングローバル戦略研究所の山下一仁氏は、Webronza11/4,11/5の中で、次のように指摘しています。

「自民党は、主食用のコメの作付けが増えないようにするために、非主食用の作付けを増やす補助金を増額し、「水田フル活用政策※」をさらに拡充しようとしていることに他ならない、減反廃止どころか強化ではないか」

農水省は非主食用(飼料用)に450万トンの需要が見込めるとしています。

現在、米価の維持のための減反政策に投入している税金は5000億円を超えると言われていますが、飼料用450万トンを生産するために補助金が7000億円に増えるという試算もあります。

同時に高い米を買っていることで消費者が負担している金額も5000億円と言われています。

本来、減反廃止の効能とは、米価が下がるということにあるはずです。非主食用への「転作」により主食用コメの生産はさらに減少するかもしれません。

事実上の減反強化で、米価は下がらないことになります。コメ政策の見直しにより、さらに財政負担と消費者負担が増えるのです。 

 ◆TPP交渉で守るべき聖域とは、衰退の一途をたどるコメ市場?

農業従業者はピーク時の1/6に減少しました。( 昭和35年、1340万人の従事者が平成24年、240万人)しかも平均年齢は66歳です。50歳以下の従事者は一割未満です。

米の生産量もピーク時1500万トンから1994年1200万トン、現在800万トンに減少。

農地の面積は、1960年代初頭714万ヘクタール、現在459万ヘクタールまで減少。250万ヘクタール減少しました。半分が転用、半分が耕作放棄となっています。

多額の税金を投入して一番保護してきたコメ市場が、一番衰退しているのです。TPP交渉で聖域を守れという聖域とは、衰退の一途をたどる国内市場に他なりません。安楽死を迎えさせてくれということなのでしょうか。

 ◆日本のコメの品質は世界最高峰

しかし、日本のコメの品質、味は世界最高峰です。世界の食市場は、平成21年340兆円から平成32年には680兆円まで拡大すると予想されています。

中国では、富裕層になればなるほどインディカ米からジャポニカ米に嗜好が変わるといいます。

日本の米価はここ10年で3~4割安くなっています。中国米、カリフォルニア米等と3割程度まで価格差が縮小しています。

日本のコメを世界に輸出することこそ、生き筋であります。米価を下げることは、内外価格差を解消し、国際競争力を増すことに他なりません。

TPP参加、減反政策の廃止等、規制撤廃こそ日本の農業が強くなる生き筋であると考えます。
(文責:幸福実現党岐阜県本部政調会長 加納有輝彦)
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12月10日(火)のつぶやき

2013-12-11 | 日記

特定秘密保護法で「菅直人政権が行った都合の良い情報の隠蔽は起きない」・・msn産経 goo.gl/QUByl0


日本よ、アジアの盟主たれ――FRB緩和縮小後の世界を考える goo.gl/x5vquB



日本よ、アジアの盟主たれ――FRB緩和縮小後の世界を考える

2013-12-10 | 日記

 

日本よ、アジアの盟主たれ――FRB緩和縮小後の世界を考える

[HRPニュースファイル846]

 

◆バーナンキ米国連邦準備理事会(FRB)議長の後任

来年1月に任期が切れるバーナンキ米国連邦準備理事会(FRB)議長の後任として、ジャネット・イエレン氏の議長就任が決定し、初の「女性議長」誕生が期待されております。

イエレン氏は、先月14日の米上院公聴会で、現在の失業率に関して「まだ高すぎる」との見解を明示しており、失業率が目に見えて低下するまでは量的緩和が継続されると予想されます。

世界に大量のマネーが供給されれば、世界の金融市場で一段とリスクオンの流れが加速します。

実際、イエレン氏の声明が発表された11月第2週は日経平均株価も大幅に高騰しました。上昇幅は15年間で最大の1079円。現在はやや落ち着きつつあるものの、2007年12月以来の高値水準を更新しております。

 ◆回復基調の先進国、不調の途上国

バーナンキ議長の積極的な緩和策、そしてイエレン氏の議長就任決定などによって、リーマン・ショック後、10%を超えていた米国の失業率は7%まで低下し、米国は株価最高値を続伸し続けております。

日本も今年4月の異次元緩和の効果もあって株高が演出され、長いデフレ不況から脱却の兆しも見え始めております。

日米欧共に先進国は現在、歴史的な金融緩和政策の効果により、ゆっくりとではありますが、経済は回復に向かっていると言えるでしょう。

一方90年代、00年代と高い成長を誇ってきた途上国経済は、インフレや通貨安で苦しめられ、いまいち調子が良くありません。

 ◆量的緩和縮小のインパクトを考える

さてイエレン氏の議長就任により米国の量的緩和・早期縮小の可能性は遠のきましたが、来年の3月辺りにはやってくると予想されております。

では米国の量的緩和縮小は世界経済にどのようなインパクトを与えるのでしょうか。

米国にとっては緩和の継続も縮小も悪いことではありません。

量的緩和によって米国の失業率は下がり、株価は続伸を続けました。一方、量的緩和の縮小はリーマン・ショックから米国が本格的に復活したことを意味します。緩和縮小は「米国は非常時を脱した」というメッセージです。

緩和縮小によって一時的に金融市場が不安定化することもあるかもしれませんが、中長期的には再び「強いドル」を目指して米国の株や不動産に資本が還流してくることが予想できます。

米国の緩和縮小は日本にとっても悪いことではありません。ドルが強くなれば相対的に円が安くなり、日本の大企業、輸出企業の回復を後押しするからです。

では米国の緩和縮小は途上国に何をもたらすのでしょうか。

途上国の今の課題はインフレと通貨安です。米国の量的緩和縮小は「強いドル」を復活さるため、相対的に途上国通貨は安くなります。

エネルギー等を輸入に頼るアジアの途上国は通貨安によってインフレが加速します。途上国に向かっていた資本はドル高によって米国に反転するため、途上国は通貨安・インフレ・対外債務危機という三重苦に見舞わられる可能性が高まります。

 ◆日本よ、アジアの盟主たれ

そうしたなかで、アジア新興国経済の危機に手を差し伸べられるのは世界一の債権国・日本しかありません。日本経済の復活を考える上でもアジア経済の梃入れは欠かせません。

2014年、米国の量的緩和が終了に向かい、世界経済の潮目が変わる時、日本はこの変化に対応し、チャンスに変えていかなければなりません。

日本政府は日本企業によるアジア新興国への対外投資を後押しし、アジア新興国の雇用を支えると同時に、TPP推進により輸出先としての日本市場を開放していくべきです。

日本政府がアジア開発銀行や政府系金融機関を通して、積極的にアジア新興国通貨建ての債券やファンドを買い支えていくことで、アジア金融市場にはいっそうの厚みが生まれます。厚みのある金融市場は危機に強いアジア経済をつくります。

中国の不良債権問題や賃金上昇、反日感情などチャイナ・リスクを考えて、生産拠点を東南アジアに移したい日本企業も多数あるはずです。

そうした日本企業のためにも、政府は国際協力銀行や政策投資銀行など、政府系金融機関を動員して、生産拠点の移転を金融面から積極的に支援していくべきです。

アジア新興国を危機に強い経済に変え、先進国化を促していくことは、アジアの需要を取り込みたい日本経済にとっても多大な利益をもたらします。

幸福実現党は安全保障面だけでなく、経済面からも「アジアの盟主としての日本」を復活させてまいります。(HS政経塾2期生 川辺賢一)
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12月9日(月)のつぶやき

2013-12-10 | 日記

特定秘密保護法で「菅直人政権が行った都合の良い情報の隠蔽は起きない」・・msn産経

2013-12-10 | 日記

 

特定秘密保護法で「菅直人政権が行った都合の良い情報の隠蔽は起きない」

(msn産経ニュースより引用)
 
12.10 00:40

 安倍晋三首相は9日夕、臨時国会閉幕を受け官邸で記者会見し、今月4日に創設された国家安全保障会議(NSC)の事務局となる「国家安全保障局」の初代局長に、谷内正太郎内閣官房参与を充てることを正式に表明した。谷内氏に関し「年明けに同局が発足したら、ただちに世界を飛…[記事詳細]