日暮里発 吹かそう幸福実現の風

日暮里から幸福実現の風を送っています  

「政治家の使命」とは何か――政治家の心意気こそ経済成長の牽引力

2011-12-31 | 日記

[HRPニュースファイル137]「政治家の使命」とは何か――政治家の心意気こそ経済成長の牽引力

より転載



民主党の社会保障と税の一体改革両調査会の合同総会は29日、消費税率を2014年4月に8%、2015年10月に10%と2段階で引き上げる消費税増税案を含む一体改革大綱素案の税制抜本改革案を了承しました。(12/30産経)

これを受けて、政府は30日、消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」の素案をまとめました。与野党協議を経て、年明けの通常国会で消費増税の関連法案を3月末までに提出することを目指しています。

消費税増税に向けた野田首相の意志は固く、「政治家の集大成のつもりで臨む」「私の政権で一番苦しく逃げてはいけないテーマは社会保障と税の一体改革だ」と決意を示しています。

「無税国家」を掲げる松下政経塾出身の初の首相として、国民の負担増と経済衰退をもたらす「増税」を政治家の集大成とするというのはあまりに淋しく、政治家の風上にも置けません。

「社会保障と税の一体改革」の間違いは二つあります。その第一は「歳出削減の努力」が欠如していることにあります。

野田首相は、復興増税で国民に10兆円以上の負担を押し付けておきながら、復興増税成立後、早々と議員定数削減を先送りし、国家公務員の冬のボーナスを4.1%も増額しました。

国と地方の公務員のボーナス平均は76.5万円(みずほ証券調べ)で、民間平均37.8万円の2倍以上となりました。野田首相は「歳出削減」どころか、公務員の人件費増大を推し進めています。

政治家や官僚は決して身を削らず、肥える一方、疲弊する国民から増税して税金を取り立てている姿勢は、国民を飢餓に追いやってでも、豪華な暮らしを続けている北朝鮮の豚親子と何ら変わりありません。

「社会保障と税の一体改革」の間違いの第二は「経済成長」の視点が完全に欠けていることにあります。経済成長して、GDPが伸びれば、税収は飛躍的に増大します。

「社会保障と税の一体改革」という問題設定自体が「経済成長」を視野から外し、「社会保障が毎年増加する→増税は不可避」という財務省による巧みな詐術(トラップ)であることを私たちは見抜かなくてはなりません。

税収が経済成長と密接に関連がある以上、問題設定は「社会保障と税の一体改革」ではなく、「経済成長と税の一体改革」であるべきです。

しかし、野田首相は「経済成長」には関心を示さず、ただ「増税」に対してのみ「不退転の決意」で臨もうとしています。

本来、政治家は自国を世界一豊かにするというビジョンを持ち、その実現に向けて「不退転」で努力しなければなりません。

幸福実現党のついき秀学党首は、今、日本が持つべきビジョンとは「世界一にして世界最先端の経済社会の実現」ということを掲げています。(ついき秀学党首論文「これが本物の経済成長戦略だ」⇒http://p.tl/RrAC)

「増税推進派」の政治家、学者は総じて悲観論に立っています。「これ以上の経済成長は望めない。成長しても金利が上がり、借金が返せない、借金が膨らみ、日本はギリシャのように破綻する」としています。

「このままの雲行きだと、明日は大嵐がくる」と天気予報をしているようです。学者は天気予報で良いでしょう。しかし、政治家は天気予報ではだめです。

幸福実現党のついき秀学党首のように、「明日は快晴にする!」というビジョンを国民に示して国民を導き、天気予報自体を変えることが「政治家の使命」なのです。

国家経営も企業経営も本質は同じです。「未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ。未来を予測しようとすると罠にはまる」という、ドラッカーの格言を今こそ噛みしめるべきです。

したがって、「明日は嵐になる(財政破綻)。傘(増税)が必要です」という財務官僚、学者の天気予報に唯々諾々と従い、不退転の覚悟で「傘を集める(増税する)」という野田首相の姿勢は、国家の「経営者」としての資質に欠けていると言わざるを得ません。

「明日は必ず快晴にしてみせます!皆さん、傘はいりませんよ!」と明るい未来ビジョンを示してくれる政治家の心意気こそ、今の日本には必要なのです。そうであってこそ、投資も活発化します。

野田首相の「増税路線」では、民間からさらに富が剥奪され、税金が増えるどころか、国民全体がいよいよ貧しくなり、税収が激減することは火を見るより明らかであります。

今こそ、政治家、官僚共に「国富」を創造するという一点に、あらゆるエネルギーを集中すべきです!そして、民間に富が蓄積されてこそ、税収が増えるのです。「経済成長と税の一体改革」こそが必要なのです。(文責・加納有輝彦(岐阜県本部幹事長))
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Public-Recording [North Korea -- The Beginning of the End]・・・公開霊言「北朝鮮─終わりの始まり─」

2011-12-31 | 日記

Public-Recording [North Korea -- The Beginning of the End]

 

■公開霊言「北朝鮮─終わりの始まり─」がyoutubeで大反響!!

youtubeで部分公開されている公開霊言「北朝鮮─終わりの始まり─」(金正日・金正恩守護霊の霊言)が大反響を呼び、既に21万回以上も視聴されています!!⇒http://p.tl/StSF

話題の動画の英語版 Public-Recording [North Korea─The Beginning of the End─](英語字幕スーパー)も公開されました!世界各国に拡散ください!⇒http://p.tl/xJwe

 




新春特番についき党首が出演!

2011-12-31 | 日記

http://archive.mag2.com/0001054021/20111231075000000.html

Happiness Letter740 転載

皆さま、おはようございます!
■ラジオ新春特番についき党首が出演!

ついき党首が元旦放送の「元気出せ!ニッポン」(ラジオ大阪(1314kHz))に出演致します!

放送日時:2012年1月1日(日)11:30~13:00
放送局:ラジオ大阪 1314kHz
放送エリア:大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀他
放送エリアの詳細⇒http://p.tl/fA_i
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■公開霊言「北朝鮮─終わりの始まり─」がyoutubeで大反響!!

youtubeで部分公開されている公開霊言「北朝鮮─終わりの始まり─」(金正日・金正恩守護霊の霊言)が大反響を呼び、既に21万回以上も視聴されています!!⇒http://p.tl/StSF

話題の動画の英語版 Public-Recording [North Korea─The Beginning of the End─](英語字幕スーパー)も公開されました!世界各国に拡散ください!⇒http://p.tl/xJwe

併せて、【The Liberty Web Global(リバティweb英語版)】の“I killed my father by an injection.”Exclusive Scoopも世界に拡散頂けましたら幸いです!
⇒http://p.tl/TGuv
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■12/30(金)読売・産経に緊急発刊2書の広告掲載!

2012年1月18日に幸福実現党から緊急同時発刊となります『北朝鮮─終わりの始まり─』及び、公開対談『国家社会主義への警鐘』の広告(全5段)が読売・産経新聞に掲載されました!
PDF⇒http://p.tl/Y2us

また、話題の両書の予約購入が開始になりました!両書を確実に入手するために、下記リンクより予約購入をお勧め申し上げます!

□『北朝鮮ー終わりの始まりー』(霊的真実の衝撃)⇒http://p.tl/2kkX

□公開対談『国家社会主義への警鐘』⇒http://p.tl/C9UO
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12月30日(金)のつぶやき

2011-12-31 | 日記
19:09 from gooBlog production
【2012年1月18日、世界を驚愕させる2冊が緊急同時発刊!!】 http://t.co/VUFeLM0m
19:29 from gooBlog production
残虐を極めた金正日・独裁体制の実態――政府は一刻も早く拉致被害者を救出せよ! http://t.co/xBRWpDbN
19:31 from gooBlog production
12/30(金)読売新聞・産経新聞に『国家社会主義への警鐘』『北朝鮮―終わりの始まり―』予告広告を掲載! http://t.co/iuCCWDkr
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残虐を極めた金正日・独裁体制の実態――政府は一刻も早く拉致被害者を救出せよ!

2011-12-30 | 日記

 

[HRPニュースファイル136]残虐を極めた金正日・独裁体制の実態――政府は一刻も早く拉致被害者を救出せよ!

より転載


 


平壌で金正日総書記の葬儀が行われた12月28日、東京・文京区で「金正日の犠牲者に思いを寄せる12/28東京集会」が開かれました。

「この日は金正日を追悼する日であってはならず、金正日による犠牲者に思いを寄せる日であるべきだ」として、「救う会」や北朝鮮による拉致被害者家族連絡会、特定失踪者問題調査会等が企画したもので(実行委員長=「救う会」の西岡力氏)、横田滋・早紀江さんご夫婦らもパネリストとして参加され、会場には約200人の支援者らが詰めかけました。

集いでは、普段から日本のマスコミが一切報じない、北朝鮮国内での強制収容所や虐殺や虐待など、金正日・独裁体制の人権侵害の実態が、下記のように次々と報告されました。

・強制収容所にはこれまで100万もの人が収容され、その多くが死んで行った。現在も20万人が収容されている。300万人が餓死し、合計700万人の自国民が殺された。

・北朝鮮では、独裁政権打倒に立ち上がった若者たちもいたが、そうした若者は家族全員が連座制で収容所に入れられた。その結果、そうした動きは完全に封じられてしまった。

・日本のマスコミは、金正日死去に関して多くを報道しているが、大部分はどうでもいい報道ばかりで、強制収容所の実態などについては一切報道しない。その結果、日本国民、国会議員も、金正日の犯した悪行に関する認識が極めて低い。

・識者やマスコミは、「北朝鮮の安定化が必要」と訴えているが、それは北朝鮮の国民や拉致被害者にとっては、「地獄の安定」。

・独裁政権の悪行を許すことは、悪に加担すること。北朝鮮の安定化を望むということは、悪魔の手先と同じ――。

改めて語られる金正日・独裁体制下の想像を超えた人権侵害の実態に、多くの参加者は驚きを隠せませんでした。

そして檀上には、特定失踪者(政府が認定した北朝鮮による拉致被害者とは別に、北朝鮮による拉致の疑いが否定できない特定失踪者。その数は250人以上に及びます)の家族や親戚10人が立ちました。

そして、「私の娘は自宅近くから20歳で失踪し、来年40歳になります。今も一切情報はありません」「40年前に子供が失踪し、私も70歳になった。私が生きている間にいい話を聞きたい。なんとかお力を頂きたい」と、切々と訴えました。

また、家族会(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)の事務局長・増元照明さんは、「なぜ、日本の政府も有識者も『被害者を保護せよ』という発信をしないのか。今ある危機を、拉致被害者への危機に対して、もっと言わなければならない。
野田総理は北朝鮮に対し、もっと発信してほしい。国会議員も、政局をやっている場合ではない。北朝鮮の危機に真剣に向き合って欲しい。あまりに危機意識が足りない」と訴えました。

この集いで、いみじくも多くの発言者が共通して訴えていたことがあります。

それは、野田首相を始めとした日本の政治家とマスコミに、北朝鮮・金正日総書記が行ってきた虐殺と虐待、拉致など、国内外で犯してきたすさまじい犯罪行為への認識が欠如していること。

そして、そうした悪を糾弾し、その上で正義を実現しようとする意思と言葉が欠落していることへの指摘でした。

確かに、連日の日本のマスコミ報道は、総じて今回の金正日総書記の死去を、あたかも普通の国の元首の死去と同じように報じています。

それゆえに、内容がどうしても、後継者の動向や、権力継承の分析に終始しがちです。

しかし、死去した当の金正日総書記は、数多くの日本人の拉致実行命令を発し、今も拉致被害者やその家族を塗炭の苦しみに陥れている張本人であります。

そして、数百万の自国民を強制収容所や飢餓で殺害した、ヒトラーと並ぶ残虐な、文字通り極悪非道の独裁者であり、犯罪者です。

そうした隣国の「悪行」に対して、「善悪を分ける」視点を持たず、「正邪」の価値判断を意図的(もしくは無意識)に避け続ける日本の政治家やマスコミの在り方に、現在の日本の宿痾(しゅくあ)が見えてきます。

すなわち、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持する」と決意させられた憲法前文と憲法9条によって、国家の主権を守る決意と意思を奪われて久しい日本の姿です――。

拉致問題の本質は、犯罪国家・北朝鮮の加害と同時に、それを許し、さらにその後、被害者の救出すらままならない日本という国家の「主権意識と正義の欠陥」にあると言えるでしょう。

日本の国家再生への道は、そうした国家の主権意識と、主権を侵す「悪」に対しては交戦権も辞さないという、当たり前の国家としての「気概の回復」にこそあります。

幸福実現党が主張する、「憲法9条の改正」であり、「憲法解釈の変更」(前文に謳われた『平和を愛する諸国民』とは言いがたい中国、北朝鮮に対しては、憲法解釈を変更し、9条の適用対象外とする)という政策の意味と目的は、まさにここにあるのです。(文責・矢内筆勝)
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【2012年1月18日、世界を驚愕させる2冊が緊急同時発刊!!】

2011-12-30 | 日記

http://archive.mag2.com/0001054021/20111230075000000.html

Happiness Letter739     転載

皆さま、おはようございます!
毎週金曜日連載のフジサンケイビジネスアイ「ついき秀学のMiraiVision」!本日のタイトルは「朝鮮半島危機、邦人救出への備え急務」です。

北朝鮮の金正日総書記の死去を受けて、金正恩氏への権力継承の成り行きや今後の北朝鮮の動向が注目されています。そこで、半島有事の可能性も踏まえ、日本政府の在韓邦人保護に関する問題点を指摘します。是非、ご一読ください!
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【2012年1月18日、世界を驚愕させる2冊が緊急同時発刊!!】

『北朝鮮ー終わりの始まりー』(霊的真実の衝撃)&公開対談『国家社会主義への警鐘』

2012年1月18日に幸福実現党から、激動の2012年」を乗り越えるために必読となる2冊同時発刊されます!

公開対談「国家社会主義への警鐘」は12月10日、公開霊言「北朝鮮ー終わりの始まりー」は12月20日に緊急収録され、年末年始を挟んだこの時期、出版界としては異例のスピード発刊となります!

■『北朝鮮ー終わりの始まりー』(霊的真実の衝撃)⇒http://p.tl/2kkX

誰も知りえない事実を緊急独占スクープ!「公開霊言」で明らかになった金正恩という男の正体──

2011年12月20日。自らの死にいまだ気づかぬ金正日の霊と、後継者・金正恩の守護霊は何を語ったのか─

第1章 死後まもない金正日に訊く─金正日の霊言─
第2章 北朝鮮の後継者・金正恩の野望─金正恩守護霊の霊言─

■公開対談『国家社会主義への警鐘』⇒http://p.tl/C9UO

野田首相の恐るべき本質─「保守の顔をした社会主義」を見抜く!幸福実現党ついき秀学党首との緊急対談!

東日本大震災という国民の不幸をテコとして、増税へと突き進む野田首相は何を目指しているのか──

第1章 忍のび寄る国家社会主義の影
第2章 日本の活力を復活させるには
第3章 日本の安全保障のために
第4章 今後の世界情勢を展望する
第5章 自由からの繁栄を目指そう
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12月29日(木)のつぶやき

2011-12-30 | 日記
08:18 from gooBlog production
中国版ツイッター、実名登録義務づけ  http://t.co/oHLoWajv
08:37 from gooBlog production
個人情報1000件流出 文科省サイトに不正アクセス 中国・南京からの記録残る http://t.co/RDAl1E6I
08:48 from gooBlog production
『デフレ脱却、遠のいた』 and たいやきやさんの話 http://t.co/Lp1Z9wQb
14:31 from gooBlog production
自由主義対国家社会主義の戦い http://t.co/6PGXocla
17:10 from gooBlog production
増税が国を滅ぼす!柳ヶ瀬集会 基調講演 中野雄太 http://t.co/2BPmDe33
17:12 from Tweet Button
【緊急提言】大川隆法『国家社会主義への警告』『北朝鮮 終わりの始まり』1月18日発刊!! http://t.co/KiUG7LF2
by nippori77 on Twitter

自由主義対国家社会主義の戦い

2011-12-29 | 日記

[HRPニュースファイル135]自由主義対国家社会主義の戦い

より転載



今回は、本年を通じて議論が百出した増税とTPP問題に触れながら、経済政策に関する本質的な流れを総括します。

野田政権は発足するや否や、東日本大震災の復興財源としての復興増税、「税と社会保障の一体改革」としての消費税増税を明確に打ち出し、着実に政治工程が進んでいます。

政府による増税路線に対し、主要マスコミのほとんどが「増税やむなし」の路線を扇動しており、日本は重税国家への道を確実に歩みつつあります。

増税に反対する声は報道されることなく、まるで「増税翼賛会」が形成されているのではないかと疑ってみたくもなります。

例えば、去る11月5日に東京で開催された「増税が国を滅ぼす!国民集会」(実行委員長:内山優JTR会長、幸福実現党も協賛団体として参加)に関しては、主要マスコミは産経のみの報道しかなく、増税に反対する声が国民には届きにくい現実を露呈しました。

加えて、共通番号制と給付付き税額控除の推進も同時並行と進行しており、わが国は増税という私有財産の収奪と、今後は政府による国民の監視へと入っていくことになります。

さらに言えば、郵政民営化の逆行現象と東京電力の国有化も進められており、いわゆる「大きな政府」へと進んでいることは間違いありません。

換言すれば、国民の自由が縮小し、政府や官僚の権限が拡大していく国家社会主義が到来しようとしているのです。

本来であれば、民主党政権の危険性や国家社会主義を追及する立場にある保守系団体や政治家までもが、増税や既得権益を守る「守旧派」となり、左翼顔負けの論陣を張っています。

その最たる例がTPP(環太平洋経済連携協定)問題でした。野田首相は、11月11日に、APEC(アジア太平洋経済協力)という国際舞台で日本がTPPに参加することを表明しましたが、国内では反対論が加熱しました。

『TPP亡国論』という本が爆発的に売れている現状を見ると、日本国民はまだまだ貿易や投資の効果に関しては否定的な感情が根強いようです。

加えて、保守系のTPP反対論は過激なものが多く、アメリカによる陰謀説や農業や公的医療崩壊説、さらに言えば、日本の伝統や文化までも崩壊させる「亡国装置」などといった、とても論理的ではない言葉で批判を展開しているものもありました。

TPP反対派の本質を一言で言えば「既得権益の保護」です。農業や公的医療が維持できるのは、必要以上に公金=税金が投入されているからです。

世界のどこの国でも、農業は保護産業となる傾向は存在しますが、さすがに米の778%という関税は高すぎます。

公的医療に関しては、社会保険式による収入は3割しかなく、7割は税金の投入によって成り立っています。

いくら安心・安全を提供する社会保障とはいえ、これでは慢性的な財源不足に直面します。

公的医療制度は、TPPによって崩壊するというよりも、むしろ税金の過剰投入によるコスト増によって崩壊する可能性の方が高いのです。

それを回避するための「社会保障の選択と集中」の議論が必要なのですが、増税論だけが進行しているのが現状です。

TPPに関して言えば、日本は対中包囲網を形成するFTAAP(アジア太平洋自由貿易地域)の強化、貿易と投資促進による国内消費者のメリット増大、ISD条項による国内投資家の保護など、メリットはたくさんあるわけです。

また、懸念される交渉は数十年の時間をかけて議論をすることができることや、参加国の同意なしでは何も決められません。そのため、反対派が懸念されるようなアメリカによる独占的な意思決定は不可能なのです。

加えて、参加国には、多くの途上国が含まれている以上、日本は攻めの交渉を通じて貿易と投資の自由化を促進し、成長に貢献することも可能となります。

ベトナムなどの共産主義・社会主義国がある以上はISD条項によって投資家が保護され、共産主義国・社会主義国を自由主義陣営へと変換していく役目も無視することはできません。

総じて言えば、日本の経済政策は外国との競争を嫌い、TPPに反対する様子は「鎖国論」に近く、ヒト・モノ・カネ・情報が国境を超える国際化社会に逆行しています。

自由で、競争力を高めることは、国内の産業を強化するだけではなく、消費者にもメリットをもたらします。

逆に、保護や規制を強めると、国際競争に勝てない産業が温存され、最終的には高価なコストを消費者に払わせることになります。

現在の日本では、TPP参加に代表される自由貿易と保護貿易、郵政や東電にみる民営化と国営化、復興や社会保障財源としての減税と増税いった対立図式ができつつあります。

残念ながら、現政権はほぼ全て後者を選択しており、国家社会主義へと進んでいます。

一方、幸福実現党は前者の立場をとり、「自由の大国」を目指しています。

このように、現在は「自由主義対国家社会主義」の思想戦も同時並行で行われていると考えることもできるのです。

特に、増税とTPP問題を通じて、経済思想の対立図式が明確になったと言えましょう。(文責・中野雄太)
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