暑い時期にあえて面倒な帯作りをする…の続編。本日、やっと完成しました。
↓ツギハギだらけの名古屋帯。でも着用してしまえばわからないのでね
暑い時期にあえて面倒な帯作りをする…の続編。本日、やっと完成しました。
↓ツギハギだらけの名古屋帯。でも着用してしまえばわからないのでね
言っても仕方ないけれど、毎日暑いですね。この暑さで、家にいるときは何もする気が起きず、ボーっとする日が続いていました。これではいけない!と、一念発起(家事にはまったくその気は起きないので、せめて趣味で)。
この暑さに対抗するには、それなりに面倒なことをぶつけなければ。つまり毒には毒を、ということで(?)1年ほど放置していた帯作りをすることに。
ず~っと以前に自分で縫ったバティックのスカートを、数年前に付け帯に。それを名古屋帯に作り変えるという、面倒くさい作業。何しろ元の布が切り刻まれているので、あちこち接がなければなりません。しかも、1年間帯作りをしていなかったら、いろいろ忘れてしまって、時間がかかる、かかる。
↓ミシン縫いなのに、ここまで縫うのに半日以上かかりました。いつもの横方向の接ぎだけでなく、今回は縦方向の接ぎも。必死すぎて、確かに暑さを忘れた~
この後、やっとお太鼓と胴に巻く部分の縫い合わせまでたどり着き、あとは帯芯を入れて縫い代にザクザク縫いとめるだけなのに、力尽きてしまった。完成はいつになるやら…。
ちょこっとお直しのついでに、以前からバッグにしようと放置していた名古屋帯を解きました。帯のままだとかさばるのでね。
↓短くて締めにくく、ここ数年ほとんど締めていなかったので、バッグにする予定
↓帯に作り変えるときは、傷めないようていねいに解くけれど、バッグだからとかなり手荒く解きました。なのであっという間に終了。手縫いだからできる荒業で、ミシン縫いだと縫い目が強固で無理。帯芯は処分
帯芯がなくなるとコンパクトになり、しまうのがラク~。でもしまいっぱなしになりがち…。押入れには、解いただけの布が溜まっています。
先日買ったらくや工房の帯に合う着物はどれかなと 、アンティーク着物を出したついでに羽織ってみたら、う~ん、さすがに袖丈の長さが年齢(顔!?)に合わない…。 冬はコートを着るので、多少袖丈が長くても目立たないかなとそのまま着ていましたが、もはや限界。
というわけで、袖丈を短くすることに。今まで、裄出しなどの直しを何とか自分でやってきましたが、袷の袖丈直しが一番苦手。袖の構造がイマイチよくわからないまま、見よう見真似で適当に直していました。
ただ、今回は切らずに短くしたいので、ハードル高すぎ。なので、もっとも簡単な直し方=裏地も一緒に縫って、布のあまりを折り上げて袖下に残す方法に。
↓67㎝ほどあった袖丈を、約54㎝に。標準の袖丈より長めですが、これ以上短くすると袖下に布がたまりすぎてしまうので
こんな乱暴な直しができるのも、アンティーク着物特有の薄い布(おそらく錦紗)だから。胴裏も薄く、袖下から13㎝も布が折り上がっていても何とかなりました。
↓とはいえ、振りからは折り上げ分が丸見えですが…
縫いの神様(byねぎさん)はすぐにどこかへ行ってしまうので、急いで次のものを!
というわけで、またまた帯の直しをすることに。今度は、ず~っと前に作ったバティックの付け帯を名古屋帯に変えようかと。
ず~っと前って、いつだっけ?と自分のブログで確認したら、8年も前だった! ひぐまさんに作り方を教えていただいた付け帯だったので、2006年2月にひぐまさんが上京されたときのオフ会に着て行ったのでした。
両面使えますが、最近は裏のブルー系花柄が子どもっぽいなぁ、と。そりゃそうだ、8年前だもん。
↓当時、帯2作目の初心者ゆえ、接着芯がペランペラン。布が足りなくてたれ先は別布。この部分はそのまま活かし、継ぎ足す布はおとなしい紺系無地に変える予定
柄の位置が難しいアンティークの名古屋帯、やっぱり直しちゃいました。前回の古布を使った名古屋帯は久しぶりの帯作りで時間がかかったけれど、今回はさすがに作り方を覚えていて半分ぐらいの時間でできました。
早くできたのは、完璧を目指さなかったことがあるかも。
まず洗濯はあきらめました。せっかく解くのですから、洗ってさっぱりさせたいところですが、部分的とはいえかなり織り糸が切れていて、さすがの私も洗う勇気が出ませんでした(洗うと、傷んでいるところはより傷むので)。
結局、暑くて別布を買いに行くのも面倒で、織り糸が切れているところはボンドで本体にくっつけてそのまま使用。別布を足さずに元の布を活かしたので、柄位置は理想どおりにならなかったけれど…。それでも3カ所接いでいます。
↓直し前 ↓直し後
直し後の写真を見ると、それほど変わっていない? でも、実際に締めてみると、全然ちがうのですよ。ストレスなく柄出しができるので、イライラしなくてすみます!
日曜日の写真に写っている名古屋帯の柄位置、どれだけやりにくいか、自分の寸法で作った帯と比べてみました。
↓お太鼓の柄の位置が上過ぎるのです! 三角の部分の近くに柄があっても、お太鼓の中に隠れてしまうのに。たれ先近くの折上げ部分は無駄に長いしね
↓前柄の位置は、まあまあに見えますが、胴に巻く部分が短いから、「て」の長さをを普通にとると、前柄が脇にきてしまう。日曜日は前柄を優先したので、「て」をお太鼓から出すことができませんでした
帯を解いて別布を足して柄の位置を変え、新しい芯を入れて仕立て直せば、締めやすくなるのですが…。
↓布がかなり傷んでいるので、手をかけて直していいものかと思い込んでいたけれど、よくよく見ると、柄部分の織り糸がところどころ切れてしまっているだけで、本体はそれほど痛んでいない?
↓で、しまうときにふと見たら、三角部分の糸がほつれて中の様子を見ることができ、あら、これなら何とか直せそう!? 織り糸が痛んでいる部分は、カットしてしまえばいいのでは!
…というわけで、直したいなぁ、この帯。
帯、完成しました。2日ぐらいで作るつもりが、3日かかってしまった。たった1日増えただけ? いえいえ、家のことをほとんど何もしないでかかりっきりだから、1日でもすごい作業量!? 糸くずだらけの部屋も掃除しないと!
久しぶりに作ったので、いろいろ忘れていることが多く、以前作ったときのメモがなかったら完成できなかったかも。
↓布が足りなくて、たれ先は別布(いつものカラーシーチング)。前柄もぎりぎりで、ちょっとズレると無地部分が出てしまいます。
可愛い柄でしょ。元は子どもの着物かな。手持ちの紬の着物に合うと思います。
久しぶりの帯作り。ゼイゼイ。誤算続き。
誤算1 古布はモスリンだと思い込んでいたけれど、絹? アイロンを当てにくいデリケートな布。たたみジワをアイロンできれいにしたいのにできず、お太鼓部分にバッチリ横ジワ。
誤算2 別布の長さが足りなかった! おかしいなぁ~、ちゃんと計算して買ったつもりなのに。ほんの少し足りないだけなので、買い足さず、見えない部分で接ぐことに。古布もギリギリ、別布もギリギリだったので、位置決めにすごく時間がかかってしまった。
昨日、今日と、ほぼ帯作りしかしていないのに、芯入れまで行かなかった。でも、全部ミシン縫いだから、縫い始めると早いです。
↓やっとここまで。白い部分は補強用の接着芯。こういうことするから、よけい時間がかかるのだけれど…
帯にしようと、2年ほど放置していたモスリンの古布。
早く作らないと、もうすぐ袷の時期がきてしまう! というわけで、久しぶりに作ります。
↓35×55㎝の古布2枚しかないので、もちろん別布が必要。ギリギリの古布をどう配置するか、出たとこ勝負…