遥か彼方へ

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セツブンソウとフクジュソウを早く見たくて

2024年01月31日 | 日々の思い

 

1月31日(水)

東京都西多摩郡瑞穂町の耕心館というところへ行った。

いつも見ているブロガーさんの直近の記事で、セツブンソウとフクジュソウが咲いていると紹介されていた。

どちらも、先だって早春に咲く花。家内を誘うと、二つ返事で行くことに。

 

▲ 耕心館入口。

耕心館は、もともと江戸時代のこの地域の豪農の屋敷。

平成12年に瑞穂町が買い取って、文化・芸術活動の場として利用されている。

 

 

▲ 保存されているのは、母屋と庭だ。

 

 

入場は無料。入ってみよう。

▲ 1階の主な部分は、レストランになっている。

庭園を望みながらお茶や食事が楽しめる。

家内は、お友達と何度か来ているという。やはり。

「あらっ、あなたも随分昔だけど、連れて来て食事したのよ」

???

ボクは最後まで思い出さなかったが、誰かと勘違いしているのでは・・

 

セットメニューにした。

 

▲ サラダとわかめスープ

テーブルはお客さんで間もなく埋まった。

週末だったら予約しなければ無理だったろう。

 

▲ ボクは、ビーフシチュー

 

 

▲ 家内は、クリームシチュー で

 

 

▲ 味は、おいしいねえ。

シチューは、二人ともパンで拭ってまでして、きれいに食べた。

 

 

▲ 天井は高く、黒い長い梁が渡っている。

 

 

▲ 珈琲と紅茶で、一息ついて。

 

 

会計を済ませて、2階に上ってみる。

 

 

 

 

 

▲ 2階はもともと養蚕をやっていた場所。

サイドの、障子の枠組みでの明り取りが、ユニーク。

 

 

▲ 奥の縁台にはピアノが置いてある。

コンサートや展覧会に2階は使われるようだ。

 

さて、母屋を出て。今日の目的は食事ではなくて・・

そう、セツブンソウとフクジュソウだ。

 

▲ 母屋を出たところに

まず、鉢植えでセツブンソウがあった。

 

 

▲ セツブンソウ 節分草

早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからこの名があるが、屋外での開花は節分より遅い(Wiki) とな。

いつもは、2,3月に観に行ったが、今年はえらく先駆けたぞ (笑)。

 

たしか、地植えも咲いているとのレポだったので、どこかな・・ 直ぐに家内は横の事務所へ行って事務員さんを呼び出してきてしまった。引っ込み思案のボクは、こーゆーことができない。

女性事務員さんは、事務所に誰もいなくなるんだけどなあと言いながら、咲いているスポットを教えてくれた。ありがとうございました。

 

 

▲ ほら、あそこでしょう。

かたまって咲いている。

 

 

▲ うん、セツブンソウちゃんだ。

 

 

▲ 庭園の、あそこにも

教えてもらわねば、見つけるのはむつかしかっただろう。

 

 

▲ ちょろ、ちょろと、ささやかに咲いている。

 

 

▲ あの樹の根元にもいくつか、咲いてますよ。

 

 

 

▲ う~ん、きれい。

 

 

 

▲ 可愛く、きれいだ。

黄色の密腺のリングと、薄紫色のおしべのコントラストが、えもいえず。

 

フクジュソウはどこですか?

 

▲ あそこに、ちょっとだけですが。

黄色いマル印の箇所に・・

うん、あるある、あれあれ。

 

 

▲ 今シーズンお初の、フクジュソウ 福寿草。

 

 

▲ フクジュソウは陽を集めて開く。

今は昼過ぎだから、ちゃんと開いている。

 

 

▲ フクジュソウは、山歩きをすると、比較的よくあちこちで見かける。

これからの典型的なスプリング・エフェメラル、春を告げる花の代表だ。

福寿草の和名は、新春を祝う意味があり、縁起物の植物として古くから栽培されてきた。(Wiki)

 

よしっ、福を運んできてくれ、頼むよ。

 

セツブンソウとフクジュソウを鑑賞したあとは、耕心館に隣接する「けやき館」へ。

 

▲ ウァオ~ン 

オオカミが遠吠えしていた。

その昔、ニホンオオカミは奥多摩・秩父の農民の守り神だった。(狼信仰)

 

▲ オオケヤキとオオカミ

けやき館は瑞穂町の郷土資料館。この町は文化の薫り高いな。

吊るし雛の展示もこれからあるようだ。

その頃、再度来てみようか。

 

▲ それじゃ、そろそろ帰ろうか。

 

ウァオ~ン  (なんのこっちゃ)