遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

初春旅④~ 登り初めは富士パノラマ台へ

2024年01月15日 | 山旅

 

~・~・~・~

 

1月9日(火)

▲ 精進湖畔での朝 6:40

もうカメラ愛好家の皆さんが、水辺にずらりと集まっている。

やはり、きょうも晴れ。富士眺望の絶好日になりそう。

 

 

▲ ボクも水辺に行ってみる。6:41

無風で、見事に逆さ富士だ。

雲まで映して・・

誰も喋らない。いや、喋るのが憚れるのような厳かな風景だ。

 

 

▲ 陽が顔を出し始めた。7:13

逆さ雲まで薄赤くなって、

あらまほしきは、朝焼けの富士。逆さになるさまいとおかし。えもいえず。

 

いや、ボクは見とれているわけにはいかない。

▲ キャンカーに戻って、出発の用意だ。7:16

 

 

 

▲ 精進湖湖畔を出発! 7:48

 

 

案内板から

▲ 湖畔Pを出て、女坂峠まで昇ったあと、三方分山まで登り続ける。三方分山から目的のパノラマ台までは、アップダウンはあるが稜線伝いだ。パノラマ台のあとは湖畔Pまで降りるだけ。コースタイム5時間ほど。

 

 

 

▲ 登山口の集落を通過して。昔は宿場があったところらしい。兜屋根造りの廃墟が残っていた。

 

 

 

▲ コースを通して、岩のない地べたの山道ゆえ、歩きやすい。

 

 

 

▲ あれが、三方分山だろう。

ちと高いな。あそこまで登るのかよ、と及び腰になる。最後に登ったのが11月28日の裏妙義もみじ谷で、今日が登り始め。今年は73歳にならんとするボクは、やはり不安なのだ。

 

 

▲ 阿難坂(女坂峠)1210m に到着。8:57

甲府へ向かう分岐点。女坂という名前は、昔妊婦がここを越えられずに死んだという故事から。 

右側へ進めば甲府へ。今まで登ってきた山道は中道往還という街道だ。

 

▲ 中道往還は駿河湾と甲府を結ぶ最短コースだった。

 

この標識の右には石碑が立っている。

そこには俳句の文字はほとんど消えているが

「生魚の二十里走るほととぎす」と。

生魚とはマグロ。この中道往還を使って、マグロを夕6時に駿河湾から出荷し、翌朝6時に甲府市内へ届けたそうな。

 

わてらは甲府に用事が無いので、左へ分岐し三方分山を目指す。

▲ 稜線の目の前には、三方分山が見える。

登っていく途中で、上からの50代ぐらいと思しき男性と出会った。パノラマ台経由で来た。「ここは急ですねえ」と言う。

滑らぬようにと気を付けながら登り続けた。

 

 

▲ 三方分山に到着。1422m 9:50

 

 

YAMAPで確認すると

▲ ここが標高1420mで、これからのコースで一番高い所。あとは、右端のパノラマ台までアップダウンはあるが、大きく登る箇所はない。「ペース」は96%で、標準ペースで来ている。えんでねーの。

 

 

▲ ここからは富士山が良く見えたよ♪ 

 

 

 

▲ さあ、稜線を前進だ。

途中で、「こんにちわー」 と現代女性がボクを軽々と追い越していった。

 

 

▲ 根子峠 に到着。11:50

復路ではここから湖畔へ下りる道の分岐点だ。

 

 

▲ 緩い登坂。

昨年の2月下旬に登った時は、この坂には雪が5cmほど積もっていたが、今日は全くその気配は無し。

 

 

▲ オオッ、見えてきた!

 

 

 

▲ パノラマ台へようこそ。

 

 

 

▲ 先客さんが、3組いるよ。

 

 

▲ パノラマ台からの富士山。12:11

ここからは富士の広い裾野が見える。

右端には駿河湾まで。(写真撮り忘れた)

 

スマホからはこのワイドで↓

 

▲ 富士山のズームアップ

 

 

 

▲ ランチ

昨日買ったオニギリ弁当が、ちと硬くてボロボロだったが、全く気にならない。

 

 

▲ 陽だまりだからか、ここの気温は10度超あるよ。

冬の登山日和。

まもなく誰もいなくなったパノラマ台山頂には1時間超、いた。

 

下山開始。

▲ 下山と言っても、地べたの山道をとっとと軽快に下るだけで。

 

 

 

▲ 湖畔に戻ってきた。

 

 

 

▲ イエーイ!

おめでとうさん。

 

 

▲ Harmony ちゃん、戻ったよ。13:58

出発してから6時間ほど経っていた。

 

 

 

▲ はい、再びツーショットで。

水辺には、もう誰もいなかった。今日は平日。カメラマンだって朝焼けを撮ったら帰るさ。

 

 

▲ 後ろの稜線を右から左に歩いた。

多分右のとんがりが三方分山。左端の切り落としがパノラマ台だろう。

 

 

活動データ

休憩時間1時間21分を含む合計6時間12分の歩行。

歩行ペースは、90~110%で標準。登り始めとしては、よろしいのでは。♬ 

 

3D画像での軌跡は

 

今年も登れそうだな。

 

少し珈琲休憩したあと、湖畔を後にした。

向かったのは富士吉田市内。

 

▲ 富士山溶岩の湯 泉水

ここで、ちょっと長めの入浴して

近くの道の駅富士吉田へ移動。

 

 

▲ コンビニで買ったかき揚げ蕎麦とメンチカツ

ああっ、うめーと。

プワーも。

これで、今回の初春旅予定はこなした。

よくやった、良かった、良かった。

このあと、12時間寝ることに(笑)。

 

まだ To be continud...  ということで

【写真無断転載自由】

 

これまでの走行軌跡: