折歯 vol.2

無事神戸に到着、病院は灘区にある、とーぜんナビなんて持ってないから前の日に地図頭にたたきつけて～っと、なんとか迷わず到着だ～『アイヴィ ヨコヤマ ペットクリニック』
（あ～よかった、神戸なんて友達の結婚式以来だからえ～っと１５年ぶりぐらいかな～）



郵便受けのロゴが俺好みだよ、またアイヴィってのがいいね。（高校よりVAN＆メンクラの洗礼を受けてずっとトラッド一筋だもの）

（かっちょいい郵便受け）


早速治療である、２～３時間かかるという事なんで、俺は病院に残りレックスの治療に付き合う事にして、「おかあ＋おねえ＋おにい」はせっかく神戸来たんだから市バスで元町へとプチ観光に出かける事にした。

女房は「レックスのそばにおりたい」と言ってたけど子供らに、神戸の街の中を歩かせてやりたかったんで・・・俺だけ残る事に。



麻酔を前にしてなんだか嬉しそうだぞ君！


治療は犬歯のエナメル質が割れて剥げ落ちたようになっていて、歯髄が出てこのまま放っておくとばい菌が入って腐る可能性があるとの事。

歯髄の処置をして、エナメル質の代わりに樹脂でコーティングを行う治療だ

おいおい麻酔でぐったりしてるよ、だいじょうぶかなあ、ドキドキだよこのまま・・・

（治療中）

先生：「元の歯より低目で丸みをおびたかっこうになって、すこしかっこ悪くなるよ」

おとう：「どんな格好でもいいです・・・お願いします先生治して・・・」

その時突然先生が、「あれっ？　この子『フタゴシ』だ～」

おとう：「へっ？　何ですかそのフタ・・フタ・ご？？？」

先生：「ここ、ここ、この歯、『双子歯』といってねえ、ひとつの歯から二つに分かれて生えてるのよ」

おとう：「あ”～、その歯か～、前からちょっと変な歯だとは思ってたけど『フタゴシ』って言うんですか」

先生：「ウチはこの子で８例目やなあ、めずらしいんだよこれ！それに高知県の患者さんもはじめてだよ！」

　
（双子歯：前歯上）


折歯した犬歯の治療は終わり、その後に他の歯のスケーリング（歯石取り）をしてもらった。
奥歯が、少し歯槽膿漏気味になりかけてると言われ、歯磨きは毎日してくださいねとのことだった。

いままで、歯磨きなんぞした事もなかったんで、明日からがんばるぞ～と気合を入れる俺であった。
（歯ブラシ歯茎を傷めそうになるんで、主にchiamさんとこのやり方と同じ、水ガーゼ式にてやってる）

　
（犬歯治療完了:写りがイマイチですが）
治療後は歯茎が少しはれてました



麻酔を外して待合室のゲージの中に入れられて、レックスはすぐに立ち上がろうと必死である、ふらふらしながらあちこちに体ぶつけて必死だ

「おとう、たすけて、なんか体がへんだ～動かんぞ～」とでも言いたそうな表情だった。
『じっとしてろよ、俺はここにおるやんか～、動かんでもえいがぞ～寝とけよ～』


病院の皆さんに「さすが、若いから麻酔から覚めるのも早いし、体力もあるんだね～、麻酔外してこんなに早く立ち上がった子はいないよ～」とか言われてたよ。



怖かっただろ～、完全に麻酔から覚めて『もう帰ってもいいですよ』と言われて、車に入ったら安心してたよなあ～　
おいおい、目が真っ赤でウルウルだよ～



おかあ達が戻ってきたら家に帰ろうな～、もうちょっと待ってておくれよ～！


治療した歯は完璧では無く、今後何かのきっかけで再び折れる事もあるとの事。
硬いものは絶対食べさせないようにと言われている。


あれから、１年がたった　今のところ無事だと思っていたら

今日、『発見』してしまった、先っちょがほんの少し欠けてる・・・・



まだすぐに、どうこうではないと思うが、

又、神戸へ行かなくちゃならないかも・・・・・・・






　　　　　　　　　（また、つづくかもね・・・・）