お客様から
「漏電ブレーカーが落ちました。」と電話連絡が入りました。
電話のやり取りの中で、
どうやらブレーカーを何度も入れ直しても入らない様です。
そこで、現地に向かいます。
現地調査に当たって、
①電圧確認(動力の各相R・S・Tとも加圧確認)⇒OK
②ブレーカーの2次側の絶縁抵抗値の測定⇒OK
※まずは、回路の異常かどうかを確認します。
⇒回路上は問題ありません。
◆ ここで初めて漏電ブレーカーを投入します。
⇒投入OK! ・・・(問題は無い ??)
次に、
漏電ブレーカーの試験ボタンを押し、
強制的にブレーカーを動作させます。
すると、今度は漏電ブレーカーが入らなくなりました。
※状況の再現ができました。
<結論>
本件は、漏電ブレーカー本体の不良と判断しました。
漏電ブレーカーの製造年は、1982年製(32年経過)
古い漏電ブレーカーは動作不良を起こしますので、
定期的に更新が必要と感じた案件でした。
ちなみに、
漏電ブレーカーの中身は、
漏電検出部分がややこしい(トランジスタ回路)ので、
経年劣化が起きやすいです。
・・・・ 電管太郎【電】