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電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

暖房器具の集中と分散をしてみた

2014-02-24 03:15:43 | 電気事故・故障例

電気設備の点検に行き、問診を行います。

 【電】:「電気設備で異常はないですか?」

 【お客】」:『ブレーカーが落ちたのですが・・・』とのこと。 

見ると、受付のところに、

  ”ファンヒーター×2台+赤外線ヒーター×1台+コピー機×1台”

  部屋に集中しています。

間取りはこんな感じです。

Madori

ここで登場、いつもの”ラインチェッカー”

Kentiki

これを使って調査をすると・・・

Madori2

 ※この部分の電源系統が2か所と分かったので、

  一部のヒーターの電源を控室のコンセントから受けるように

  してみた。

   ⇒電気機器の負荷電流を分散させてみました。OK!

今回は、コンセント回路の調査を行い、

 系統に応じた電気負荷の分散を試みて処置ができました。

<備考>

 部屋内のたくさんあるコンセント回路も

  場合によっては、同じ電源回路の場合があります。

  コンセントを分けても、元が同じならブレーカー(20A)が

  動作します。

  電気機器の負荷が集中する冬場のヒーターなどは、

   こうした点を頭に入れて使用しましょう。

                          ・・・・ 電管太郎【電】


循環ポンプから水漏れ発生!

2014-02-22 07:53:21 | 電気事故・故障例

お客様からの報告があり、

 『最近の水代がすごいことになっています。』との話で、

 原因が、循環ポンプのようでした。

  ⇒循環ポンプの目的:

    蛇口をひねると、お湯がすぐ出る洗面台に使用する。

Jyunkan

循環ポンプの構造は、

 モーターとポンプと間のシール(パッキン)が組み合わされています。

Ponpu

  このシールは水で潤滑も兼ねていますので、

  若干は水が滲みます。

しかし、

 このシールが古くなってくると、

  軸部分から相当の水が漏れてきます。

こうなると、ポンプを分解しての部品交換を行えば、

  修理完了です。

 時々、機械室を覗いて、

   こうした水漏れも気にした方がいいようです。

                       ・・・・ 電管太郎


ダウンライトの線が焼け断線

2014-02-20 00:05:17 | 電気事故・故障例

装飾用の12Vビーム(ハロゲン)球を使ったダウンライトがあります。

Dc12vharogen_2

  ◆こんな感じの電球

 発光に伴う熱も相当なものです。

 電源は、電源ユニットで100Vを12Vに変換して使用します。

Dc12v_2

 

今回、『ダウンライトが点きません』との依頼にて、

 現地を調査すると、

Downlight_4

  ◆ダウンライトを引っ張りだしてみる。

案の定、熱で電線が切れていました。

Downlight_3

 ◆矢印の部分

 ここは、耐熱電線を使っています。

Tainetu_2
  ?こんな感じの電線

ここまでわかれば、 

 電球のソケットの交換です。(汎用品でOK)

Downlight_1

しかし、今回はソケットを交換してもだめ。

  ⇒DC12Vが供給されていない。⇒電源ユニットも破損

 で、電源ユニットの注文(納期が2か月!)

交換が完了すれば、

Downlight_2

  点灯OK!

ちなみに、

 最近は、装飾用ダウンライトは、LEDが主流です。

Dc12vled

  ◆今の主流です。

 このため、DC12V電球用の電源ユニットの需要が無く、

 納期がかかるそうです。

                        ・・・・ 電管太郎


ヘビが感電死?キャー\(o.o)/~

2014-02-18 04:19:00 | 電気事故・故障例

組合員Ⅰさんからの情報です。

 とある電気設備での話。

Hebi2

  ※良くある電気設備(キュービクル)

 電気設備の点検中で、中を見ると・・・

Hebi_2

 ヘビがぶら下がっていました。(

  すでに、ご臨終でした。

   ※高圧(6600V)の電路に触れたようです。

ここでの侵入経路は、

Hebi3

  ◆下側の通気口◆

 後日、ここに金網を取り付けるようです。

大事故にならずに良かったです。

  このように、冬に温かい電気設備は注意が必要です。

                     ・・・・ 電管太郎


電気設備で意外と危ないところ

2014-02-13 07:23:13 | 電気事故・故障例

高圧電気設備は、高圧(6600V)⇒低圧(100/200V)に変換して、

 電気を使用します。

高圧部分は、危ないことは承知しています。

 また、各種継電器で電路の保護をしておりますので、

 万が一の電気事故でも、ある程度の保護ができます。

しかし、

 見落としがちなのが、

 高圧変圧器の2次側の配線から低圧の幹線ブレーカーの間

実は、この部分には、保護機能がありません。

  Kansen

 ・高圧電路側は、ヒューズ、地絡継電器等があります。

 ・低圧幹線ブレーカー以降は、

    短絡電流(ショート)を遮断する機能があります。

つまり、

 この部分で、短絡や地絡(漏電)が発生しても、

 電気的な保護がありませんので、相当の電流が流れます。

   ※この部分の電気事故は、大事故につながります。

こうしたこともあり、

 電気設備やキュービクル内の電気工事の際には、

 高圧・低圧関係無く、電気事故防止のために、

 必ず、

 電気を停電して、無電圧の状態で作業します。

  ちょっとの作業でも通電したままではいけません。

                           ・・・・ 電管太郎