ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

焦げ茶牛首紬+更紗帯

2012-01-20 04:37:40 | きものがたり
120118.wed.

西麻布のマリオ・イ・センティエリにて
日本画家の加藤弘光氏の日本画展オープニングパーティー。

 

焦げ茶色の牛首紬。
これは私が持っている紬の中でも最も男らしくて(笑)好きな1枚。

牛首紬は石川県白山市の旧白峰村で織られる絹織物で
玉繭(繭の中に2頭の蚕が入っている)から取り出した糸を使うため
織りあがっても節ができるのが特徴。
また、釘抜き紬ともいわれるほど堅牢で丈夫である。
その昔、高橋治の『風の盆恋歌』でこの紬のことを知り、
いつか着てみたいと思っていた憧れの紬だったのだ。

帯は更紗の名古屋帯。
水色の三分紐に帯留は葉を象ったべっ甲に真鍮の蜘蛛が居るもの。
帯と同系色の帯揚げ。
半襟は水雨模様の黄色。
足袋は花柄の薄い黄色。
草履はつや消しのゴールド。

 

大島のパッチワークに裏が更紗の道中着。
これは初めて見る人にはとても楽しくて興味深いものらしいです。
実際、渋谷駅でマダムから呼びとめられたこともある。(笑)

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