ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

グレー牛首紬+ミャオ族刺繍袋帯

2012-02-22 04:16:15 | きものがたり
120219.sun.

毎年恒例の東織着物パーティー。
赤坂プリンスがなくなってしまったので
今年から東京會館で開催されることになった。

食事も美味しかったし、余興の京劇も見応えありました。
ガレット仕立てのサーモンスフレとか

 こんな高度な雑技とか・・・


本日は、グレーの縞の牛首紬にミャオ族の刺繍の袋帯で。


 

牛首紬は、玉繭(1個の繭の中に2頭の蚕が入っているもの)を使って織られます。
玉繭は糸が複雑に絡み合っているので、
織り出された生地には節が残るが、これが特徴。
丈夫で光沢があり、しかも軽い。
どれくらい丈夫かというと、別名「釘抜き紬」といわれるほどで、
釘を引っかけても破れないどころか、釘を抜いてしまうほど、だそう。
(試したことないけど)
石川県白山市の麓、白峰地区で織られています。

ミャオ(苗)族の帯は久しぶりに出しました。
中国に住む少数民族、ミャオ族の女性たちは
子供の頃から刺繍や織物を習いますが、
その刺繍の技術が素晴らしい!
花や昆虫、鳥、動物などを抽象化した図案はそれは見事です。

 

半襟は、クリーム色に紅型の染め。
帯揚げはブルーと茶の綸子。
帯締めは水色の丸組み。
足袋は地紋入りのクリーム色。

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2 コメント

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ミャオ族の刺繍 (ふくろう)
2012-02-22 21:33:05
すご~い 刺繍ですね!
サテン・チェーン・アウトライン・・・と
いろんなステッチを細かく 多色糸で
楽しくなるような図案ですね。
それが帯に。後ろはペイズリーの3179ようにも見えますが?
お着物とよく合って素敵!!!
今度・・・ (kikkoro)
2012-02-24 00:49:18
ふくろう様

ぜひ実物を見ていただきたいです。
これだけの刺繍、気が遠くなるよな作業でしょうね。
デザインといい色遣いといい、ため息が出ます~。

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