ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

三遠南信とAKBのミュージックビデオ

2018-06-03 08:31:03 | ふるさとまわり
0526.sat.

これを不意打ちと言わずになんと言う?
思わずホロっと泣いてしまった。11分のMV。
「願いごとの持ち腐れ」AKB48
https://towtowmi.jp/column0_211/

npo-if 歴史文化交流フォーラム 第151回講演会
「三遠南信ー県境を越えた地域連携の新ビジョン策定にあたって」

日頃お世話になっている法政大学の高柳教授の講演会ということで、
5月26日、渋谷アイビスビルへ。

三遠南信(さんえんなんしん・SENA)とは、
愛知県東部の東三河地域を「三」、静岡県西部の遠州地域を「遠」、
長野県南部の南信州地域を「南信」とした、
3県の県境にまたがる地域のこと。



1時間半に渡るお話の中で、高柳先生は、中心都市だけでなく中山間地域へ目を向け、
そこからの発想にも重点を置くことが重要だと説かれた。
人口減少により廃校となる地域もあるなかで、
例えば阿南町和合小学校では全校児童数が今年度6人という最小規模校だが、
その6人がすべて外来者の子どもであること、
また都市からの移住者を募集しながら学校を廃校にはできない、と
隣接校への統合を打ち出した教育委員会の見解を町長自らが覆した
辰野町の川島小学校の例もある。

その時に資料として上映されたのが、AKB48のミュージックビデオ。
え?と思うでしょう?高柳先生、場違いですよ。もしかして?σ(^_^;)
それは、昨年3月にやむなく廃校になった浜松市の鏡山小学校。
その閉校前の数日間、AKBのメンバーと児童達が交流した記録だったのでした。

突然アイドルが現れて驚く12人の子ども達。
やがて一緒に給食を食べ、校庭で遊び、掃除をする楽しげな映像が続く。
最後は皆で「願いごとの持ち腐れ」の合唱発表会。
そして、児童一人ひとりから恩師への感謝の言葉。
聞いているうちに、あ、ヤバイ、る、涙腺が、、、。
「クマキリ先生のじゅぎょうはたのしかったです」とメモを読みながら、
声を詰まらせるあどけない男の子を見ていたら、
ついにツーーと頬に。。。
周りからもすすり泣きが聞こえたから、皆もおそらく。。。

―― ここで過ごした時間が、みんなの宝物になりますように。

―― 声を合わせて歌おう。心が離れ離れにならないように。

うーん。あざとい。泣かせるために作らせたMVに違いない。
やられた感は否めない。(~_~;)
が、子ども達の無垢な笑顔、極上とはこのことだと思わずにはいられなかったのでありました。
ちなみに、高柳先生は鏡山小学校の卒業式(閉校式)に出られたのだとか。

12の願い、12の未来が、この先も輝かしいものでありますように。

***
 



それにしても、三遠南信に関する書籍や地元の情報誌が
こんなに発行されているとは思わなかった。
昨年の在京同窓会以来、
大勢の同窓生や関係者にお会いして話を聞く機会が増えたが
故郷を見直さなくてはいけない、と思わずにはいられないイベントの波は
当分おさまらないようです。

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