●5月21日(金)
「国宝 杜燕子花図屏風」(根津美術館)
待ってました~!
最後にこの屏風を見たのは3年前の5月。
ようやく新生根津美術館のこの季節の目玉として帰ってきてくれました。
会期も終盤のこの日、平日だと言うのになんですか、この人ごみは・・・という感じ。
根津が誇る仏像や古代中国の青銅器、茶器などを差し置いて
尾形光琳の「杜若図屏風」は堂々と異彩を放っていた。
一見べったりと塗られた緑、紫、金箔も、
眺めているうちに濃淡のリズミカルな動きが心地よく
花の配置の完璧さにただただ見惚れることになる。
鈴木其一筆 「夏秋渓流図屏風」は見事だった。
へばりつくような苔に粘着質な水の流れがかえって画面に静謐さを与えているようで。
基一さん、大好き。
展示室6の<燕子花図屏風の茶>と題した部屋には
この季節にふさわしい茶道具をずらりと展示。
小堀遠州作の銘五月雨・茶杓や
螺鈿花文香合、涼しげな井戸茶碗など
若葉風の吹く季節の茶会など想像すると、いい気持ち。
庭園もまた見事。
深い色をした水面に浮く白い花、
苔むした仏像にほっと心を奪われながら
時折りスッと通り過ぎる風を感じて歩くのが心地よい。
杜若がちょうど盛りで、新緑の中に淡い紫の花を咲かせていた。
それにしても、山種も根津も、都心にあってこじんまりと名品鑑賞ができる
オアシスみたいないい美術館になって復活してくれて、うれしい限りです。
「国宝 杜燕子花図屏風」(根津美術館)
待ってました~!
最後にこの屏風を見たのは3年前の5月。
ようやく新生根津美術館のこの季節の目玉として帰ってきてくれました。
会期も終盤のこの日、平日だと言うのになんですか、この人ごみは・・・という感じ。
根津が誇る仏像や古代中国の青銅器、茶器などを差し置いて
尾形光琳の「杜若図屏風」は堂々と異彩を放っていた。
一見べったりと塗られた緑、紫、金箔も、
眺めているうちに濃淡のリズミカルな動きが心地よく
花の配置の完璧さにただただ見惚れることになる。
鈴木其一筆 「夏秋渓流図屏風」は見事だった。
へばりつくような苔に粘着質な水の流れがかえって画面に静謐さを与えているようで。
基一さん、大好き。
展示室6の<燕子花図屏風の茶>と題した部屋には
この季節にふさわしい茶道具をずらりと展示。
小堀遠州作の銘五月雨・茶杓や
螺鈿花文香合、涼しげな井戸茶碗など
若葉風の吹く季節の茶会など想像すると、いい気持ち。
庭園もまた見事。
深い色をした水面に浮く白い花、
苔むした仏像にほっと心を奪われながら
時折りスッと通り過ぎる風を感じて歩くのが心地よい。
杜若がちょうど盛りで、新緑の中に淡い紫の花を咲かせていた。
それにしても、山種も根津も、都心にあってこじんまりと名品鑑賞ができる
オアシスみたいないい美術館になって復活してくれて、うれしい限りです。