
2013冬アニメ 京騒戯画を最終話まで見ました
5話くらいまで、設定が頭に入ってこなくて何度か見直してましたが、ようやく最後まで見れました
明恵上人が書いた絵の世界、鏡の都と書いて鏡都で暮らすちょっと変わった家族の物語です
設定---素敵ですね 鏡都がコンピュータ管理されているところとか、鏡都で必要なくなった物を列車が運んでいくとか
かなりツボでした
---上人が書いた絵の世界は、ただそこだけに存在する彼らだけの世界ではなくて、実はいくつもの存在する並行世界の1つだった
やっぱりSF設定がしっかりしているアニメは強いですね
この設定は強く惹かれました
---上人は実は神様の息子で、地球が出来た頃から見守ってきた神だった
上人がずっと謎でしたが、ちょっと合点しました
神が作った1つの並行世界、鏡都、その神と仏の娘のコト
---薬師丸は、そもそも上人になる運命だったんですね
家族が死んでしまったその日に、上人に連れてこられて息子にされた薬師丸は辛かったと思います
それも神の所業だったのでしょうか
上人から力を譲り受けて、本当の明恵上人になる
---上人は、神でありながら、人間の家族を作りたかったのでしょうか
いずれ自分の力を譲り渡す薬師丸を子にして育てる。。。これが運命なんでしょうか
そこには普通の家族とは違う、仏門の出家のようなイメージが感じられました
---上人は神でありながら、並行世界を束ねる神社という組織の一員ってとこは面白いですね
この神社は、3人の子供や古都とは関連が見られず、ちょっと不思議な感じでした
鞍馬とつながっているようでしたが、、 実際に神社が何をしているのか、別の並行世界との関わりなど、もうちょっと膨らませてほしかったところです
---娘が父の作った並行世界を守る為に四苦八苦している
ラストは痴叔父との話喧嘩のようにおなってますが、お互いがどういう存在なのか、明かされてからは納得しました
もう少し明確な敵、脅威がいたら感情移入出来た気がします
---私にも分からないことがいっぱいあると、コトが言ってたように、、伏線が絡まり過ぎてる気がしました
神社の名前は1話から出ていたのに、、、w
薬師丸目線で考るのが、視聴者目線に近いですかね
コトの内面はもうちょっと掘り下げてほしかったですね
ラストの方だと、伏線回収が嵐のようにおきて、コトはちょっと浮いてる気がします
コトに感情移入がもっと出来れば良かったなと思いました
---途中で、実際の歴史上の明恵上人や舞台となったお寺などが声優によって紹介される回がありました
これは素直に良かったですね
昔読んだ本で、物語は既に存在しどこかに埋まっている物で、私はそれを掘り起こしているだけだ、、みたいなことを好きな作家が言ってました
鏡の都の物語も、既に存在する遺物であり、制作者が想像力で掘り起こした本当の並行世界なのかもしれませんね
総合的に、、自分が何者なのかを問い続ける登場人物がよく笑い、よく泣き、ラフな会話とオリジナリティ溢れる奇麗な映像で語られた良いアニメだったと思います
、、もう1週しないと完全に感想がまとまらないかも。。。w