現在はこんな構成で録画アニメやブルーレイアニメを見ています。
再生はパナソニックレコーダーBZT-760か、PS3のどちらかを使っているのですが、、
この2機で映像に違いが出ることに気付きました。
プロジェクターでアニメ観賞 ソニーPS3 vs パナソニックDIGA BZT760 画質の傾向 SAO2 オープニングを比較
過去記事ですが、、
極端な画質の違いでは無いんですが、画作りの傾向の違いかなと思います。
ブルーレイ再生において
BZT760
○黒潰れしない豊かな階調性
×画面全体が均一的であっさりした印象
PS3
○高コントラストでシャープな映像、記憶に残る
×中間階調が少ない。黒潰れ気味。青みが強くて固い印象。
※ 追記
PS3の色信号出力設定-RGBフルが、PC機器と同じ(0-255)で、プロジェクターのHDMI設定-スタンダード(16-235)と異なっていた為、白飛び/黒潰れ気味の映像になっていました。
階調が飛んで無くなっている状態です。
BZT760はAV機器の為、(16-235)で合っています。
PS3の設定を直して再評価テスト中です。。
ソニーの製品は、プロジェクター、ヘッドホン、デジタルカメラ、など、「派手でソリッド」な製品が多いように思います。 勝手な印象ですけど。。w
なんというか、人間味を感じないというか、「味」という部分でどうしても他社メーカと比べて届いてこないものがある。
ビクターのプロジェクターと比べて、オーディオテクニカのヘッドホンと比べて、ニコンの一眼レフと比べて、、、
。。。なんか話しがそれてソニー製品の酷評になってしまいました。。。w すみません、今までソニー製品を選んでこなかっただけかもしれません。。
録画アニメの再生(アップスケーリング)においては、BZT760の方が綺麗なような。。
80インチで見比べると、明らかにノイズが少なかったです。
僕は総合的にパナの方が好きかなと思います。
ところで、結局PS3はゲーム機だし、BZT760はレコーダーなのです。
ブルーレイの再生は。。。オマケとまでは決して言いませんが、それなりに満足してるし。。
でも、デジタルデータの再生にも関わらず再生機で違いが出るなら、再生専用機ってどうななんだろ?もっと良いのでは。。? っていうのが今回の趣旨です。
前置きが長くなりましたが、、ブルーレイプレーヤー再生専用機の検討です。
パイオニアの高級ブルーレイプレーヤーBDP-LX88 / 58
ここ数年OPPOやケンブリッジオーディオなど、海外製が巾をきかせている高級ブルーレイプレーヤー市場に6年ぶりの新製品を投入するパイオニア。
最近は本当に景気の悪いニュースしか聞かない日本のAV市場で、これは嬉しい製品ですね。。
しかも、画質性能では上位機と同等のLX58価格設定が10万円以下。
ぴんときましたね。。。w まさに僕みたいに20万以上は厳しいけど、10万円程度なら投資出来るかなってユーザー向け。
アバックさんで試させて頂きました。
ソフト---ブルーレイEVANGELION 3.33
プロジェクター---DLA-X35
AVアンプ---パイオニア上位機
プレーヤー---BDP-LX58
※プレーヤーは映像音声共にHDMIでアンプに出力。
感想
○ コントラストは高め。色乗りがいい。
○ 黒潰れしない。暗い場所のディティールが良好。光の描写も好ましく思える。
○ 1コマ1コマが綺麗。混み合った描写でディティールが見える。早い動きに強いか。
○ (DTCP-IP機能) パナレコーダーからの録画アニメの再生画質が良い! (ちょっと驚くレベル
○ 自照式リモコンで操作し易い。
○ スマホ用のリモコンアプリ有り。
○ DTCP-IP機能。レコーダー、REC BOX等と連携したメディアプレーヤー機能
○ 自然な効き具合の画質調整機能。
× 本体の作り(見た目、触った感じ)は7万円のレコーダーよりは良いが、10万程度のAVアンプと同等。
× (DTCP-IP機能) PS3と比べて反応が同程度。少し遅い。再生前になぜかパイオニアのロゴ画面が出ます。再生後の早送り等は、PS3よりもいいかも。
× ブルーレイ再生しながらの画質設定において、リモコンの反応がちょっと遅い。
※僕の環境はAVアンプからヘッドホン(ATH-AD2000X)なので、音に関しては試聴してません。。
特筆すべきは、
○ 1コマ1コマが綺麗。混み合った描写でディティールが見える。早い動きに強いか。
○ (DTCP-IP機能) パナレコーダーからの録画アニメの再生画質が良い! (ちょっと驚くレベル
この2つ。
プロジェクターX35のクリアモーションドライブでコマ間のつながりをスムーズにしているのを差し引いても、
再生機としての違いを感じました。
冒頭、US作戦
Mark.04と2号機が接触~ATフィールドをこじ開けるまで / マリがライフルの照準を合わせるシーン
この辺りで動きの良さを感じました。
なんでしょうね。。1コマ1コマの絵に残像が少ないってことなんでしょうか。
速い動きの場面って、どうしてもディティールが追えない部分って有りますが、、これに対して、「見える感覚」
これは体調とか目の調子が影響する部分も有るので、手放しで他の機種より良いですとは言いきれませんが。。
気になりますね。。
録画アニメの再生はGOODです。実に良かった。
右上にTOKYO MXの文字が有ることに、さらに驚き。。w
『Fate/stay night』と『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』を少し見ました。
どちらも自宅では録画したまま見ていないタイトルだったので、比較出来ないんですけど。。w
100インチのスクリーンサイズでもノイズがほとんど見られませんでした。
要はノイズリダクションのアプローチが良いと感じました。
よーく見ると、ノイズは有りますけど、好ましい抑え方。目立たないって表現が正しいかもしれません。
ノイズを目立たなくする時のモゴモゴした部分が、PS3よりも細かいと思います。
ブルーレイより色数が少なくてのっぺりしがちな放送録画アニメですが、色もいい感じの印象でした。
最新のクロマアップサンプリングが効いてるんでしょうか?
あと画質調整機能。
PURE CINEMA---フィルム素材のプログレッシブ変換方法の設定。
Stream Smoother---内蔵の高画質化回路を使い、モスキートノイズやブロックノイズの低減といった画質補正を行います。ネットワークや低ビットレートのビデオコンデンツ再生時に効果的
Progressive Motion---プレッシブ映像に効果を与える設定です。プログレッシブ映像の動画や静止画が鮮明になるように調整します。
※公式サイトから抜粋
pure cinemaは、輪郭の角が取れていい感じでした。
EVANGELION3.33においては、ヴィレの艦隊などCGが大胆に使われているシーンの自然な映像が印象的でした。
CGの場面は画質調整によっては輪郭がチラついて不自然に見えますが、綺麗に調整出来ました。
ビクタープロジェクターの4kプロファイル、「FILM」に近い印象。
X35はe-shift搭載機ではなく、4Kプロファイルが無いので、試せませんでしたが、
プレーヤーでスムージング強め、プロジェクターでシャープな設定にしたらどうかな?とか、その逆とか、試してみたい。。
かなり期待を持ちました。
プロジェクターをX500Rで試写出来る環境も有ったようですが、自宅のX55Rと比べてステップアップし過ぎなので、辞退しました。。w
ところで、、今年はビクターのプロジェクターの新製品は無かったみたいですね。。
ビクターの個人向けプロジェクター部門は黒字だと、AVWatchの記事で見た覚えが有るんですが、大丈夫でしょうか。。。
ちょっと心配になりました。 将来的には有るであろうビクターのネイティブ4Kプロジェクターに買い替えたいので。。
パソコンや白物家電と違って、エンジニアが感性を使って作るAV製品というのは、代えがきかないですからね。。。
三菱は昨年2013年に個人向けプロジェクター、ディスプレイ市場から撤退しました。
JVCケンウッドには頑張って頂きたい。。
まとめ
パイオニアBDP-LX58はブルーレイ再生機として、メディアプレーヤーとして、僕のアニメ視聴環境改善において大いに期待出来る機種。
メーカー独自に調整された画作りと緻密で優秀なノイズリダクションが、より満足度の高い映像体験に導いてくれると感じました。
LX58の画質調整、自宅のプロジェクターDLA-X55Rの画質調整を絡めて設定したい。。。w
本日初見でしたが、年内に欲しいです。。。 色々とやりくりせねば。。w
AVACのスタッフさんありがとうございました。。