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タンパクの状況を知る

2007-06-02 | 分子整合栄養学
タンパクの状況を把握するには血液検査が必要となります。

血液検査では、タンパクの状況を知る指標はいくつかあります。
まずは、総タンパク、アルブミンという項目を見るのですが、
これらは血管内の水分の量に左右されるので
よく誤解される原因となります。

つまり、脱水という血管の中の水分が少ない状態となると
アルブミンがあたかも十分あるような顔をするのです。
脱水というと、汗をかきすぎた時や高齢者で問題となるぐらいで
自分には関係ないと思っていませんか?
これも誤解を生む原因ですが、実は体の中のタンパクが少なくなると
浸透圧という血管内に水分を維持する力が低下して誰でも
容易に脱水傾向になりやすいのです。
特に若い女性はダイエット志向が強いので、多くの女性は
ほぼ脱水傾向ではないかと思います。
でも自分がタンパク不足だと思っている方は殆どいません。

それは、総タンパクとアルブミンの値だけでタンパクの
状況を推し量る検査の見方に問題があるのです。
しかし、健康診断や医療機関では、この2つの指標だけで
タンパクの状況を評価している事が実に多いのです。
だからタンパク不足が見逃されているわけです。

そうしたらどうするか
実はタンパク不足は、総タンパク、アルブミンの値に加えて
γーGTP、BUN(尿素窒素)、総コレステロールなどの指標も
併せ見て総合的に判断する必要があります。

昨日タンパクは薬やホルモン、ミネラルを運ぶトラックだ
とお話しましたが、実はそれだけではありません。
もっとも基本的なところで働いてくれています。
我々の体を支えている筋肉やホルモン、
酵素などはすべてタンパク質でできています。
だからタンパクは我々が元気に活動するためにも
最も基本となる栄養素です。
ですからその不足は、一大事なのです。
でも医療機関で十分それが評価されない、大事にされていない
現実がありますから、決して医者や医療機関任せにせずに
皆さんご自身の目を養って下さい。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-06-03 11:26:37
こんにちは皆さんどんな記事書いてるか寄って見ました
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