夏草刈り取りが終わりすっかり、綺麗になった木津川堤に刈り取りを免れたセイバンモロコシの小群生が残っていた。
刈り取り前にはそれこそ堤防何kmにも渡って大群落を無し蔓延っていた。
イネ科の植物の何れもがそうであるように小さな籾粒より白い蕋を二つ、黄色い蕊を二つ覗かせて居る。
イネ科のこの手の草は種類も多く、木津川河川敷にもよく似たものがたくさんあるが、これは間違いなくセイバンモロコシに違いない。
撮影2014.11.3
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イネ科モロコシ属:多年草
地中海沿岸原産の帰化植物、高さ0.8~1.8m、地中に長い根茎をのばし、葉は長さ20~60cm、幅1~2cm。
葉舌は長さ約3mmで縁に短毛、花序は長さ20~50cmの円錐状。
花序の枝は輪生し、上半部に有柄の小穂と無柄の小穂が対になってつく。
小穂は長さ4~7mm、有柄の小穂は雄性で芒はない。
無柄の小穂は両性で芒があり、苞穎はかたく、黄褐色で光沢があり、伏毛が密生する。
花期は8~10月