ナルトサワギクは木津川堤のそこかしこにみつける事は容易だが在来種のこのサワギクには終ぞ出逢った事はない。
この個体も先日に同じく大和高原の鎮守杜の林縁で出逢ったもの・・・
草丈1mばかり、葉は羽状に深裂し、茎の上部で数本に枝分かれ、その枝先に数個の黄色い花を付ける。
頭花は直径約1.2㎝、舌状花・筒状花は共に黄色・・・花が残っているうちに果実の白い冠毛が目立つようになり、これがボロ裂のように見える処から、別名「ボロギク」と呼ばれて居る。
撮影2016.6.22
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キク科キオン属:在来種(日本固有種)
茎は円筒形、中空。葉は互生し、薄く、羽状に深裂、葉の裂片は3~5対、頭花は直径約1.2㎝、舌状花は黄色、筒状花も黄色。
総苞は長さ約5㎜、総苞片は長披針形1列、果実は長さ約1.5㎜、冠毛は白色。
草丈は1m前後になり、柔らかい。葉は羽状に深裂し、茎の下部に付く葉には毛が多いが、中部以上に付く葉には毛が少ない。
6月から8月にかけて黄色い花を咲かせ、果実が稔ると冠毛が集まってぼろくずのように見えるので、ボロギクの別名もある