石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

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〈本文は、敬称略〉

希望に架ける橋。

2011年10月18日 | 復旧・復興への取り組み
10月17日(日),津波によって被災した二つの橋が仮復旧しました。

一つ目は石巻市北上川河口にある「新北上大橋」です。

(被災直後の写真です)
この橋周辺から下流は,集落が丸ごと無くなってしまうほど,被害の大きい地域でした。
大橋右岸のすぐ近くに,大川小学校があります。

(10月17日撮影)
津波で橋が流失してからは,対岸に渡るために飯野川橋を迂回して40分ほどかかっていましたが,これで北上地区と旧河北町釜谷地区の往来がぐっと楽になりました。





11:00供用開始。
待ちわびた地元の人達が行き交い始めました。
写真の右手に元の橋の橋脚が見えます。
地盤が沈下しているので橋の本復旧の工法をこれから検討する必要があり,本復旧まで3~5年を見込んでいるそうです。


午後からは石巻市の工業港と東松島市の沿岸部を結ぶ「定川(じょうかわ)大橋」の開通です。

(被災直後の写真です)
左岸側の付け根,そしてタンカーが追突した衝撃で真ん中が落橋していました。
未だに,タンカーが衝突した付近には,タンカーの赤い塗料が生々しく残っています。


(10月17日東松島市側から撮影)
定川大橋は被災した元の橋がほとんど使えないので,平行して仮設の橋を建設しました。

石巻市側からの定川大橋の様子です。
正面が被災した元の橋。
グニャンと左側に仮橋が延びています。


15:00供用開始。

工業港からの大型トラックが行き交います。
今後は瓦礫運搬のトラックの利用が多くなりそうです。
これで国道45号線や,三陸自動車道石巻港IC付近の混雑が緩和され,復旧作業のスピード化が図られそうです。

(S.O)


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