5月29日~30日に仙台・宮城県観光キャンペーン推進協議会主催の旅行会社等を対象としたエキスカーション(モニターツアー)が行われました。
5月30日,「世界遺産と港を巡る伊達な温泉コース」では中尊寺を拝観した後,石巻市の日和山に立ち寄りました。
ちょうどお昼時間に合わせて来石し,日和山の「蛇の目寿司」で昼食をとりました。
昼食後,日和山公園で石巻観光ボランティア協会の斎藤会長による「学びガイド」を聞きました。
「3月11日,津波が自分の家をさらっていく惨状を,みんながこの日和山から見ていました。今も住民はこの光景に心を痛めています。」
「眼下に広がる南浜町は被害がひどかった地域のうちの一つで,1720世帯・4600人が住んでいました。今は被災家屋の解体を待つだけの状態です。」
斎藤会長が日和山から見える光景を前に,津波被害の悲惨さを語っていきます。
日和山公園の柵には被災前の写真パネルが設置され,被災前と現在の風景を比較することができます。
日和山~南浜町~火事にあった門脇小学校をバスで案内されたあと,石巻駅前の「ロマン海遊21」で石巻産品の買い物です。
その後,女川町へ移動。「高政本店 万石の里」で工場内見学とささかま直火焼き体験試食を行いました。
今回のツアーをきっかけに,各旅行会社さんで防災研修ツアーなどの企画に役立ててもらえればと思います。
(S.O)