石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

『復興に向けて頑張る地元企業』や『石巻地域の復旧状況』といった地元密着情報などを発信していきます!
〈本文は、敬称略〉

地元産食材をお届け!産直市が開催されました!

2013年12月27日 | 地域情報

 JAいしのまき管内で生産された新鮮で安心・安全な農畜産物を,消費者の皆さんに提供する「産直市」が去る12月21日(土)に開催されました!

 当日は茂洋産子(※1)の仙台黒毛和牛(※2)や環境保全米(ササニシキ,ひとめぼれ)などがお買い得価格で販売されました!

 

 開催前日の石巻地域では雪が降り,10センチ前後の積雪がありましたが,JAいしのまき石川代表理事組合長も「雪の影響で開催が危ぶまれたが,無事に開催でき一安心」とあいさつ

 

 仙台黒毛和牛の販売は数量限定ということもあり,まだ積もった雪が残るなかにも関わらず,販売開始の1時間前からお客さんの行列が出来ました

 お客さんのなかには,「去年も産直市で買って,とってもおいしかったから今年も買いに来たんだよ。」というリピーターの方もいらっしゃいました

 
 限定700パックとなっていましたが,なんと開始30分ほどで完売となり,仙台黒毛和牛の人気とおいしさをうかがうことができます

 

※1
 茂洋(しげひろ)とは,平成13年に宮城県石巻市で生まれ,平成19年度肉用牛広域後代検定成績で,脂肪交雑(霜降りの度合い)・ロース芯面積(ロースの量)が全国1位となり,さらに平成19年に宮城県の基幹種雄牛として認定された宮城県期待のブランド和牛です。
 その茂洋を父に持つ子牛が「茂洋産子」となり,全国でも唯一ブランド牛肉の呼称使用が肉質等級A5・B5格付けの牛肉のみに許される「仙台牛」の認定率向上が期待されています。

 

※2
 仙台黒毛和牛とは,認定が大変厳しい仙台牛の次にランクされ,肉質等級はA3~4・B3~4・C5格付けの牛肉をいいます。仙台牛と同じ育て方をしたもので,その美味しさは他の銘柄牛と遜色なく,お求めになりやすい価格で流通しています。

 

 産直市では「いしのまきの和牛地産地消フェア」も同時に開催され,仙台黒毛和牛の焼肉の試食が振る舞われました

 この「いしのまきの和牛地産地消フェア」は,宮城県東部地方振興事務所畜産振興部と石巻地域畜産振興協議会が企画し,石巻で生産される黒毛和牛のおいしさを消費者の皆さんにもっと知っていただきたいという想いから開催されました。

 
 試食コーナーでは,仙台黒毛和牛について解説したパネルが設置され,仙台黒毛和牛の認知度などについてアンケートも行われました。

 

 
 今回の試食で提供された牛肉は,「茂洋」の血を引く,石巻で産まれ肥育されたA4ランクという品質の高い牛肉ということもあり,試食をした方からは,

「とっても柔らかく,甘みがあっておいしい」
「買い物に来て,こんな美味しいお肉を食べられるとは思わなかった」

などの感想をいただき,皆さんその美味しさに顔がほころんでいました

 みなさんのその笑顔に,地元のおいしい食材を安心して食べることができることの有り難さや嬉しさを感じることができ,改めて,震災後の関係者の努力や支援いただいている多くの方々の存在に感謝します!

 

「ご存じですか?宮城の和牛 いしのまきの和牛」
 石巻地域で「仙台牛」「仙台黒毛和牛」を提供しているところは,こちらをご覧ください!
 ※画像をクリックすると,拡大できます。

 

 牛肉のほかにも,JAいしのまき産の米(ササニシキ)を使用したお酒や新鮮な野菜の販売も行われていました!
 

 

 
 会場にはさまざまな地元産農産物が並び,たくさんのお客さんで賑わいました。

 

 こちらは東松島市にあるJAいしのまき直売所「菜っちゃん市場」のスタッフの皆さん

 とっても素敵な笑顔で,地元産食材を使ったお総菜を販売している出展者の皆さんがいらっしゃいました

 

 地元産の新鮮な野菜や農産加工品はもちろんのこと,海沿いに面した地域の特徴を活かし,直売所では珍しく「生牡蠣」を販売しています。

 12月28日(土)には,今年最後の営業として「歳の市」が開催されます!当日は宮城県産黒毛和牛の販売(数量限定)やしめ縄など正月用品の販売などが行われます。

 皆さん是非,年末年始の準備に向けて,菜っちゃん市場の「歳の市」へ行ってみてはいかがでしょうか

  ⇒歳の市の詳細情報はこちら

 

 

(haru)


洋菓子店「お菓子の国 パンジー」 ~「いしのまき地域すいーつ」展示発表会参加店紹介シリーズ~

2013年12月24日 | 地域情報

 宮城県東部地方振興事務所では,慶長遣欧使節出帆400年を記念し,去る10月10日(木)宮城県慶長使節船ミュージアム(通称:サン・ファン館)を会場に,石巻製菓製パン同業組合と共催による「いしのまき地域すいーつ」展示発表会を開催しました

 ⇒取組内容については展示発表会参加店紹介シリーズの第1回目をご参照ください。

 

第6回目の紹介はこちらをクリック!

 

 第7回目は,洋菓子店「お菓子の国 パンジー」を紹介します

【震災からの復旧の状況】

 
 お菓子の国パンジーは,JR仙石線陸前赤井駅の近くに位置し,周辺は海から直線で約2km離れている地域ですが,川を遡上した津波に襲われました。幸い御家族は避難し皆無事でしたが,2m近い浸水で店は甚大な被害を受けました。(写真 水が引いてからの店の様子 H23.3撮影)

 

お店の方から一言

 「平成23年5月から店の前で販売を始め,平成23年10月5日に店を再開することが出来ました。支えてくれた皆様に感謝申し上げます。」

 

【現在の店の様子】
 

 

【展示発表会へ出品した菓子】


 伊達なもちもちずんだカステラ 価格1,300円/個箱入り(税込み)
  (慶長遣欧使節出帆400年を記念し「メキシコ,伊達,支倉常長等」をイメージさせる菓子です。)

お店の方から一言

 「伊達なもちもちずんだカステラ」は,「伊達もの」を意識し,伊達政宗のように格好良く,みんなが笑顔になるような「宮城のカステラ」を作ってみたいと思い,新たに取り組んだ菓子です。

 「みんなが一度は食べたことがある商品」をコンセプトに,地酒(平孝酒造の日高見)を使用し,生地はどら焼きの皮をイメージして作りました。カステラの中にずんだペーストを生クリームと一緒にたっぷりとサンドし,みんなが親しみやすい味に仕上げました。

 地域の皆様に御試食いただいた結果は,もちもち感とお酒のほのかな香りがあると好評でした。冷凍保存が可能なので,お土産として使っていただきたいと思い作りましたので,どうぞお試しください。

 

【店長“イチオシ”スイーツ】


 「クッチームースパイ」

お店の方から一言

 矢本二中の生徒3人が学校の職場体験学習の活動を通して考案したケーキです。クッキーと苺,そしてクリーミーなムースにサクサクのパイを載せました。生徒の「食べてみたい」を実現し,良いとこ取りをしたケーキです!11月から販売しています。

 


 「イーナのぷにょぷにょほっぺもちもちシュー」

 ポンデケージョ(チーズパン)ミックス粉を使い,もちもちしたシューを焼き上げ,カスタード,チーズ,生クリームをブレンドしたクリームをたっぷりと入れました。まるでお餅のような食感のシュークリームです。10月から販売しています。

※イーナちゃんは,東松島市のゆるキャラ,イートくんの妹です。

 

 

【作り手の想い】

 まだまだ復興には至っていない状況です。特に周辺の人口が減少している影響が大きいと思います。是非とも,お近くにお越しの際は,御来店ください。様々なオリジナルのお菓子を準備し,皆様の御来店をお待ちしております。」


作り手:お菓子の国パンジー 佐藤 清喜 氏

 

【お店情報】

連絡先 : 0225-83-2253

営業時間 : 9:00~18:30

定休日 : 第2,第4水曜日(月2回) (元日~3日まで休業)

住所 : 東松島市赤井字川前一3-3

 

【記載者コメント】

 東松島市のキャラクター「イート&イーナ」は,耳がハート型で心が集う都市と市の花「桜」の花びらを表し,東松島市の自然豊かな将来像を表しているそうです お菓子の国パンジーでは,このキャラクターを使用したお菓子が多くみられました
 自然豊かな東松島市は,「嵯峨渓」,「大高森」,「奥松島縄文村歴史資料館」など見どころがたくさんあります!
 是非,東松島市へお越しください

※嵯峨渓などを巡る奥松島遊覧船は,年内の運行は終了しており,来年4月から再開される予定です。来年度中に新たに2隻を増やし4隻体制を目指しているそうです。(詳しくは下記をご覧ください。)

 株式会社 奥松島公社 : http://www.okumatsusima.jp/

 

次回は,珈琲工房いしかわを紹介いたします

 

 

(toshi)


和菓子店「大沼製菓」 ~「いしのまき地域すいーつ」展示発表会参加店紹介シリーズ~

2013年12月18日 | 地域情報

 宮城県東部地方振興事務所では,慶長遣欧使節出帆400年を記念し,去る10月10日(木)宮城県慶長使節船ミュージアム(通称:サン・ファン館)を会場に,石巻製菓製パン同業組合と共催による「いしのまき地域すいーつ」展示発表会を開催しました

 ⇒取組内容については展示発表会参加店紹介シリーズの第1回目をご参照ください。

 

第5回目の紹介はこちらをクリック!

 

 第6回目は,和菓子店「大沼製菓」を紹介します

 

【震災からの復旧の状況】

 工場や販売店は石巻市の内陸部にあるため,津波の被害は無かったものの地震により建物や機械設備が倒壊しました。
 水道は,震災から12日後の3月23日から使えるようになり,翌日から在庫の原料と使用可能な設備で生産可能な商品の製造を開始しました。

  

お店の方から一言

「沿岸部の避難所に救援物資を届けることが出来たのは,燃料を分けてくださった農家の方々や,被害に遭っているにも関わらず,先陣切って誘導してくれた方,搬送の手伝いをしてくださった地域住民の皆さんのおかげです。とても感謝しております。」

 

【現在の店,工場の様子】
 販売店舗

工場

 

お店の方から一言

「震災当時は,量販店等での販路は,一時先の見えない状態となりましたが,稼働無くして企業は動かないとの思いからいち早く生産再開に踏み切りました。御協力いただいた方々,被災地を応援してくださった全国のお客様に心よりお礼申しあげます。」

 

【展示発表会へ出品した菓子】


桃次郎のきびだんご(ずんだ餡) 価格126円/個(税込み)
 (石巻の地域住民から愛され続けられる菓子です。)


桃次郎のきびだんご(くるみ餡) 価格126円/個(税込み)
 (石巻の地域住民から愛され続けられる菓子です。)

 

お店の方から一言

 「桃次郎のきびだんご」は,きび粉と数種類の米粉を独自製法で配合し,もちもちとした食感を出しています。
 丸いお団子生地の中に自社工場で炊いた餡が入っています。噛んだ瞬間「ふわふわ」美味しいずんだ餡と「とろーり」濃厚くるみ餡の2種類があります。

 

【店長“イチオシ”スイーツ】


「女川高校発 東日本大震災 復興プロジェクト第1弾 たまげ大福だっちゃ」

オレンジ:レモンあん(笑顔) ピンク:トロチョコ(幸せ) グリーン:きなこクランチ(楽しい)

 

お店の方から一言

 本商品は,災害ボランティアで石巻市を訪れた当時明治学院大学の大学生(現在は,一般社団法人Colabo)がコーディネーターとなり,女川高等と当社が支援金付きの和菓子の商品開発を行いました。
 企画会議を何度も重ね,生徒の思い(笑顔・幸せ・楽しい)の詰まった三色のミニ大福「たまげ大福だっちゃ」が完成し,平成23年9月に復興貢献プロジェクト第1弾として販売を開始したものです。販売開始より当地のみならず全国から数多くの反響をいただき,全国各地の学校の協力で販売が行われています。
 本商品は,(株)高政女川本店(蒲鉾店)でも販売されております。

 ○女川高校発 東日本大震災 復興プロジェクトは,下記のバックナンバーでも紹介しております。
  ⇒http://blog.goo.ne.jp/et-sinbk2/e/1c2b7ef04746a1616fba10de5252bd27

 


「女川高校発 東日本大震災 復興プロジェクト第2弾 女川AGAIN(あがいん)ボウル」

左:ありがとう(くるみ) 中:よろしく(桃生茶マロン) 右:またね(チョコバナナ)

 

お店の方から一言

 本商品は,第1弾の「たまげ大福だっちゃ」を通じて復興を支えていただいた方々への感謝と,広がった交流の輪がこれからも続くよう願いをこめた女川高校との最後のコラボ企画商品です。(平成25年春に女川高校は閉校となります。)

 味の組合せや食感,パッケージ,ネーミングに至るまで一つひとつ高校生の案から作られたものです。その商品名である「女川 AGAIN(あがいん)ボウル」は,(AGAIN)-「再び」を意味する英語と,(あがいん)-「食べて」という方言を掛けています。

 生地に宮城県産の米粉,バターと蜂蜜をふんだんに使用した3種類(くるみ,桃生茶マロン,チョコバナナ)のクッキーが入っています。
 また,3つの味には,それぞれ生徒からのメッセージが込められています。

 (1)たくさんの方々からの御支援、あたたかいお気持ちに感謝をこめて「ありがとう」

 (2)たくさんの方々と繋がった絆,これからも「よろしく」

 (3)2014年春,女川高校は閉校します,でも・・・「またね」

 

【作り手の想い】

 「桃次郎のきびだんご」は,昭和61年2月の発売から27年,今なお,地元住民から愛され続けられる和菓子です。
 販売当初は,直径5センチメートル程度の大きな団子を3つ串に刺して販売していましたが,テレビ番組の桃太郎紀行で訪れた俳優のS氏から「味はいいけど,こんなに大きかったら都会の人は買わないな」と一言。ここから関東圏での販売も視野に入れた改良が始まりました。小さく串を添えるなど,たくさんの人のアイデアと愛情で今の「桃次郎のきびだんご」があります。

 「懐かしい」とネット販売や帰省のお土産として御利用いただいております。「ふるさとの味」として皆様の記憶にあることを大変嬉しく誇りに思います。


作り手:(株)大沼製菓 大森 信悦 企画部長

 

【お店情報】

連絡先 : 0225-76-3213

営業時間 : 販売店 9:00~18:00

定休日 : 毎週日曜日(元日から3日まで休業)

住所 : 宮城県石巻市桃生町給人町字東町119


 

【記載者コメント】

 大沼製菓様のように,震災直後に自らも被害に遭ったにも関わらず,「もっと苦しい人たちがいるから」と,避難所に食料を運んでいただいた食品製造業の方々がたくさんおられます
 宮城県人としてとても誇りに思います。ありがとうございました

 

次回は,お菓子の国パンジーを紹介いたします

 

 

(toshi)


未来を照らす 希望のひかり“~慶長使節出帆400年記念~サン・ファン・イルミネーションツリー”

2013年12月16日 | イベント・お祭り情報

~慶長使節出帆400年記念~

「サン・ファン・イルミネーションツリー」,「ファンタジーフェスタ2013」

(クリックすると拡大できます。)

 

 平成25年11月3日,東日本大震災の影響により休館していた「宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)」が約2年8ヶ月ぶりに再開館しました

 

 東日本大震災時には,ドッグ棟に6メートルの津波が押し寄せ展示物が流され,大きな被害を受けました。

 復元船「サン・ファン・バウティスタ」は,港内の海底が露わになる程の非常に強い引き波と押し寄せる波に翻弄され,大きく浮き沈みをくり返しながらも,最後まで踏みとどまることができました。

 しかし,震災後の平成23年4月下旬に起こった突風のために,中央メインマスト見張り台上部のトップマストと,前方のフォアマストが折損してしまいました。

 ⇒被害当時の様子がサン・ファン館のブログで紹介されています。こちらをご覧ください。
   (http://santjuan.exblog.jp/15484066/

 

 

 震災から約2年8ヶ月が経ち,ようやく館内と復元船の修復を終え,再開館に辿り着くことができました!

  ⇒修復の様子については,以前ブログでも紹介しました。こちらをご覧ください。
   (http://blog.goo.ne.jp/et-sinbk2/e/af763cedcfc4e612fc01b6785b6d5148

 

【再開館の様子】

 

 

 

 
 折れてしまったフォアマスト,メインマストも修復され,その迫力を取り戻しました!

 

 そして,12月13日(金)より,震災前,石巻の冬の風物詩として定着していた復元船「サン・ファン・バウティスタ」のライトアップが,慶長使節出帆400年とサン・ファン館の再開館を記念して約3年ぶりに開催されています!!

 

 これまで再開館に向けたイベントの際には,ライトアップしたこともありましたが,今回は12月31日(火)まで,毎晩開催されます!


 夜の海に浮かびあがる「サン・ファン・バウティスタ」の姿はとても幻想的で,見とれてしまう美しさです!

 

 さらにライトアップに併せて,12月23日(月・祝)にはサン・ファン館が夜間に特別開館する「ファンタジーフェスタ2013」が開催されます!

 

 当日は,パークに出店が並ぶほか,ミニコンサートやご家族で楽しめるワークショップなど様々なクリスマスイベントを開催します

 

 光に包まれた「サン・ファン・バウティスタ」を眺め,はるか400年前に大海原に乗り出した慶長使節に想いを馳せながら,素敵な夜を過ごしてはいかがでしょうか

 みなさん,ぜひお越しください

 

~慶長使節出帆400年記念~サン・ファン・イルミネーションツリー

【期 間】12月13日(金)~12月31日(火)

【時 間】日没~20:30

【備 考】

  ※宮城県慶長使節船ミュージアムへの入館及び復元船への乗船はできません。 (通常入館時間に準ずる)

  ※期間中,サン・ファンパーク立体駐車場の開放時間を,午後9時まで延長いたします。

  ※震災の影響により電飾と照明機器の大部分が被災したため,ライトアップによる点灯を中心に実施いたします。

  ※詳細は宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)ホームページでお知らせいたします。

 

ファンタジーフェスタ2013

【期 間】平成25年12月23日(月・祝)16:30~20:30 (最終入館20:00まで)

【場 所】宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)

【料 金】16:30分以降は入館料350円(高校生以下無料)

【内 容】

1.会場:宮城県慶長使節船ミュージアム

 (1)復元船ライトアップ(12月13日~12月31日まで開催)

 (2)クリスマスミニコンサート(琴演奏)18:30~

      生田流箏曲 箏貴会 小野こう子社中

 (3)クリスマスワークショップ(オーナメント作り)※定員あり,要材料費

 (4)クリスマスカフェ

 (5)ゲームコーナー(無料輪投げ)

2.会場:サン・ファン・バウティスタパーク

 各種出店

【備 考】

※延長開館中は、シミュレーションシアター及び乗船見学不可

※サン・ファンパーク立体駐車場の開放時間を午後9時まで延長いたします。

 

 

【問い合わせ先】
 公益財団法人慶長遣欧使節船協会(宮城県慶長使節船ミュージアム)
   TEL:0225-24-2210 

【ホームページ】
  http://www.santjuan.or.jp/

【場 所】
 宮城県石巻市渡波字大森30-2

 

 

(haru)


「やっぺす文化祭」が開催されました!

2013年12月13日 | 地域づくり団体

 去る11月27日(水)~28日(木),石巻市開成地区の仮設住宅団地内の開成ささえあい拠点センターで「やっぺす文化祭」が開催されました!

 この文化祭は,被災地の地域づくりを支援する「やっぺす隊」の皆さんが主催しました。

  ※「やっぺす」はこの地方の方言で「一緒にやりましょう」という意味です

 

 この文化祭は地域の復興に向けて活動しているNPO法人石巻復興支援ネットワーク(通称やっぺす隊)の皆さんが,仮設住宅団地でのコミュニティーを形成することを目的に開催したもので,毎年この時期に開催しております

 

 東日本大震災により住み慣れた土地から仮設住宅団地に移られた皆さんは,同じ団地でも知り合いも少なく,どうしても家にこもりがちになります。
 このような居住環境の中で安全で安心して暮らしていくためには,新たなコミュニティーの形成が必要です。

 仮設住宅団地には集会所や拠点センターなど住民と住民,住民と地域以外の人が集える施設が設置してあります。

 

 「やっぺす隊」の皆さんは震災直後の平成23年5月から集会所を会場に,「絵手紙」「ビーズ」「紙ひも」「手芸」「書道」などの体験教室を行い,数多くの作品がつくられました

 文化祭は,参加者がこの1年に自分の技術を磨いてきた発表の場として開催しており,会場には100点を優に超える作品が展示されました。
 一つ一つの作品が個性溢れる力作で,とても素人の作品と思えない芸術性の高い作品も少なくありません!

 思わず見入ってしまいます

 この取組が口コミで地域外にも広がってきていることもあり,今年の文化祭の特徴として「外部の方々の来場が多く見られた」「既に仮設住宅から引っ越された方々もご来場いただき,懐かしい再会が叶った」とのこと

 主催された「やっぺす隊」では,体験教室が仮設住宅で暮らす皆さんの日常的な会話や相談事などを気軽に仲間に話す機会といったコミュニティーの場となっているだけでなく,この体験教室を通して将来手芸などを生業として被災者が自立していくことも期待しているそうです。

 

 展示作品の中で最も点数の多い「絵手紙」と「カレンダー」。
 水彩絵具で描かれた色とりどりの絵が,春夏秋冬の季節ごとに展示されておりました。

 
 タオルや布を使った手芸作品。 とってもカラフルで見ていて楽しくなります

 


 紙ひものクラフト。 クリスマスリースは季節感を感じる作品です

 


  クレイクラフトの展示。 本物と見紛うほどの見事な出来栄えです

 

 
 会場内では「絵手紙」「手芸」のワークショップも開催されており多くの方が参加し,講師の説明を真剣なまなざしで聞き、熱心さが伝わってきます。

 


 「やっぺす隊」メンバーの小松さん(左端),伊藤さん,戸田さん。

 とても明るい皆さんで,3人合せて「やっぺすキャンディーズ」と呼ばれているとか

 皆さんは,被災地の地域づくりを支援する「復興応援隊」として活動しており,「やっぺす隊」は彼女たちのグループ名です。

 

 「復興応援隊」は平成25年12月1日現在,宮城県内で51名が復興に向け地域づくり活動を支援しています。「復興応援隊」の詳細についてはこちらのHPをご覧ください。

 ⇒ http://www.pref.miyagi.jp/site/hukkousien/futtukou-ouentai.html

 

 

(uchi)