仙台藩主・伊達政宗の命を受け慶長遣欧使節団が
慶長18年(1613年)「サン・ファン・バウティスタ」で,現在の石巻市月浦を出航してから今年で400年を迎えます。
この出航の2年前に慶長大津波が発生し,沿岸部が甚大な被害を受けたとされていますが,
そんな大変な状況の中で仙台藩は,スペイン王国等への使節派遣を成し遂げました。
この不屈の精神は,今も石巻地域で再起を掛ける人々の心に生き続けています
宮城県東部地方振興事務所では,この慶長遣欧使節出帆400年を記念し,去る10月10日(木),
石巻製菓製パン同業組合と共催により,「いしのまき地域すいーつ」展示発表会を開催しました!
会場も,11月3日(日)の再開に向け準備を進めている,宮城県慶長使節船ミュージアム(以下「サンファン館」)をお借りしました。
この発表会では,震災後も地域住民から愛され,変わらず作り続けられる伝統的な菓子にスポットを当てるとともに,
新たに開発された菓子の発表の場とし,頑張る石巻地域のPRと地域産業の活性化,及び観光振興に役立てたいと考えたものです。
テーマは「伝統と革新をキーワードとした石巻地域のスイーツ」とし,
①石巻地域の住民から愛され続ける菓子と,
②慶長遣欧使節出帆400年を記念し「メキシコ,伊達,支倉常長等」をイメージさせる菓子
の2つの分類で出展していただきました。
なお,この事業は,来年は,支倉常長一行が訪れたスペイン,再来年は,イタリアをテーマに3年間継続して開催する予定です。
それでは,展示発表会当日の様子を紹介していきます!
はじめに,主催者である宮城県東部地方振興事務所長と石巻製菓製パン同業組合 高橋組合長,
そして会場を提供していただいたサンファン館 濱田館長から挨拶がありました。
宮城県東部地方振興事務所長
石巻製菓製パン同業組合 高橋組合長
サンファン館 濱田館長
続いて今回出展された方々から,震災当時の被害状況や多くの人々の支援を受けた営業再開までの道のり,
出品菓子の特徴,そしてお菓子を作り続ける想いや新作にかけた想いなどが語られました
そして,いよいよ試食会です!
会場には色とりどりのお菓子が並べられ,会場全体が甘い空気に包まれていました
みなさんとっても素敵な笑顔です!
試食した方々は,出展者の方の話を聞きながら一つ一つ味を確かめ,アンケートにメモしていました!
その後,株式会社藤崎 食品部商品部長の宮本氏より,本日出展された菓子の試食を踏まえての総合講評や,
全国で評価の高い菓子の事例を交えた今後の販売戦略について,講話がありました。
最後に,出展者のみなさんと宮本氏らで記念撮影。
では,今回出展していただいたお菓子を紹介していきます!!
店名:アトリエニコ
☆サン・ファンポルボ
店名:甘陣本舗
☆赤飯まんじゅう
☆生姜ぶかしまんじゅう
店名:アルパジョン
☆こぐまのでべそ(チョコ)
店名:アンジェリーナ
☆旨塩さぶれ
☆伊達家のかすていら
店名:えくれーる
☆支倉夢航路
店名:大沼製菓
☆桃次郎のきびだんご(ずんだ)
☆桃次郎のきびだんご(くるみ)
店名:お菓子の国 パンジー
☆伊達なもちもちずんだカステラ
店名:珈琲工房いしかわ
☆伊達コーヒー豆チョコ
☆伊達トランシュショコラ
店名:高島屋製菓店
☆がんづき(白)
☆がんづき(黒)
店名:パティスリー&ショコラティエ フェヴリエ
☆ロールストーン
店名:ひたかみ園
☆メキチョコ
店名:風月堂
☆サンファンバウティスタ号の里
☆茶きん
店名:富士製菓舗
☆茶巾
店名:平和堂
☆貝最中(白餡:ホタテ)※写真奥
☆貝最中(小豆粒餡:ハマグリ)※写真手前
店名:萬楽堂
☆黄金ごまゆべし
☆プチかぼちゃ
全出展数15店,出品数23品。
伝統的に守られてきた味や創意工夫と想いの込められた味など,どれもおいしいものばかりで,
写真を見ているだけでまた食べたくなってしまいます
今にも甘い香りが漂ってきそうです!
今回出展していただいたお菓子屋さんのお菓子やお菓子づくりへの強く温かい想いについては,
今回紹介しきれなかったので,次回以降のブログにて紹介していきたいと思います。
どうぞお楽しみに!!
皆さんぜひ!食欲の秋に,いしのまき地域の“すいーつ”巡りをしてみてはいかがでしょうか
☆「いしのまき地域すいーつ」MAP (もう少し拡大するには画像をクリック!)
☆「いしのまき地域すいーつ」展示発表会参加店一覧 (もう少し拡大するには画像をクリック!)
(haru)
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