石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

『復興に向けて頑張る地元企業』や『石巻地域の復旧状況』といった地元密着情報などを発信していきます!
〈本文は、敬称略〉

石巻港復旧見学会が開催されました!

2012年08月10日 | 復旧・復興への取り組み

国土交通省 塩釜港湾・空港整備事務所と宮城県主催による、小・中・高校生対象の「石巻港復旧見学会」が開催されました。


まず始めに、国土交通省所有の船に乗り込み、港湾の工事現場を見学します。


全長210mのチップ船の脇を通り過ぎ、


沖にある、南防波堤のかさ上げ工事の現場にたどりつきました。
こちらの防波堤は東日本大震災の影響で地盤が1.6m沈下したので、沈下分の嵩上げ工事をしています。
写真は、ミキサー船でコンクリートを型に流しているところです。


実際に、コンクリートを嵩上げした防波堤の上に上陸してみました。
この防波堤は地続きになっていないので、その上を歩くことはめったに出来ません。
子ども達も興味津々です。
上陸したときは、防波堤の外側に先ほどとは別の船が、クレーンで消波ブロックを置いているところでした。


いったん、石巻ブロックJV事務所に戻り、今度はがれき処理の概要について説明を受けます。
(処理の概要についてはこちら

バスに乗り込み、がれき処理の現場見学です。目の前のがれきに子ども達はびっくりしていました。
いったん敷地内の可燃がれきは処理したのですが、市内の居住区等に近い場所に仮置きしていたがれきを、さらにこちらに運び込んでいるのだそうです。


分別された後のがれきの焼却施設を見学です。


前回、6月に伺ったときには建設中だったストーカ炉は、3基全てが完成し稼働していました。ロータリーキルン2基と合わせて、1日に1500t処理を行うのだそうです。

今回の見学を終えて、子ども達から「がれきを手作業で分別していることが印象に残った」、「畳を重ねすぎると火事になることがわかった」、「がれきが無くて美しい自然がいっぱいある町にしてください」といった声が聞かれました。

自分たちが住んでいる街が復興していくための作業現場を見て、きっと夏休みの良い思い出になったと思います。

(S.O)

「第9回なつやすみ作品展」が開催されています!

2012年08月09日 | イベント・お祭り情報

東松島市矢本の蔵しっくパークで「阿部雄(あべたかし) 第9回なつやすみ作品展」が開催されています。








かわいい作品がいっぱいです。

阿部さんは東松島市在住で,石や草木の種,流木を利用して作品を作っています。また、自然体験、野外活動、ネイチャークラフトの指導など、様々なアウトドア活動なども展開しています。
作品展は,8月31日まで開催。お盆中もやっています。

蔵しっくパークのマネージャー鎌田さん曰く,「矢本のお盆の風物詩=阿部雄作品展にしたい」とのこと。
心和む作品ばかりですので,ぜひご来場ください

←阿部雄さん、ご本人にそっくりです!

(YOU)


石巻食文化力による地域再生プロジェクト

2012年08月08日 | グルメ情報
8月6日にコーストマザーズJEENと石巻しみん市場主催の「石巻食文化力による地域再生プロジェクト」の試食会に行ってきました。

コーストマザーズJEENとは?
石巻・女川地区で女性の立場から漁業を考える女性漁業士のグループです。
コーストマザーズは「浜のかあちゃん」の意味でメンバー4人の頭文字をとってJEENと名付けたのだそうです。

今回の試食会、食材テーマは「カナガシラ」「ホタテ」「マアナゴ」「アオッコ」です。
そのうち「カナガシラ」と「アオッコ」は市場価値が低く、地元でもあまり食用として用いられていないような魚で、いかに調理で付加価値を付けて目玉商品化出来るか?というのが狙いのようです。






カナガシラ料理の数々。
味は淡泊で何の料理にも合うのですが、小骨がたくさんあるので、食べるのに苦戦
小骨をいかに処理するかが今後の課題になりそうです。


こちらはホタテ料理。スーパーで見かけるホタテよりも貝柱がだんぜん大きく、食べ応えがあります。ブルスケッタやガーリックバター焼きがとても美味しかったです。


こちらは穴子料理コーナー。
石巻ではマアナゴを「ハモ」と言います。
ただ西日本で珍重されている「鱧(ハモ) 」とは別物。
棒寿司やちらし寿司など王道の料理が並びます。


こちらはアオッコのコーナー。
アオッコとはブリの幼魚をさすのだそうです。石巻地域ではアオッコ→ワラサ→ブリと呼び名が変わるのだそうです。


いざ試食開始です
36品目の試作品を前に、参加者したみなさんの箸が進みます

食後にはアンケートも回収され、人気の高かった料理は、「石巻まちなか復興マルシェ」で商品化されるのだそうです

試食を終えた後、石巻しみん市場の左座進介さん(通称サザンくん)によるプロジェクト紹介がありました。
 今後は、現在課題である外部へのPRや異業種間連携を解決するため、ワークショップや地域特産物の開発を行っていく予定だそうです。


お次は、食環境ジャーナリストの金丸弘美先生による地域活性化事例の紹介がありました。
雑魚や、今まで販売されずに廃棄されていた食材を加工し付加価値をつけて商品化。
大ヒットし、農林漁家レストランや道の駅の目玉商品となっている実例がいくつもありました。
 今回の試食会を皮切りに、今まで埋もれていた食材が観光の目玉になっていくかもしれません。
 コーストマザーズJEENの次の動きが見逃せませんね。          

(S.O)

「復興」石巻川開き祭りが開催されました。

2012年08月03日 | イベント・お祭り情報
7月31日~8月1日に石巻川開き祭りが開催されました。

8月1日の昼の部、立町商店街を歩いていると、たくさんの人だかりが出来ていました。


ちょうど、金華山龍踊り(じゃおどり)奉納が始まるところでした。
金華山龍踊りは、玉使い・龍使い・お囃子で構成され、それぞれの衣装は日本古来の風俗と中国様式を取り入れた、金華山独特のものなのだそうです。


龍声ラッパの音色とともに、龍がうねり歩きます。






銅鑼や太鼓、龍声ラッパのほかに爆竹の音も龍に迫力を与えます。




龍踊りが終わった後は、見物客に御神酒を振る舞っていました。




夜の部の花火大会。
人混みを避けて山の上から花火を見ました。
この日は月明かりの中、夜景と花火のコラボを楽しみました。

(S.O)