震災で壊滅的な被害を受けた石巻市雄勝地区の雄勝硯伝統産業会館の近くに「すずり館」営業中の看板を見つけました。
石巻市雄勝地区で約600年の伝統があるという「雄勝硯」ですが,世に広く知られたのは今から約400年前に仙台藩祖伊達正宗公が幕府に献上してからだそうです。
原石は黒色硬質の粘板岩系の玄昌石(げんしょうせき)と呼ばれる石で,雄勝地区は全国の天然硯の9割ほどの生産高を誇り,さらには原石のまま全国各地に出荷されていたそうです。しかし,今は,東日本大震災の津波で,雄勝地区のほとんどの硯工場が流され,復旧の途上にあります。原石の採石場再開に向けた検討も始まっていますが、本格的復旧はこれからという状況です。
遠藤弘行さんも自宅や店舗兼作業場を流されましたが,プレハブを自宅跡地に建て「エンドーすずり館」として,今年1月からオープンしたそうです。
プレハブの仮店舗前で出迎えたくれた遠藤弘行さん
これは,周囲に散乱していた以前の作品を修復したものだそうです。
散乱していた原石を使って様々な作品を作りはじめました。これは,子供が生まれた記念日にと,足形硯を考案したものだそうです。
最近は,少しずつですが,注文も入り始めたそうで,雄勝の硯産業復興に向かって,のみを握る姿に力がみなぎっているように思われました。
(toshi)
石巻市雄勝地区で約600年の伝統があるという「雄勝硯」ですが,世に広く知られたのは今から約400年前に仙台藩祖伊達正宗公が幕府に献上してからだそうです。
原石は黒色硬質の粘板岩系の玄昌石(げんしょうせき)と呼ばれる石で,雄勝地区は全国の天然硯の9割ほどの生産高を誇り,さらには原石のまま全国各地に出荷されていたそうです。しかし,今は,東日本大震災の津波で,雄勝地区のほとんどの硯工場が流され,復旧の途上にあります。原石の採石場再開に向けた検討も始まっていますが、本格的復旧はこれからという状況です。
遠藤弘行さんも自宅や店舗兼作業場を流されましたが,プレハブを自宅跡地に建て「エンドーすずり館」として,今年1月からオープンしたそうです。
プレハブの仮店舗前で出迎えたくれた遠藤弘行さん
これは,周囲に散乱していた以前の作品を修復したものだそうです。
散乱していた原石を使って様々な作品を作りはじめました。これは,子供が生まれた記念日にと,足形硯を考案したものだそうです。
最近は,少しずつですが,注文も入り始めたそうで,雄勝の硯産業復興に向かって,のみを握る姿に力がみなぎっているように思われました。
(toshi)