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〈本文は、敬称略〉

ヤマザクラ2011本プロジェクト~植樹祭~

2014年03月24日 | 復旧・復興への取り組み

 3月9日(日)東松島市宮戸地区(宮戸島)で,島の再生・復興に向けて,地元に生えるヤマザクラの子孫を植樹する「ヤマザクラ2011本プロジェクト」による「第1回植樹祭」が開催されました。

 

 東松島市宮戸島は,松島湾の東に位置し,日本三景・松島の観光名所のひとつ「奥松島」の主要部となっており,豊かな海の幸と美しい景観で多くの観光客が訪れています
 特に室浜,大浜,月浜等に代表される美しい海水浴場は昔から有名で昔から夏場は海水浴客で賑わってきました。また,宮戸島の里浜では,全国的にも大規模な貝塚が発見され,平成7年に国の史跡に指定されました

 奥松島縄文村歴史資料館では,縄文文化に触れることができる様々な体験イベントも開催されています。
 ⇒奥松島縄文村歴史資料館ホームページはこちら(http://www.satohama-jomon.jp/

 

 しかし,漁業と観光を生業としていた住民が多かった宮戸島では,東日本大震災の被害は甚大で,人口の減少にも拍車がかかり,津波の際に住民が避難した島で唯一の小学校も他の小学校と合併し,閉校することが決まっています。

 

 このような状況のなか,島に賑わいと人の笑い声を取り戻そうと始められたのが,ヤマザクラ2011本プロジェクトをはじめとした「奥松島縄文村再生プロジェクト」です

 ヤマザクラ2011本プロジェクトは,宮戸地区に自生しているヤマザクラから採取した種から苗を育て,島内の各所に2011本植樹するものです。

 

 この日は,小学生から高齢の方まで,約70人が参加し,2年前に種まきをして,およそ60センチメートルまでに育てた苗を植樹しました

 

 また,この日は,昨年種をまいて育てた小さな苗を大きなほ場に植え替える作業も行われました。

 (↑昨年種まきをして育てた苗)

 (↑来年の植樹に向けて大きなほ場に植え替えます。)

 

 植え替えた苗には,参加者名前を記したタグを取り付けました。

 自分が手をかけたヤマザクラの苗が育つのは楽しみですね

 

 ヤマザクラ2011本プロジェクトでは,今年の6月にも「たね採り・たね蒔き」が予定されています

 詳しくは,奥松島縄文村歴史資料館(TEL : 0225-88-3927)まで,お問い合わせ下さい。

 

 なお,「奥松島縄文村再生プロジェクト」では,ヤマザクラ2011本プロジェクトのほか,縄文時代から食料とされているソバを育て,収穫,蕎麦打ちをして食べるという「蕎麦で里浜の再生を-プロジェクト」も行われています。
 ソバの種まきから収穫,ソバ打ちと年間を通して楽しめるプロジェクトとなっています

 

 ⇒「奥松島縄文村再生プロジェクト」の活動の様子は,奥松島縄文村再生プロジェクト実行委員会のホームページを御覧下さい。
  (http://www.biology.tohoku.ac.jp/garden/satohama/soba_project.html

 

 

(meg)



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