石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

『復興に向けて頑張る地元企業』や『石巻地域の復旧状況』といった地元密着情報などを発信していきます!
〈本文は、敬称略〉

8月1日(木曜日)まで“STAND UP WEEK2013”開催中です!

2013年07月30日 | イベント・お祭り情報

“STAND UP WEEK2013”は,一般社団法人ISHINOMAKI2.0が主催し
「石巻川開き祭り開催までの一週間を,まちを知り,まちを楽しみ,まちの未来を語るまちづくりウィークと位置付け,
震災を経て石巻が再び立ち上がるため」開催されているイベントです




震災後の2011年4月,ライフラインも復旧していないなか,
動いてみれば何か変わるのではないか,動かなければならないのではないかという思いをきっかけに,ISHINOMAKI 2.0が設立され,
街づくりを考えるシンポジウムや野外映画上映会を企画したのが,“STAND UP WEEK”の始まりとなったそうです。

当初は,上映場所や十分な設備も無いなかで,野外映画上映会が行われ,
機材を借りて被災したビルの壁に上映するところからスタートした取組です


昨年の“STAND UP WEEK 2012”は,
「みんなを巻き込もう。未来を巻き込もう。」
というテーマで開催され,たくさんの人々や企業が携わり,盛況に終えることができました。

第3回目となる今年は,「世界で一番面白い街を作ろう。」というテーマで,7月26日(金)から8月1日(木)まで開催されています!


7月26日(金)の前夜祭では,野外映画上映会が行われました。
野外での上映となるため,雨が心配されましたが無事開催され,
会場にはたくさんの親子連れが映画を楽しんでいました!


石巻まちなか復興マルシェの前の敷地を会場に,ビルの壁面(加賀新ビル)に投影された
「映画 ドラえもんのび太の秘密道具博物館」をたくさんの親子連れが楽しんでいました!!


また,31日(水)にはもう一本の野外上映が行われるそうです。

「市民がとった8ミリフィルム 昭和の石巻」
昭和36年頃~53年に、石巻市民によって撮られた石巻の貴重な映像が,
アイトピア通りにある観慶丸本店向かいのケイシンビルへ投影されます。
  (上映時間は19時30分からの約30分間)



27日(土),28日(日)には,立町復興ふれあい商店街,アイトピア通りで「一箱古本市」が開催されました
 
 
  

一箱古本市とは,2005年に東京の谷中・根津・千駄木で開催されたフリーマーケット型の古本市で,
段ボール1箱分の本に自由に値段をつけ,「本屋ごっこ」が楽しめるイベントです

現在では全国で行われ,仙台でも行われているそうです。


STAND UP WEEK2013終了まであと数日となりますが,まだまだたくさんのイベントが開催されます!



30日(火),31日(水)に開催される「子ども×道×まちづくり トークショー」(30日(火))や
「まちづくりシンポジウム  Powered by PechaKucha『これからのまちで学ぼう』」(31日(水))では,
県外の方や大学生,高校生などたくさんの方々が石巻のこれからを考えます。


さらに,7月31日からの2日間は,第90回石巻川開き大会が開催されます!!
 ⇒http://blog.goo.ne.jp/et-sinbk2/e/da477bd60d4f2de6787f3effb21db087(当ブログ記事)


たくさんのイベントが開催される石巻を,ぜひお楽しみください!!


[STAND UP WEEK2013]の詳細はこちら
http://ishinomaki2.com/category/project2/stand-up-week/ (ISHINOMAKI2.0 HP)



(haru)


“STAND UP WEEK 2013”が開催されます!

2013年07月25日 | イベント・お祭り情報

石巻の夏の風物詩となっている川開き祭り。

祭り開催までの一週間を,まちを知り,まちを楽しみ,まちの未来を語るまちづくりウィークと位置付け,震災を経て石巻が再び立ち上がるためのイベント「STAND UP WEEK 2013」が7月26日~8月1日まで開催されます!


開催内容はこちらをクリック!
 



今年は,誰でも気軽にまちへの思いを語ることができるシンポジウムや,野外映画上映会,浴衣deまちコンなどが実施されます。

26日の前夜祭では,野外映画上映会が行われます
 (画像をクリックすると拡大できます。)


28日には石巻市中心街にある各呉服店の協力により着付けもできる,「ゆかたdeまちコン」が開かれます!
(画像をクリックすると拡大できます。)



石巻の復興を感じることができるこのイベントに,皆さまぜひお越しください!

また,イベント当日の様子もこのブログで紹介しますので,お見逃しなく


「STAND UP WEEK 2013」
日時:7月26日(金)~8月1日(木)
場所:IRORI石巻(宮城県石巻市中央2丁目10-2新田屋ビル1階)
    ほか,石巻市中心部の商店街
詳細はホームページへ
 ⇒http://ishinomaki2.com/category/project2/stand-up-week/ (ISHINOMAKI2.0 HP)


[問い合わせ]
一般社団法人ISHINOMAKI2.0
Tel: 0225-25-4953


[地図] IRORI石巻 (宮城県石巻市中央2丁目10-2)




(haru)


“第90回石巻川開き祭り”が開催されます!

2013年07月23日 | イベント・お祭り情報

「石巻川開き祭り」は,今から約390年前に北上川の大改修工事を完工し,
舟運路としての機能を高め本石米の出航地として石巻の発展に大きく寄与した川村孫兵衛重吉翁に対する報恩感謝の祭りとして始まりました。


大正5年(1916年)に第一回が開催され,戦時中は中断されたものの
東日本大震災のあった平成23年も開催し,今年で第90回を迎えることとなりました


今年は,7月31日(水)には,東日本大震災で犠牲となられた方々の慰霊祭として
「川村孫兵衛重吉翁報恩供養祭」「川施餓鬼供養祭」「東日本大震災被災者供養祭」
を開催し,10,000個の流灯や,供養花火の打ち上げなどが行われます

(クリックすると拡大できます)


翌日の8月1日には,北上川での孫兵衛船競漕デモンストレーションが行われます!

昭和50年から始まった「孫兵衛船競漕」は川開き祭りのメイン行事の一つです。
東日本大震災の津波により全ての船が失われたため,孫兵衛船競漕の復活は,地域の悲願でしたが,
全国各地からの支援により新船を建造することができ,今年の川開き祭りで「復活」することができました。

今年はデモンストレーションとしての開催になりますが,
平成26年の川開きでは孫兵衛船競漕の「完全復活」を目指しています!


さらに,中心市街地では,
千石船のパレードや地元中学生の吹奏楽,鼓笛隊パレード,みこしパレードなどの行事も盛りだくさんです

1日の夜には北上川の中瀬で盛大な花火大会も行われ,イベントの有終の美を飾ります

(クリックすると拡大できます)


100年近い歴史のある「石巻川開き祭り」は,川の恵みに感謝するとともに,ご先祖の供養のためのお祭りです。
さらに,このお祭りは石巻市民の復興に向けた心を勇気づけ一つにし,明日へと向かう大きな励みになることでしょう。



石巻商工会議所前(市内立町)には,川開き祭りの巨大ポスターと花火の尺玉を模した募金箱が設置されています。


県内・県外の皆さんもぜひ夏休みは,「石巻川開き」にお越しください


◆「石巻川開き祭り」の詳細情報は次のHPをご参照ください。
http://www.ishinomakikawabiraki.jp/



(uchi)


子どもたちの「心の故郷」となってほしい島 網地島へ

2013年07月08日 | 地域情報

石巻市の網地島(あじしま)へは,網地島ラインの定期船で
石巻市門脇町の乗り場からは田代島を経由し1時間ほどで着くことができます。

網地島はタブノキが自生する北限地域で,アオスジアゲハの群生地としても有名です!!


網地島ラインのブルーライナーで網地の港に到着
接岸した場所は嵩上げ工事により,安全に乗降できるようになっていました。

  網地島ライン定期航路はこちらをクリック
   ⇒http://www12.ocn.ne.jp/~ajishima/pg117.html


今回,島を案内してくれたのは,
平成16年に島おこしのため住民有志で結成された「あじ郎志組(あじろうしぐみ)」のOさんです!!

人口約490名の網地島は高齢化が進み,倒木の除去や海岸の清掃などを,
島外からのボランティアの協力をいただき島民と交流する形で行っています


また,子どもがほとんど住んでいないこの島で,「網地島ふるさと楽好(がっこう)」を開校し,
仙台市内の児童養護施設の子どもたちを招待して,この島でしか出来ない活動を島民と一緒になって経験することにより,
島が子どもたちの「心の故郷」になってほしいという想いで取り組んできました

この取組により,平成19年度からこれまでに数百人の子どもたちが網地島を訪れ「心の故郷」を体験しています。
今年も8月上旬に開校を予定しているそうです!!


 
平成12年3月で牡鹿町立網長中学校は廃校となり,「島の楽校」として生まれ変わりました。



野外炊飯場も完備されています。

 



網地島の観光は何と言っても夏場の網地白浜海水浴場です

海水の透明度がとても高く透き通った海は太陽の光でエメラルドグリーンに輝き,
遠浅で波が穏やかなため子どもたちも安心して遊べる人気の海水浴場です

浜は東日本大震災の津波被害を受けたため,震災以降2年間は海水浴場が閉鎖されていましたが,
今年3年ぶりに復活し,今年7月19日(金)に海開きが行われる予定です!


Oさんは,

「震災前のように多くの海水浴客で島が賑わうことで島に活気が戻ってくることを期待している」

とのことでした!



船から見た網地白浜海水浴場です。長さは約100m程あります。
島民やボランティアの皆さんのおかげで美しい砂浜が蘇りました


この日Oさんから網地島の隠れた絶景スポットを案内していただきました
そこは島の最南端にある「涛波岐埼(どうみきさき)」です!



波の浸食によってできた高さ20mはありそうな迫力ある断崖の岩場で
下方には岩の裂け目がおおきな口をあけていました。

 

また,この高台には灯台が静かに,どっしりとたたずんでおり,北側からは金華山を一望することができます
ただし,現地は案内表示や柵等が無く,道も狭いので訪れる際は足元に十分注意が必要です!



「涛波岐埼(どうみきさき)」
灯台は1966年に設置されたそうです。長渡港からは徒歩で約30分です。



金華山が一望できます


すばらしい網地島へ  ぜひお越しください!!



(toshi)


牧山の“花菖蒲”が見ごろです!

2013年07月05日 | ありがとうのページ

石巻市牧山にある零羊崎神社(ひつじさきじんじゃ)の花菖蒲やあやめが見ごろを迎えています

同神社境内の牧山中腹の南斜面に整備されている庭園には,
約300種,3,000株の色とりどりの花菖蒲・あやめが鮮やかに咲き誇っています!



6月下旬の開花の様子。まだ咲き初めといった感じです。


 
満開になるとこのような見事な景色を見ることができます
  (写真は過去の盛花期の様子です)


坂上田村麻呂が蝦夷の頭領・魔鬼女を征伐したという伝説が残っている牧山は,
石巻駅から東へ3kmほどに位置する標高約250mの見晴し良い山です!


現在では牧山市民の森として整備され,
ハイキングコースを備えた市民の憩いの場として親しまれています。


その牧山市民の森と隣接して零羊崎神社の花菖蒲苑があります。

花菖蒲苑は震災のあった2011年は復旧工事などにより開園を見送りましたが,
復旧・復興に取り組み,ここを訪れる方々の励みなればという想いから昨年より再開しました



棚状に整備された苑内に3,000株の花菖蒲,あやめが咲き誇ります



苑内の立て看板には昭和39年開苑とあり,50年近い歴史があることを物語っています。



苑内には花菖蒲・あやめのほかつつじも植栽されており,5月中旬~7月上旬まで色とりどりの花を楽しむことができます



零羊崎神社の縁起については,今から1,800年ほど前の応神2年,
神功皇后の勅願により東奥鎮護のために祭られたと伝えられているそうです。



神社境内の小道。
人里からやや離れた神社周辺は杉林に囲まれ,日中でもひっそりとしています。


また,歌枕となっている「尾ぶちの牧」の由来となったのは,牧山の山麓だったと伝えられており,
神社に続く山道には,後撰和歌集の歌と「尾ぶちの牧 おくのほそ道」の文字が刻まれた標柱が立っています。



松尾芭蕉の奥州・北陸の旅に同行した弟子,曽良の名勝忘備録には「尾ぶち御牧。
石ノ巻ノ向牧山ト云山有・その下也」とあるそうです。


色鮮やかな花菖蒲やあやめを眺めた後は,
後撰和歌集が編まれた平安中期や松尾芭蕉が歩いた元禄時代の石巻の姿を思い浮かべながら
牧山を散策してみてはいかがでしょうか

 



零羊崎神社(牧山社務所)の地図はこちら
 (宮城県石巻市湊字牧山1)




(uchi)