石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

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〈本文は、敬称略〉

子どもたちの「心の故郷」となってほしい島 網地島へ

2013年07月08日 | 地域情報

石巻市の網地島(あじしま)へは,網地島ラインの定期船で
石巻市門脇町の乗り場からは田代島を経由し1時間ほどで着くことができます。

網地島はタブノキが自生する北限地域で,アオスジアゲハの群生地としても有名です!!


網地島ラインのブルーライナーで網地の港に到着
接岸した場所は嵩上げ工事により,安全に乗降できるようになっていました。

  網地島ライン定期航路はこちらをクリック
   ⇒http://www12.ocn.ne.jp/~ajishima/pg117.html


今回,島を案内してくれたのは,
平成16年に島おこしのため住民有志で結成された「あじ郎志組(あじろうしぐみ)」のOさんです!!

人口約490名の網地島は高齢化が進み,倒木の除去や海岸の清掃などを,
島外からのボランティアの協力をいただき島民と交流する形で行っています


また,子どもがほとんど住んでいないこの島で,「網地島ふるさと楽好(がっこう)」を開校し,
仙台市内の児童養護施設の子どもたちを招待して,この島でしか出来ない活動を島民と一緒になって経験することにより,
島が子どもたちの「心の故郷」になってほしいという想いで取り組んできました

この取組により,平成19年度からこれまでに数百人の子どもたちが網地島を訪れ「心の故郷」を体験しています。
今年も8月上旬に開校を予定しているそうです!!


 
平成12年3月で牡鹿町立網長中学校は廃校となり,「島の楽校」として生まれ変わりました。



野外炊飯場も完備されています。

 



網地島の観光は何と言っても夏場の網地白浜海水浴場です

海水の透明度がとても高く透き通った海は太陽の光でエメラルドグリーンに輝き,
遠浅で波が穏やかなため子どもたちも安心して遊べる人気の海水浴場です

浜は東日本大震災の津波被害を受けたため,震災以降2年間は海水浴場が閉鎖されていましたが,
今年3年ぶりに復活し,今年7月19日(金)に海開きが行われる予定です!


Oさんは,

「震災前のように多くの海水浴客で島が賑わうことで島に活気が戻ってくることを期待している」

とのことでした!



船から見た網地白浜海水浴場です。長さは約100m程あります。
島民やボランティアの皆さんのおかげで美しい砂浜が蘇りました


この日Oさんから網地島の隠れた絶景スポットを案内していただきました
そこは島の最南端にある「涛波岐埼(どうみきさき)」です!



波の浸食によってできた高さ20mはありそうな迫力ある断崖の岩場で
下方には岩の裂け目がおおきな口をあけていました。

 

また,この高台には灯台が静かに,どっしりとたたずんでおり,北側からは金華山を一望することができます
ただし,現地は案内表示や柵等が無く,道も狭いので訪れる際は足元に十分注意が必要です!



「涛波岐埼(どうみきさき)」
灯台は1966年に設置されたそうです。長渡港からは徒歩で約30分です。



金華山が一望できます


すばらしい網地島へ  ぜひお越しください!!



(toshi)



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