工学院大学プロデュースの「石巻市北上町白浜復興住宅」の建設現場に行ってきました。
到着して,最初に目に飛び込んできたのが,モンゴルの移動式住居「ゲル」・・・なぜここにゲル?
大工さんたちの現場事務所になっているようでした。
段々畑のように石垣を積んで整地し、10戸の住宅が建設されています。
この石垣はコンクリートと違って水はけが良く,崩れにくいのだそうです。
住宅地からのオーシャンビュー!(ん?リバービューか?)
こちらは北上川河口を望んだところ。
真ん中に被災した堤防があり,右手が北上川河口・左手が長面海水浴場(横須賀海岸)だったところ。
海水浴場があったところには,平成18年の爆弾低気圧後に造られた砕石護岸だけが残っています。
さらに住宅の脇の坂道を上っていくと・・・
外洋側のオーシャンビュー!
こういう晴れた日は,気持ちのいい眺めです
ここから海が荒れているのか凪いでいるのかを見て,ここに住む漁師さん達がその日の海仕事の内容を判断するそうです。
大工さんからお話を伺いました。
当初,地元の大工さんを雇用する予定のプロジェクトでしたが,被災住宅の復旧作業で人手が確保できず,他県の大工さんの応援で成り立っているそうです。
こちらの大工さんも長野から来たそうです。
実家がお寺なので,僧侶として北上地区で亡くなった方の供養も行っています。
「もう年だし,最後のご奉公だ」と仰ってました。
復興住宅は11月上旬(共同利用住宅は12月)に完成する予定です。
津波被害は酷かった北上地区ですが,新しい家で美しい海岸風景に囲まれて暮らせるのは羨ましいですね。
(S.O)
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