減量。大会における最も過酷な準備となる。
(※実際は結構楽しんでいます)
178cmで「筋肉を残しながら」73kgのコンディションを狙う。
「何の意味があるんだよ!」
この減量の話題になると、イシダ氏はかなりテンションが上がりやかましい。10回は聞かされた。
「実際に来た人間がポスターよりたいしたことねーなって言ったら良くないでしょう」
適当な返事をする。
確かに無意味である。でもそんなこと言ったらゲームも意味無いわけ
彼は(この大会を達成するという目的に対し)何の意味があるのかって言いたかったんだろうけどね。
次に良く言われるのが
「年末ボディビルの大会でもあるの?」
ねーわけ
「お前もでるだろ オラタンの大会だよ」
■78kg。順調に推移。
■75kg。停滞が長い。
このあたりから明らかに精神が不安定になる。いつも通り接されるうちは何も起きないのだが、減量に対し気を使われると強力なストレスが溜まる。幼児退行。
しかしこれは事前に知っていたので、特に不安や強迫観念は無い。
75kg地点を突破するのに数週間要する。
冬は非常に過酷である。
私は大会を何とか冬以外に開催したかったが、これは理由の一つである。
しかしこれは決定的ではない。
冬の大会のリスクBIG3は、
・曜日の悪さに無力
・インフルエンザ蔓延
・電車ストップ (電車がストップすることは、同時に道路も封鎖される)
昔遊びに来たJIN テム公 ムーミンは電車停止寸前で脱出する事が出来、
校長はやはり寸前で到着することが出来た。この日は迎えに行くのも極めて困難で、駅の駐車場からホームに歩くのに軽いラッセル(雪をかき分けること)が必要なレベルである。
とりあえず大会後の予定は、3日間風邪を引くという時間を開けておいた。
(実際は7日間以上のダメージを負うことになる)
■74kg。精神は落ち着く。目がチカチカする。
ところがケガをしないが、種類を増やし量をこなすというトレーニングになっていく。ただひたすらに「痛い」。1日のトレーニングは休憩が数十秒毎で4時間を越える。
カゲキヨの刀が目にうつる。なかなか良い質感じゃねーか?
アレで首を刎ねて楽にしてくれねーかな
そんな想像ばっかりするようになる。
しかし今回は入念な準備をしてある。
どの文献にもたいがい
「今ここで死んでもいい 死にたいと本気で思えるようにならないと何も出来ない」
という記述があるので、予定通りである。特に不安や強迫観念は無い。
ただ本当に痛いだけだ。何度もまだ動くのに痛みに負けてしまった。
トレーニング中は笑顔を維持しなければならない。
予定通り、笑顔を維持しながら介錯されたくなる。この幸福があろうか?
かぶと虫が
「このトレーニングを体験すると煽れなくなる」
と控え気味である。
トレーニング中に煽りは正しい煽りの筈なのだが・・・・
かいえだなら体験後も存分に煽ってくるだろう。
今年はトロフィー無くて良いかとか思ってたらプレゼントされる。
御ハッタ―様の思し召しにて
良い運動になりました
■73.5kg。
腕のトレーニングで過呼吸なのか酸欠なのか解らないような状態になる。ひたすら痛い。
水分は十分に取れるためか、異様に食事の夢を見るようになる。
夢を見た朝は凄く幸せ
これは飢餓に対する「設計者」のプレゼントなのだろうか・・・
■73kg
とりあえず減量は終わった。
あとはコンディション作りだけだ。
反省点はたくさんあるが、一言述べるとするなら
ただひたすら痛かった。
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これが鍛えるって事なのか…
物理ですね
>Unknownさん
そうですね 痛いってことですね・・・