前編
ニートクリスマス
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カノとクドウが現れた夜。
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その後、俺は
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クドウを選んだ。
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もしあの時、カノを選んでたら、どうなっていたんだろう?・・・・
あの晩に巻き戻してみるか!
<ニートクリスマス番外編>
石野真子 春ラ!ラ!ラ!
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Victor |
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「タクシー来たら起こして」
「あーあ」「もうこんな時間か」
「クドウ?」
「何?アララギ」
「カノをここに置いてくれないか?」
「え!なんで?タクシー呼んであげてよ」
「俺がクドウを家まで送るから、近所だろ、俺たち」
「でもカノは?」
「今夜はここに泊める」
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クドウとは小学生からの付き合いだった。カノは別な小学校に居たが、すでに当時から俺は、カノをみかけていた。
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あの陸上大会に、カノが居たのだ。
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それから大人になって再びカノと出会い、別れたが・・・
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「あたし、アララギに何があっても知らないよ」
「ごめん、クドウ」
「近所でも夜道は危険だから送ってよ」
「う、うん」
「なんでカノとふたりで来たんだよ?」
「飲んだからよ」
「・・・」
「あー寒い、早く歩きましょ」
「う、うん」
クドウはあきらかに不機嫌になっていた。カノは堂々と現れ、クドウは恥ずかしそうに緊張した表情で僕の家に入ってきた。それが僕の態度で吹っ切れたようにクドウは実家へと帰った。
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カノはその晩、僕の家に泊まった。
石野真子 失恋記念日
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<ニートクリスマス番外編>
続く
次回
②ニートクリスマス番外編 狼なんか怖くない