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<みやぎのわらべ歌>

2018-05-11 18:05:55 | 雑記の宿


 今日は、『みやぎのわらべ歌』という本のご紹介をします。




宝文堂出版から、昭和47年11月25日発行となってますので、1972年・・・

ラジオからの情報で恐縮なのですが、「ジェン・ス―生活は踊る」や「久米宏のラジオなんですけど」などのパーソナリティーを務めている、TBSアナウンサーの堀井美香アナウンサーがこの年代にご誕生されたと聴いています。

その頃に出版された『みやぎのわらべ歌』でございます。

確か秋田県ご出身だそうなので、『あきたのわらべ歌』なども出版されているんではないでしょうか。

だからなんだ!と言われそうですが、聴いてしまったのでイメージしたまでです。



もくじなどを見ると、さまざまのジャンルに分けられていて、

遊び歌なども、書かれています。



音符入りで書かれているのもあれば、



言葉のみのもあったりと

「言葉は素晴らしい」と、ただただ垂れ流してる現在にあって、

コピーライターのように、オリジナルな表現で昔から言葉を生み出してたんだなーと今になって思います。





もくじには、悪口歌 はやし歌などもございます。



御はやし は、お祭りなどで披露することもありますが、

こちらでは、はやし歌について書かれています。





名前にちなんだり、特定の人物に対しての表現や



多数ある、ありふれた名前に対しての表現など

さまざまな悪口歌、はやし歌がございました。



植物を歌ったのもあり



この頃よく耳にするのが

「李下に冠を正さず」

が流行っているようですが、ここでは「もんもなったら取って食う」と歌っています。

僕も取って食うかな



絵描き歌などもありました。



今日は、あと自然や行事の歌の中から

<お月さまなんぼ>
<虹たった>
<まんぜろぐ>
<くわばら>
<お天道さま 強いぞ>
<風の神さま>
<月夜の晩に>
<お空ひなくせ>

に、曲をつけてスポークンワーズにいたしました。



<お月さまなんぼ>

お月さまなんぼ
十三 七つ
まだ年若い
あの子をうんで
この子をうんで
だれに抱かれしょ
おまんどこさ行った
油買いにお茶買いに
油屋の前で
すここん転んで
油一升こぼした
その油どうした
おやじに見せぬと
合羽でかくした

<虹たった>

虹たった
虹たった
早く見せっから
三時になった

<まんぜろぐ>

まんぜろぐ
まんぜろぐ
※地震の時に唱える。

<くわばら>

くわばら
くわばら
※雷が鳴っているときに唱える

<お天道さま強いぞ>

お天道さま 強いぞ
風の神 弱いぞ
ゴーゴー 吹いて来う

<風の神さま>

風の神さま
馬の神さま
戸をあげろ

<月夜の晩に>

月夜の晩に
重箱拾って
あげで見だれば
馬の糞

<お空ひなくせ>

お空ひなくせ
ばばべべ 納豆くせ
※夕やけ空に向かって歌う
ひなくせ=きなくさい。くせ=臭い。




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