今日は、『みやぎのわらべ歌』という本のご紹介をします。
宝文堂出版から、昭和47年11月25日発行となってますので、1972年・・・
ラジオからの情報で恐縮なのですが、「ジェン・ス―生活は踊る」や「久米宏のラジオなんですけど」などのパーソナリティーを務めている、TBSアナウンサーの堀井美香アナウンサーがこの年代にご誕生されたと聴いています。
その頃に出版された『みやぎのわらべ歌』でございます。
確か秋田県ご出身だそうなので、『あきたのわらべ歌』なども出版されているんではないでしょうか。
だからなんだ!と言われそうですが、聴いてしまったのでイメージしたまでです。
もくじなどを見ると、さまざまのジャンルに分けられていて、
遊び歌なども、書かれています。
音符入りで書かれているのもあれば、
言葉のみのもあったりと
「言葉は素晴らしい」と、ただただ垂れ流してる現在にあって、
コピーライターのように、オリジナルな表現で昔から言葉を生み出してたんだなーと今になって思います。
もくじには、悪口歌 はやし歌などもございます。
御はやし は、お祭りなどで披露することもありますが、
こちらでは、はやし歌について書かれています。
名前にちなんだり、特定の人物に対しての表現や
多数ある、ありふれた名前に対しての表現など
さまざまな悪口歌、はやし歌がございました。
植物を歌ったのもあり
この頃よく耳にするのが
「李下に冠を正さず」
が流行っているようですが、ここでは「もんもなったら取って食う」と歌っています。
僕も取って食うかな
絵描き歌などもありました。
今日は、あと自然や行事の歌の中から
<お月さまなんぼ>
<虹たった>
<まんぜろぐ>
<くわばら>
<お天道さま 強いぞ>
<風の神さま>
<月夜の晩に>
<お空ひなくせ>
に、曲をつけてスポークンワーズにいたしました。
<お月さまなんぼ>
お月さまなんぼ
十三 七つ
まだ年若い
あの子をうんで
この子をうんで
だれに抱かれしょ
おまんどこさ行った
油買いにお茶買いに
油屋の前で
すここん転んで
油一升こぼした
その油どうした
おやじに見せぬと
合羽でかくした
<虹たった>
虹たった
虹たった
早く見せっから
三時になった
<まんぜろぐ>
まんぜろぐ
まんぜろぐ
※地震の時に唱える。
<くわばら>
くわばら
くわばら
※雷が鳴っているときに唱える
<お天道さま強いぞ>
お天道さま 強いぞ
風の神 弱いぞ
ゴーゴー 吹いて来う
<風の神さま>
風の神さま
馬の神さま
戸をあげろ
<月夜の晩に>
月夜の晩に
重箱拾って
あげで見だれば
馬の糞
<お空ひなくせ>
お空ひなくせ
ばばべべ 納豆くせ
※夕やけ空に向かって歌う
ひなくせ=きなくさい。くせ=臭い。
雑記だねゑ: える天まるのブログ「雑記の宿」から (雑記ノベルズ) | |
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