髪を切ったら
短くなりすぎて
男の子みたいな気持ちになった
それはそれで
今のわたしの気持ちに当てはまる
泣きたくて泣かない
ひとりぼっちで踊って遊ぶ
誰にも言わない秘密で笑う
そういう心で生きていく
そういう体で死んでいく
どれを選んでもまた明日
あなたがいる人生は素敵だった
あの頃
わたしが初めて幸福を覚えた
あの頃
帰る場所があることの意味を知り
守るものの大切さを思いながら
ぼんやりしていた
未来ばかり考えて焦って
ぼんやりしていた
泣いてばかりいた
小さな愚かな女の子みたいに
今は
少しだけ大きくなって
ただの愚かな大人になったよ
あなたを
忘れるくらいには