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「おわりの雪」 ユベール・マンガレリ 白水社

2005年07月28日 | ’05年読書日記
前の記事で、「主人公が何歳なのか分らない」といっていましたが、全部読んでみて、どうやら10代半ば~後半くらいかな?と思いました。
また、「お父さんが寝たきりで…」などと書きましたが、どうやら老人だからではなく、病気だったからのようでした。

作品の中にハッキリと「病気で、…」などと説明がしてないので、最後まで読まないと把握できませんでした。

主人公が、トビという鳥が欲しくて少しずつ貯金するのですが、なかなか目標の金額まで行かず、残酷な”仕事”を、戸惑いながらも請け負います。
最初、なぜそんなにしてまでトビが欲しいのか、よくわかりませんでした。

最後のほうを読んで、病床の父親にその鳥を見せ、二人で楽しいひと時を過ごしたかったからだ、と分りました。

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