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読書 音楽 映画について

フランス  もうひとつのパリを愉しむ  トラベルジャーナル

2005年02月21日 | ’05年読書日記
パリの、旅行本です。

前に書きました、「フランスのエスプリと、イギリスのユーモアの違い」。…が気になったので、また借りてきました。
(前に間違えて、イギリスのアイロニーと書きましたが、ユーモアの間違いでした、すみません)

…ユーモアの本質は、人間の馬鹿さ加減を、自分自身を材料にして笑い飛ばす事。
  (自分を客観視する余裕が必要だそうな)

 例:「高貴なるイギリス人諸君、あなた方は私がフランス人だということで縛り首にしようとなさる。イギリス人に生まれなかったと言う事で私はもう十分に罰を受けているのだと思いませんか」

    (哲学者のヴォルテールがロンドン滞在中に彼を襲撃したイギリス人対して言った言葉)


…エスプリは、相手の武器を逆手にとって、相手をギャフンといわせる機知のことだ。
  (頭の鋭さが必要だそうな)

 例:「金曜日に結婚すると、不幸になると言うのは本当でしょうか?」
   「もちろんですとも。どうして金曜日だけが例外と言う事があるでしょうか」


引き合いに出された例が、難しいですね。

ん~~~~~~。

自分で、ユーモアとエスプリの「使用例」なるものを考えようといたしましたが…

う~~~ン。残念ながら浮かんできませんでした




今日はきのうと違って、なかなか冷え込んでおります。
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「場所」 アニー・エルノー  堀 茂樹訳  早川書房

2005年02月18日 | ’05年読書日記
これは、フランスの労働者階級の家に生まれた筆者が、その父親の生と死を、淡々とした文章で語った本です。

筆者は、学校で優秀な成績を収める事によって父親の階層から脱出し、物質的にも文化的にも優位な階級の仲間入りをします。

本書の翻訳者、堀茂樹さんのあとがきが素晴らしく分かりやすいです。
なぜ、彼女がこの本(父親の思い出、と言うよりは記録、と言った方がいいほど淡々としている文章です)を書いておこうと思ったのか、堀さんなりのお考えを示しておられ、それに納得できる部分が数多くありました。


私が驚いたのは、あとがきにありました、次の文章です。

『JPサルトルの(文学とは何か)、の中に、
「われわれ(フランスの作家)は世界の中でも最もブルジョワ的な作家なのである」
と言う有名な言葉がある。
ルイ=フェルディナン・セリーヌや、J・ジュネのような巨大な例外の存在にもかかわらず、フランス文学は知的に洗練された都会の裕福な階層による、その階級のための、その階級の文学と言う色彩が伝統的に際立っている。』

フランスは、英国よりははるかに平等社会に近いのだそうです。
にもかかわらず、文学の類は、金持ちにしか関係ないってのはちょっと…。
いかがなものかと思います。
だってそういうものなんだと言われてしまえばそれまでですけれど、
労働者階級の人が楽しめる文学があってもいいんでないの??
本を好きになる、ならないに階級なんて関係あるんでしょうか??

「読書は金持ちのインテリのもの」だなんて考え(或いは事実)、
わたしは嫌いです。



この、「場所」ですが、文章が余りに簡潔で感情をはさまない為、(散文的って言うそうですね、こういうの)
作者が父親を愛していたのか、憎んでいたのか、軽蔑していたのか、或いは尊敬していたのか、文章をさらりと読んだだけでは伝わってきません。
しかし、そういう文章で書いたからこそ、事実だけが(作者の感情、想いとは関係なく)しっかりと伝わってきます。

アニー・エルノーの小説を、他にも2、3読んでみたいと思いました。







や、やったー…。
久しぶりに感想が書けたぁ~~~~。

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いいわけ劇場  群ようこ

2005年02月04日 | ’05年読書日記
短編集です。
120分かけて化粧する45歳のOLのお話しとか、同級生をストーキングする48歳の妻子と別居中の男性とかが出てきます。

中には「別にいいんじゃないの?このくらいやっても」(化粧の話しとか、ラーメン屋で働くシングルマザーとか)って言う人も出てきます。


何か気分が下降気味で、体もあまりテキパキ動きません。
風邪かな…。寒気がして、何だか知らないけど、落ち込んでます。
皆さんもお気をつけくださいね。
それでは…。


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自分の夢を叶えるセルフ・ノートのつくり方  伊藤順康

2005年02月01日 | ’05年読書日記
16,7歳の頃からなぜか心理関係の本が好きでよく読みます。
…今まで読んできた本の中に、ああ、こういうこと書いてあったな、これはあの本ではこういう風に書いてあったな、と言う箇所が沢山あり、特に目新しい感じはしませんでした。
大学の先生をしていらっしゃる方のようなので、学生さんが進路に迷ったりしている事例を出されたりしていますので、若い大学生さん向けかなと…思います。


でも読みやすいように細かく章に分かれていますし、夜寝る前にちょっとだけ読みたい…という時にはいいんではないでしょうか。




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悪魔が来たりて笛を吹く  横溝正史

2005年02月01日 | ’05年読書日記
昨日の夜、読み終わりました。
読み終わって、最後の最後にやっと犯人が分かった・・・ふぅ~ん…なるほどねぇ…。
…ですが!
登場人物多い、時代も行ったり来たり、犯罪のトリックも複雑で…と来ると、私の頭ではなかなか正確には把握できない箇所があっちにもこっちにも…。
(金田一耕助が事情を聞いた船頭さんにも名前があって、容姿に関する記述まであり、それを読んでいるうちに、重要人物同士の関係が頭から抜けていき…あ、あれ。おこま(←すごく重要な人です、ほとんど出てこないけど)って誰だっけ??と、頭の中がぐちゃぐちゃになる始末)

こういう話を考える横溝さんって、私とは比べ物にならないほど頭の構造が細かいのねぇ~…と、変な感心の仕方をしてしまいました。

でも、出てくる人がなかなかの魅力を持っている人ばかりで。
すばらしかったです。

昔の、横溝正史さん原作の映画も、まとめて見てみたいのですが、見終わった後、風呂に入れなくなりそうなので、(物音がしたら、びくっとしたりして)ん~~。どうしようかしら??


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ビューティフル・ボーイ  トニー・パーソンズ   (原題:man and boy)

2005年01月25日 | ’05年読書日記
男の人が、自分の父親を超えるのって、大変なんだな、と思いました。
自分の父の死、妻との別居、新しい女性との生活…によって、主人公は成長してゆきます。
・・・成長と言ったって、もう30過ぎた大人の男性なんですけれどね。

私は「自分の母親を超える女性にならなくちゃ」なんて、考えた事はありません。
やっぱり女性と男性の違いなんでしょうか…。
子供が生まれただけでは、男の人は大人になりきることは出来ないのかしら…。
四六時中一緒にいるのは、やはり父親より母親ですからねぇ…。






ん。何か、今日の感想はテンション低めです。
…いや、つまらなくは無かったんですけど…。
特に心にずしんと来るわけでもなかった小説でした。
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あの夏、ブルーリヴァーで

2005年01月16日 | ’05年読書日記
主人公の兄、ロレンスは、人生のごく始めの時期に、ターニングポイントを2回も迎えた。
その2回とも、彼は突然に、全く違う人格になったように、彼の弟の目には映った。

アメリカのセラピストが書いた本で、読んだ事があります。

”人は誰でも、幼い時、自己と他者の境界が曖昧です。自分の考えている事を、他人も同じように考えていると思っている。
…そして成長するにつれて境界がはっきりするようになり、自分と他人との境界(違い)を意識するようになる”

主人公は幼い時、兄の行動をそばで見つめ、そしてそのことを克明に覚えています。まるで自分がとった行動のように。
主人公自身の行動(兄とは関係ない、主人公だけしか出てこない場面)が、主に語られるのは、彼が思春期になった頃。
兄のロレンスが今までのあれた生活を一変させた後です。

それまでは、主人公は、兄と一体となり、兄のとった行動をあたかも自分がやったかのように語っています。
そしてその、兄を見つめる目からは憧れ、羨望があふれています。


作者の、人間を観察する視線の鋭さ、深さに感動しました。
主人公始め、登場人物一人一人に対して、変な偏見(或いは私見)をいれず、ただあっさりとした文章で物語を綴ります。
どの人物に対しても私見(自分の思い入れ)で裁く事をせず、そしてその文章にはいろんな個性を持った登場人物、ひいては全ての人間に対する深くて広い愛情を感じます。

主に出てくるのは主人公と、その兄ロレンスですが、二人の間に流れる「血の繋がったもの同士」に対する思いの深さを、こんなひねくれものの私でも素直に感じ取る事が出来、とても感動しました。

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あの夏、ブルーリヴァーで   イーサン・ケイニン  雨沢泰(訳)   文芸春秋

2005年01月11日 | ’05年読書日記
これまた感動しました!!
著者は作家兼医師、アメリカ人です。
これは、僕(主人公)の、その兄ロレンスへの思いを綴った、ほとんどラブレターのように愛がこもった小説です。


父親に棄てられた四人家族。(母、ロレンス、姉、主人公)
”僕”にとって、ロレンスはほとんど神様に近い存在だったのでしょうか。
文章の端々から、お兄さんへの愛があふれてきます。


「兄弟の関係と言うものは、人には推し量れないものかもしれない。僕は君を愛しているよ、ロレンス。今だって、自分の人生は君と分かちがたく思っている。」

お兄さんは一家のはみ出し者、ケンカ、盗みを繰り返し、母親はそんな兄を心配して宗教に傾倒してゆきます。

…あ~私の稚拙な文章では、この本のすばらしさ、語れません…。
最後の、お兄さんの主人公に対する手紙を読んだ時、感動してしまい、しばらく涙が止まりませんでした。

ホントに感動しました…。
また後日、感想で書き足したいところがあったら書かせて頂きます。
昨日の夜読み終わったので、今日の朝はまぶたが腫れてました。

作者は、どうやらお医者さんが本業?らしいので(この本の主人公も、大人になってから医者になります)、あまり沢山は書かれないらしい…。
でも本当に感動させられたので、また同じ作者のを見つけてぜひ、読みたいと思ってます。

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エイプリルに恋して

2005年01月11日 | ’05年読書日記
舞台は1920年代の英国。夫の浮気から別居する事になった上流階級の婦人と、その14歳の息子。移り住んだ先は、今までの世界と似ても似つかない、貧しい崩れかけた古い家。
そこで14歳の息子は耳の不自由な少女、エイプリルと出会い、恋に落ちます。

…と書きますと、とっても暗いお話のようですが、そんな事はありません。
このご婦人、生まれも育ちも上流階級で、世間知らずのお嬢様のはずなんですが、ほとんど無一文に近い状態で夫に家を追い出された後、移り住んだ先で周りの住民たち(労働者階級の人々)を次々と味方につけ、「前のような暮らし(上流階級)をする」と言う目標に向かって確実に前に進んでいきます。

彼女は賢く、上品で人を差別せず、真実を見ようと努力します。
最初は床掃除の仕方すら知りませんが、ふとしたきっかけからエイプリルに掃除、料理の仕方を習い、それをいやいやで無く楽しげに習得していきます。

彼女の言葉でとても感銘を受けた箇所があります。
以下はその抜粋です。

「男というものは女の人柄ではなく、その評判を重んじるものだわ。それで、私たち女が自分の考えを持つ事を嫌うんだけど、だからこそ女は自分の考えを持つ事が大事になってくる…私がエイプリルに教えたかったのはそういうことなの」
「残念ながら、実際に私たちは評判に左右されながら生きていかなければならない。公平とも限らないけど、それが現実なの・・・・」

この、主人公の母親は、本当に魅力的なキャラクターでした。

…と、お母さんのことばかり書いちゃいましたが、この、主人公とエイプリルの関係もなかなか素敵です。
…と言っても出てくる人物一人一人が人間くさく、どろどろしたところも見せたりするので、題名から連想される様な「淡い初恋物語」とは、似ても似つかない本作です…。


でも、人間くさいからこそ、登場人物が生き生きしてくるのだし、だからこそ魅力的に映るのだと思います。

この本、気に入ってしまったので、同じ作者の別の本もあったら探して読んでみたいと思いました。

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エイプリルに恋して  メルヴィン・バージェス  東京創元社

2005年01月09日 | ’05年読書日記
著者は、1954年ロンドン生まれの、男性です。

とても感動しました。



…時間が無くなってしまったので、後日感想を書きたいと思っています。
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とけい

ぽいんとぼきん