エリック・クラプトンの曲は悪くないのかもしれない。竹内まりやの詩も彼女らしいといえば、彼女らしい。SMAPはSMAPだ。誰も失敗はしていない、きっと。だけど、この曲を初めて聴いた時の感想は、「えっ…?これなの?」
組み合わせが豪華すぎた。SMAPが2年近く曲を発表してこなかった「溜め」も効きすぎた。そう期待感を必要以上に醸成しすぎた。もしこの曲が思ったよりヒットしなかったら、最大の理由は期待感と実際のギャップ。まずメッセージソングはやめたほうが良かった。どうしても前曲と比べられる。比較されることを織り込み済みで実現させた豪華コラボレーションにも限界を感じる。成功するコラボレーションは、1+1=2をはるかに超える力を出してこそ。または1+1がまったく新しい何かを生み出してこそ評価される。
企業同士のコラボでも互いの主張が強すぎたり、利害が対立したりすると失敗することも多い。ましてや個人の才能同士の組み合わせは、よほど有能なプロデューサーの存在がなければ、互いが遠慮してそれぞれの1を出し切れないか、主張しすぎて調和がとれないかどちらかに陥りやすい。今回は少なくとも主張しすぎている感じはしない。メッセージソングをコンセプトにしているのに、ぱっと聞いて言葉が響いてこない。だから曲にもチカラを感じない。SMAPの曲は、時代の空気を捉えた作詞のチカラでもっているものが多い。SMAPのファン以外から、「夜空ノムコウ」ってよく聞くと詩がイイんだよね、みたいなことを言う声を何度も聞いたことがある。今回「友だちへ」をエリック・クラプトンや竹内まりやの名前を伏せて発表していたら、こうした評価が聞こえるだろうか?個のブランド力を結集したといえばそれまでだけれど、才能も名前もある人たちばかりだけに、少しもったいないような気がする。
前曲を超えようとするあまり、策を弄しすぎた感じ。愛・地球博テーマソングっていうのも、これでもかという戦略性だけを感じる。
組み合わせが豪華すぎた。SMAPが2年近く曲を発表してこなかった「溜め」も効きすぎた。そう期待感を必要以上に醸成しすぎた。もしこの曲が思ったよりヒットしなかったら、最大の理由は期待感と実際のギャップ。まずメッセージソングはやめたほうが良かった。どうしても前曲と比べられる。比較されることを織り込み済みで実現させた豪華コラボレーションにも限界を感じる。成功するコラボレーションは、1+1=2をはるかに超える力を出してこそ。または1+1がまったく新しい何かを生み出してこそ評価される。
企業同士のコラボでも互いの主張が強すぎたり、利害が対立したりすると失敗することも多い。ましてや個人の才能同士の組み合わせは、よほど有能なプロデューサーの存在がなければ、互いが遠慮してそれぞれの1を出し切れないか、主張しすぎて調和がとれないかどちらかに陥りやすい。今回は少なくとも主張しすぎている感じはしない。メッセージソングをコンセプトにしているのに、ぱっと聞いて言葉が響いてこない。だから曲にもチカラを感じない。SMAPの曲は、時代の空気を捉えた作詞のチカラでもっているものが多い。SMAPのファン以外から、「夜空ノムコウ」ってよく聞くと詩がイイんだよね、みたいなことを言う声を何度も聞いたことがある。今回「友だちへ」をエリック・クラプトンや竹内まりやの名前を伏せて発表していたら、こうした評価が聞こえるだろうか?個のブランド力を結集したといえばそれまでだけれど、才能も名前もある人たちばかりだけに、少しもったいないような気がする。
前曲を超えようとするあまり、策を弄しすぎた感じ。愛・地球博テーマソングっていうのも、これでもかという戦略性だけを感じる。