熱烈なアップルフリークではないからかもしれません。スマホは歴代(といっても2台目ですが)Xperiaで、パソコンはノートも含めてWindows搭載。現在稼働しているアップル製品は、唯一、ipadだけです。
どうもApple Watchが4月に発売されるようです。fitbitを買ってしまった私は、発売を知らなかったわけではないですが、心が動かされなかったのです。
理由は時計にあります。店頭やネットショップで、ウェアラブル端末の先駆けである活動量計の比較をすると、fitbitのFLEXのように細いバンド状のものと、腕時計型のものがあります。同機能やブランド力があれば、腕時計型のほうが高く、バンド状のものは、半分から3分の1くらいで買えます。高いから時計が不要なわけではありません。
ウェアラブルの優位性は、基本的に肌身離さず手元にあることです。とくにフィットネス機能に期待する人にとって、携帯アプリの同機能のものより、ウェアラブルを支持するのは、どんなときも自分の歩数や移動距離、消費カロリー、機能によっては心拍数、睡眠状態などを測ってくれるからでしょう。スポーツをしているときだけでなく、日常的に歩いているときにもです。個人的にも、ウェアラブルで従来のスマホ機能を活用することは現実的ではないので、まさにフィットネス機能ありきで考えてしまいます。
いや、仮にスマホ機能を求めたとしても、Watchじゃないほうがいいんです。
細いバンド状のものなら、従来の腕時計と重ねづけできます。それがかっこいいか悪いかは、その人それぞれの感性でしょうが、現時点ではたいていの人は、腕時計と腕時計を重ねづけするよりましだと感じるでしょう。そんなサッカー選手がいた記憶があるので、声高には言いませんが、左手と右手両方に腕時計をするより、かなりまともです。
確かに携帯やスマホを持つことが一般化してから、腕時計をしない人は増えました。一方で、一定の年齢以上の男性に多いですが、腕時計のコレクターという人も結構います。100万円を超えるような高級ブランド時計をしている人は、まれかもしれませんが、スポーツウォッチでもTAG HeuerやBREITLIGあたりが好きで持っている人は多いと思います。女性も、若い人でも意外と時計はほかのものと比べて高くないエルメスやグッチを愛用している人をよく見ます。
では、そういう時計のおしゃれにこだわる人たちとテクノロジーの世界に飛びつく人が対極にあるかというと、そうは思えません。とくにウェアラブルデバイスの普及初期段階では、フィットネス機能へのニーズを無視はできません。一定の年齢以上の人はもちろん、若い男性でも、健康にこだわり、ジム通いなどをしている人がテクノロジーオタクとは思えません。
ちなみに写真は、SAMSUNGのGALAXYです。デザインは、Apple Watchのほうが評価は高いと思いますが、スタイリッシュさで「時計」に勝てるかといわれれば疑問です。