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ensemble マーケティングの視点

日常生活と趣味を綴る個人的散文です。タイトルに反し、仕事に関する話は書きません。

AppleWatchは「Watch」がじゃまかも

2015-02-20 20:41:47 | トレンド

熱烈なアップルフリークではないからかもしれません。スマホは歴代(といっても2台目ですが)Xperiaで、パソコンはノートも含めてWindows搭載。現在稼働しているアップル製品は、唯一、ipadだけです。

どうもApple Watchが4月に発売されるようです。fitbitを買ってしまった私は、発売を知らなかったわけではないですが、心が動かされなかったのです。

理由は時計にあります。店頭やネットショップで、ウェアラブル端末の先駆けである活動量計の比較をすると、fitbitのFLEXのように細いバンド状のものと、腕時計型のものがあります。同機能やブランド力があれば、腕時計型のほうが高く、バンド状のものは、半分から3分の1くらいで買えます。高いから時計が不要なわけではありません。

ウェアラブルの優位性は、基本的に肌身離さず手元にあることです。とくにフィットネス機能に期待する人にとって、携帯アプリの同機能のものより、ウェアラブルを支持するのは、どんなときも自分の歩数や移動距離、消費カロリー、機能によっては心拍数、睡眠状態などを測ってくれるからでしょう。スポーツをしているときだけでなく、日常的に歩いているときにもです。個人的にも、ウェアラブルで従来のスマホ機能を活用することは現実的ではないので、まさにフィットネス機能ありきで考えてしまいます。

いや、仮にスマホ機能を求めたとしても、Watchじゃないほうがいいんです。

細いバンド状のものなら、従来の腕時計と重ねづけできます。それがかっこいいか悪いかは、その人それぞれの感性でしょうが、現時点ではたいていの人は、腕時計と腕時計を重ねづけするよりましだと感じるでしょう。そんなサッカー選手がいた記憶があるので、声高には言いませんが、左手と右手両方に腕時計をするより、かなりまともです。

確かに携帯やスマホを持つことが一般化してから、腕時計をしない人は増えました。一方で、一定の年齢以上の男性に多いですが、腕時計のコレクターという人も結構います。100万円を超えるような高級ブランド時計をしている人は、まれかもしれませんが、スポーツウォッチでもTAG HeuerやBREITLIGあたりが好きで持っている人は多いと思います。女性も、若い人でも意外と時計はほかのものと比べて高くないエルメスやグッチを愛用している人をよく見ます。

では、そういう時計のおしゃれにこだわる人たちとテクノロジーの世界に飛びつく人が対極にあるかというと、そうは思えません。とくにウェアラブルデバイスの普及初期段階では、フィットネス機能へのニーズを無視はできません。一定の年齢以上の人はもちろん、若い男性でも、健康にこだわり、ジム通いなどをしている人がテクノロジーオタクとは思えません。

ちなみに写真は、SAMSUNGのGALAXYです。デザインは、Apple Watchのほうが評価は高いと思いますが、スタイリッシュさで「時計」に勝てるかといわれれば疑問です。


fitbitの使用感

2015-02-18 22:49:35 | トレンド

fitbitとは数日前にもちょこっと取り上げた活動量計です。万歩計というと、高齢者が使うものっぽいから、歩数計になり、今は活動量計に。ウェアラブルバンドの一種でもあるらしいです。

FLEX発売当初、100ドルで買えることが話題になった記憶がありますが、今でもそれくらいの価格です。ウォッチ型でないタイプではやや高価、全体としては数あるウェアラブルバンドの真ん中あたりの値段ではないでしょうか。

fitbitシリーズの利点は、だれがつけても違和感のないスマートなデザインだと思います。色もきれいです。ふだんつけている腕時計と重ねづけしても不自然ではありません(冬で見えないからか?)。

難点はとにかく付けづらい。だから取り外しが面倒です。完全防水となっていましたが、さすがに風呂にまで付けて入りません。

ただ、装着がしっかりかたいだけに、落とす不安は今のところありません。いっそ、標準的な革の腕時計のピンベルトように留め具をひっかけるデザインにしたらどうかと思いますが、デザイナーの美意識なのでしょうか。

あとAndroidとの互換性も微妙です。私の使い方、設定の仕方がまずいのかもしれませんが、PCで同期化することで、ようやくスマホも自動的に同期化されます。たとえば、外でスマホ単体で同期化することはできません。

食事管理はかなり面倒くさいので、結局使いこなせそうにありません。日本語バージョンに設定すれば、楽になるかと思いきや、コンビニフードやインスタント食品のブランドは結構出てくるのですが、自分で調理する料理や惣菜の多くはカスタマイズするようになっています。ただ、カロリーまで計算していないので、難しいです。

個人的にユニークだと思うのは、睡眠計です。付けて寝て、おおよその就寝起床時間を入れると、ベッドでグダグダしていた時間帯とか、目覚めた時間を測ってくれます。半信半疑でしたが、休日に寒くて起き上がらなかった時間をしっかり把握されていました。ちょっとこわいです。

これにGPS機能をつければ、高齢者の見守りに役立つと思います。チップはこの程度の大きさ(右。左は標準的なUSBメモリ)ですから、付け方を工夫すれば、邪魔にはなりません。

近い将来、このチップの中に、自動的に食べた物の種類、量や、そのほか、からだのさまざまなデータを逐次記録することができるようになるのでしょうか。血液のデータを医療機関に送り、簡単な健診くらい自動的に済ませられればいいですね。

かつて、ドラえもんの世界だった一つ一つが、どんどん現実になっても、人間の中身はそんなに変わっていない気はします。


おひとりさま、どこまでできる?

2015-02-11 20:47:20 | トレンド

50代の勤めている会社内で地位がある(つまり収入がある)男性が、オフタイムにやることがないと悩んでいるブログが反響を呼んだと、webR25に紹介(リンク)されていました。

40代以上の子どものいない独身女性の友人・知人はたくさんいますが、離婚歴の有無、恋人の有無を問わず、そんな話は聞いたことがありません。たまたま周囲にいる女性だけかもしれませんし、この男性が住んでいるのが大都市部でないかもしれませんが、それでも余暇の過ごし方はおおむね女性の方が上手だと思います。収入があるなら、なおさらです。

女性誌のCREAの最新号の特集は「東京ひとりガイド」。個人的にひとりごはんと旅行以外は、ほとんど「誰かとはやりたくない、一人でなければ嫌」な内容ばかりでした。

数カ月前、結婚した西島秀俊さんだったかが、映画についてこないことを女性に求める条件にしたと話題になっていましたが、まったく異論はありません。誰かと一緒に盛り上がりたいジャンルの音楽ライブは別として、映画も演劇も美術も、同じ趣味の恋人や友人を探す方が大変です。どうせ観ている間中、無言なのです。仮に同じ映画が観たくても、別々に行き、あとで食事のときに話題にしてもいいんじゃないかと思います。

買い物はもっともひとりでないと嫌なことです。人のものを買うときに付いていくのはまだしも、自分のものを買うときにあれこれ言われたくないし、自分のペースに合わせてもらうのも嫌です。私は買うものを決めるのはむちゃくちゃ早いですが、それでも嫌です。だからなのか、旅行先でもあまり買い物は楽しめません。気づいたら何も買わずに帰ってきたことも何度もあります。

そうはいっても、ひとりでできる、あるいはひとりでやる方がいいことの範囲は、人によって違うでしょう。

私も意外だと言われますが、夕食を外でひとりで食べるのは苦手で、単独の出張のときは結構困っています。男性はその点、そこは大丈夫な人が多いようで、うらやましいと思います。

そんな男性がひとりをもてあそぶ理由に、そもそも趣味がないというのは大きいでしょうが、男性単独や男性同士では周囲の目が気になることが多いということもあるのではないでしょうか。

最近の若い人は、ディズニーランドに男性同士で行くそうですが、私たちの世代の男性同士がいると正直引いてしまうかもしれません。私はミュージカルが好きでたまに行きますが、一番多い客のパターンは、女性同士、次に演目によりますが女性ひとりとカップルが同じくらい、男性同士や男性1人はあまり見かけません。

ある世代以上の男性は、酒、ギャンブル、女性のいる店(←いろいろ)以外の趣味は、女・子どものものという意識があるのかもしれません。最近ではアキバ系のいくつかのカテゴリーがそれに加わりましたが、一定以上の年齢の男性の多くは楽しめないでしょう。むしろ先に出した3種の娯楽を楽しまなくなった世代、あるいはそういう人の代替娯楽の気がします。

昨年末の天皇誕生日に福山雅治さんが、男性限定ライブを開催したようです。やったということは、需要があるということなのでしょう。私はときどき彼の普通のライブをWOWOWで観ますが、確かに男性客はいます。カップルではなく、男ばかりの塊で。年代まではチェックをしていませんが、ディズニーランドほど若くはないと思います。

もうこれからはどこで中年男性1人客を見かけても、あたたかく見守ることが、消費活性化の一助になるかもしれません。せっかく同世代独身女性よりたくさん稼ぎ、自由に使えるお金があるのですから。


LCCは選択肢の一つだけど

2015-01-31 21:25:55 | トレンド

スカイマークが民事再生法を申請しました。スカイマークといえば、一度だけ乗ったことがあります。仕事で神戸に行ったときです。神戸空港発着の便の過半がスカイマークです。ちょうどポートアイランドで仕事があったので、新幹線より便利で安いと選択しましたが、1件仕事を済ませたあと、神戸市中心部と大阪に出たので、結局また神戸空港まで戻るのが少し億劫でした。

乗った感想は特にありません。国内線は単なる交通機関だと思っていますし、余程不快な思いでもしなければ、どこの航空会社もあまり印象に残りません。一度乗った九州のどこかのリージョナルエアのCAの制服がアロハっぽいシャツで、日本の航空会社には珍しく若い男性CAが多く乗務していたのは印象的でしたが、そこぐらいです。あとは、JALは経営が一度おかしくなったあとの方が、明らかに接客やサービスの質は向上したように思います。愛想がよくなり、パソコンで仕事をしていると、何度も飲み物をすすめてくれるとか、その程度のことですが、それでも選べるときはJALを選ぶようになりました。

JALやANAの正規運賃より安いから、スカイマークもLCCには違いないのでしょうが、いまやJAL、ANAもネットで安く予約できます。往復でなくても、宿泊とパックを組まなくても、直前であっても、小さな旅行代理店やチケット販売会社が競うようにネット販売で安いものを出しています。

そうなってしまったとき、結局強いのは、多くの路線を持ち、発着数の多い航空会社になってしまいます。

新幹線では東海道線がドル箱といわれるのは、平日は出張のビジネス客で座席を埋め、しかもツアー料金ではなく正規料金で買ってくれるからです。安さ目当てに観光客を集めても、そうそうリピートはしてくれません。どんなに旅好きでも行ける回数は限られていますし、同じ場所に何度も行きたいと思う人はまれでしょう。

LCCの会社も知らないうちに随分増えましたが、地方空港も増えています。特に首都圏や関西圏に近い地域は、なかなか定期便増便がかなわないなか、LCCやリージョナルエアが救世主のようにいわれてはいますが、実際のところ、どうなのでしょうか。スカイマークと神戸空港の関係は、神戸が都市部なので、比較的成功したのかもしれませんが、さらに地方はどうでしょう。たとえば三谷幸喜の『大空港2013』というドラマの舞台になって、初めてあるんだと知った信州まつもと空港とFDA(富士ドリームエアライン)は、長野の人にとって便利な拠点、移動手段になっているのでしょうか。

鉄道や飛行機が趣味という人を除いて、輸送機関は手段でしかありません。東京で、たとえば東急沿線が住宅地として人気があるのは、古くから鉄道会社を軸に面開発をしてきたからです。飛行機は線路ではなく、空を飛んでいるので難しいところですが、たとえばその飛行機が、その路線を飛んでいる意味を見いだせないものでしょうか。

宮崎の人が言っていました。宮崎から福岡に行くより、台湾の方が近いと。九州新幹線の整備から外れ、道路計画も十分でない地域でも、空港はあり、そこから定期便が飛んでいれば、その行き先の方が近いのは道理です。だからといって、台湾観光のPRだけでは限界があります。双方をつなぐビジネスモデルをつくり、人や物の行き来を活発にし、双方の地域産業を活性化するようなことはできないでしょうか。何も一度福岡や東京で物を売ってから、外国に輸出する必要はありません。あるいは温暖で年間をとおして安定している台湾の気候を生かして、低コストでつくれる商品や作物があります。

飛行機も新幹線もいくら整備して便数を増やしても、移動や輸送の手段でしかないなら、乗りたくなる、乗らざるを得ない理由をつくるしかないと思います。


トイレもジェル洗浄

2014-12-26 00:46:26 | トレンド

この前、初めて洗濯に使ったアリエールのジェルボールに続き(ぷちっと洗剤)、今度はジョンソントイレスクラビングバブル・トイレスタンプクリーナーを使ってみました。

こっちは2011年には発売されていたようですが、知りませんでした。たぶん、ドラッグストアやスーパーでは見かけていたのでしょうが、何かわからず、意識もせず、通り過ぎていたのでしょう。

ジェルボールと同じように、ジェル状の洗浄&芳香剤です。パイプから押し出され、便器に花の形としてピタッとつきます。私が買ったものは透明ですが、色が付いたものは、子どもが誤飲する事故が発生しているそうです。

実はスポーツクラブのマシンのモニターで、そのことを報じるNHKニュースを見て、商品そのものに興味を持った次第です。

洗濯洗剤の場合は、よほどその前に使っていた洗剤がおかしなものでない限り、ジェルボールがどれほど洗浄力があるか、実感しにくいものです。友人に二層式洗濯機が回っている最中、上から眺め、水が汚れていくさまを見るのが好きだと言っていた変わった人がいますが、ドラム式は一度ドアを閉め、洗濯を始めると、ドアはてこでも動きません。

でもトイレの場合は、洗浄力が目に見えます。これは結構、すごいです。

ただ、惜しいのは、においがいかにもトイレの芳香剤であること。しかも結構きつい。アロマや香をトイレでたいている人にはおすすめできません。